イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ブラナイff

つうわけで日曜日はセッションでしたよ。
シナリオタイトル:ブライトナイトff第二話「黒いアームドギア」/ブライトナイトff第三話「ウッドポートの邂逅」
システム:アルシャードff GM;田中君
赤目君:ジーン・ジェニス:17歳男性:ブライトナイト1ハンター1ファイター4 帝国辺境の田舎町で、いつか旅立つ日を夢見ていたら遠大な陰謀に巻き込まれてしまった少年。白のアームドギア「白騎士」を操る。第三話終了とともに、対ヴァーチャーズ空中戦艦グラン・ヴェールを降りる。  つうわけで主役、背骨、大黒柱のジーンです。「心が折れて話から降りているのに、真っ直ぐ」という矛盾する離れ業をさらりとやってのけました。こういうダイナミックな動きがあるからキャンペーンは面白い。そこに至るまでのムーブも完璧で、ただ真っ直ぐ走るだけではなく、道の険しさとか主張しながら共感を得る強さはスゴいなぁとただ感心。

シェンツさん:ミィカール・ロブラリア:19歳男性:ブライトナイト3ソーサラー2エレメンタラー1 元OKRAの青年情報将校。帝国改革の意欲に燃えるも、ヴァーチャーズとの衝突により反逆者の汚名を着る。が、精霊の加護と共に凍りついた心の裏側には危うささえ感じる理想が萌えている。大型精霊砲塔「プリズム」を搭載した特殊機体を操る。  ジーンとは正反対のスタンスを取り、一番降りることの出来る立ち居地で歯を食いしばり続けるセカンド。とにかくジーンとの兼ね合いの切れ味が凄まじく、カメラがたくさん当たる立ち居地を的確にこなして、物語を太らせてくれました。話の流れも、他の人のキャラクターもよく見ていて、とにかく眼のいい動き方。巧い。

OKINAさん:"灰使い"ウィルド:40歳男性:オラクル5ウィザード1 オラクルだった妻子の遺灰を操る灰使い。常に泰然自若、英雄の導き手としてグラン・ヴェールになくてはならない存在である。男性ながらオラクルとして驚異的な支援能力を誇る。  ワキにして大人枠代表のウィルド先生。とにもかくにも丁寧なトスを投げつつ、周りを見て必要なタイミングでレシーブ。このキャンペーンはとにかくブライトナイトに光があたる構成で、そこを的確に見切り、全体のテンションを調整する動きがグッドです。

浅間さん:ルイス・アーヴィング:26歳男性:ミッショナール1ファイター5 ヴァーチャーズによって一度死んだ元従軍神父。教会上層部の改造手術を受け、さまざまな勢力との折衝を行うエージェントに。ヴァーチャーズに、縁のある街縁のある街燃やされている。ブライトナイトも超える耐久性能と、特殊神罰兵器"シュバルツ"の圧倒的な火力を誇る。  大人枠二号。といいつつも、独自のストーリーラインを構築しつつあるお兄さん。ブライトナイトっつーメインギミックと遠い位置にいる分、戦争組織としてのヴァーチャーズの横暴をがっしり受け止める立ち位置だなぁ、と感心。リソースが少ない中、キャラの静かな主張と主役組への目配りの良さで独自の立ち位置を、リソース侵食無しで構築。イカス。

オレ:"無貌の月(ムーンスライダー)"サリエル:外見27歳女性型:ヴァルキリー2パンツァーリッター1ゾルダート3 ラグナロクから活動を続ける降天使。第四次奈落調査隊に同行した際に奈落の浸食を受け、異端認定。以来帝国を離れ、GM社のエージェントに。ブライトナイト計画の裏に自らの折人に近いものを認め、グラン・ヴェールを一時的に去ることに。  つうわけでサリエル。キャンペーンハンドアウトを見たときから先読みを続けてきたわけですが、今回はそれを徹底的に表に出すムーブ。外れたら眼も当てられないわけですが、たいてい当たっていたので一安心。シナリオ先読み&その予断に則ってのキャラ作成と実際の動き、は悪い癖だなぁ。だがま、せっかくいろいろ設定の絡むキャンペーンなのでそれも必要だろう、と自分を納得させる方向性。

さてはて、キャンペーンの中盤戦です。ffのキャンペーンに共通なのか、一話と空気がごっそり変わった感じ。具体的にはスパロボから戦争に。メンツの問題なのかもしれませんが、人死にがぜんぜんヒロイックではなく泥臭いあたりが戦争です。プレイヤー、個人的なコネのレベルでも世界情勢のレベルでもかなり無力だし。
かといってそれがストレスなわけでもなくて、ひどい状況の中でギリギリといろいろやるちまっこさがとても楽しいです。あと、あからさまに本の記述とは離れたシーンをもぞもぞと作っていく感じが。アルシャは自発的なシーンセッティングがしにくい、ある意味ローラーコースターみたいな乗りっぱなしがおきやすいシステムなのですが。一回そこから離れて、キャラを練って彫って理解して、自力で積み上げた舞台の上に乗ると、別のどのシステムでも出来ない風景が見えるときがあります。このキャンペーンではそういう風景ばかり見えるので、とても楽しいです。
そこらへんはメンツに助けられてる部分あるなぁ。僕はアルシャ大好きなので、とてもいいシナリオをとてもいい面子で遊べてありがたいばかりです。キャンペーンPLだと、好きなだけマンチ力も発揮できるしね。ff最強の特技はディメンジョンフィールドですよ。とまれとても面白かった。次は間に挟まず最終回まで駆け抜けるので、終わりを楽しみに待ちますよ。サリエルも独自の話をまわし始めたしね。