イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

シムーン 1−6

未来と指き〜り するのを〜やめ〜たのは♪(挨拶)
友人田中君に借りてガッと見ました。んー、「闇の左手」に「宇宙の戦士」を投げ込んで神林味と「ナバテア」テイストを振りかけて空色に染めて、ケニズムの星から来た生き物をぶち込んだ感じ? あのね。好きですよ。凄く。
百合百合しいとかいってるけど、ガッチガチのハード・フェミニズム・空戦ファンタジーやないすか。世界設定の彫の深さと、根性入った物語造形。敷居高いなぁ。好きだなぁ。バリバリヘヴィに人死ぬし。性決定つう一本スジのテーマに全員のキャラが絡まってるところが良い。そこに、ガッツガツのマジ戦争がイカス空戦で被って、僕は好きだなぁ。シームーンの設定が発掘兵器なのもイカスなぁ。なんも知らんところとか。リマージョンもかっちょいい。
以下、キャラ雑感。
アーエルさん 男前の不退転戦鬼。「人を殺してモラトリアムオッシャー」という、他の軟弱なキャラとは一線を画した本気も本気の戦争四つ相撲。ここまで迷わない主人公も珍しいが、男前なのでよし。でも不退転過ぎ、人殺しの才覚ありすぎ。素敵だ。ここまでぶっ飛ばしたキャラ造形を主軸に据えたしたのは、気を抜くとゆるくなりそうな気配があるこの作品にはいいと思う。心に傷負った巫女の扉を蹴りつけ、脱走脱出規則違反当たり前の行動力の人。戦争の汚れから目をそらしたい人全員に強引に戦争を突きつける。白兵戦も強い。
ヒキコモリ ネヴィリルともいう。第一話でゴッド死にした恋人が延々吹っ切れない。ある意味の女の子女の子ムーブをしているヒロイン。いつぶっちぎるのかこちらにカタストロフ感じさせてくれるのかギリギリ胃が痛む。しかしまぁ、戦争だからなぁ。こういうマニューバは必要ですよ。死んだ恋人のことを夢に見ては泣く。自分のミスで殺したからね♪
パラ様 男前二号。全体を纏めてくれる人。アーエルさんはもう前しか見てないので、この人がいないと作品は空中分解です。ネヴィリルラブが全開で伝わってくるが、それが届かないことも知っている賢い人。そしてそれすらも飲み込めるイカス人。ええな、この人。姉を救ってあげてください、ほんと。でもアムリアには勝てない。死人だからネ、相手は。めがねのアホにも付き合う懐の深さ。捨てた恋にはかずらわなず、状況全て自分の手で整理する第二の男前。アーエルを強烈にプッシュの方向。
めがね姉 カイムともいう。ガチい人。近親姦(被害者) 妹の陰湿交光線でチクチクいじめられるかわいそうな人。パラ様が本気好き。ラブ。でも妹の黒い影が物理的にも心理的にもながーく延びる。キッツイな。「なんてね」で誤魔化せないごまかしが得意。たまに塚本天馬並みにアホ。人生の特技はガードポジション
妹 アルティともいう。ガチい人。戦争よりも主に恋愛がらみで。近親姦(加害者)でありながら夢見る乙女という面白いポジション。秘めた黒さが嵐を呼ぶ予感。姉に自分の子供を生んで欲しいという凄い妄執の持ち主。姉妹のガチガチな鞘当が随所に顔を出すのが素晴らしい。あっはっは。人生の得意技は姉へのマウントポジション。そして姉へのバックスタブ。多分物理的に。
ツイン フロエともいう。子供っ子。色々ちょっかいを出してかき回す仕事。空気読まないお子様発言が得意技。やや背景。たまにすごく良いことを必要なタイミングで言う。
三つ編み 背景。
色魔 モリナスとも言う。巫女ファックオフ。凄く女性中心(つうかこの世界女しかいないわけだし)宗教な世界観に中指立ててる生き物。シムーンキチガイで、ある意味アーエルさんより空気読めてない。そして「戦女神の私生児(命名:オレ)」アーエルさんには遠く及ばない戦技。好物は唇。頭があったかい。
ペドっこ リモネとも言う。何の因果か声は能登。天才っ子。正しく子供でお菓子が好き。モリナスと同じく、アーエルさんを甘く見て手をかまれたゴッド甘ちゃん。でも流石に、死人の腕切り落とすとはおもわねぇよなぁ。可哀想に。抑圧されていたいい子だったが、「戦女神の私生児」アーエルに獣の生き方を教わり、トラウマ克服。「戦女神の私生児・妹」としてゴリと桜木のような関係に。よかったね。
濃い人 ドミヌーラともいう。特技は誘惑。別名メローディア(命名:オレ) ペドっ子に手を出して隊の掌握を図るも、アーエルさんの男前力でゴッド打消し。人間を操縦するには、男前力が一番、というシムーン世界の法則を身をもって表明。ペドっ子はアーエルさんになつかれたので、陰謀は失敗の気配。
アムリア 死んじゃったのでパラ様にぶっちぎりで差をつけて恋愛ロードをゴールしてしまった男前。いいひとだったのに。いい奴から死ぬのか。
敵国の皆さん 反則兵器にシグルイ力でブシドークレイジーかまして、泥啜りながら戦争してくる強い人たち。のんきな巫女国家からシムーン力で環境安全と青い空が欲しい。死病から回復するために戦う超本気人。特にアーエル&リモネと戦った人は本物の戦士。
あー面白かった。続きはハードに楽しみです。