イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

アイシールド21 22

稲垣理一郎村田雄介集英社。ジャンプの看板スポーツ漫画、22巻目であります。ナーガ戦も追い込んだ展開になってきました。なんかナーガ戦には言葉に出来ない違和感が会ったんですが、単行本でまとめて読むとなんとなく解ったような気がします。
アイシールドの面白さはアメフトという「チームスポーツ」の漫画であることだと思うわけですが、ナーガに「チーム」という概念は徹頭徹尾ない。阿含・一休の圧倒的才覚がとにかくクローズアップされるチームなわけです。結果(雲水は何とか「チームスポーツ」としてのアメフトをしようとして、結果好感度が高いわけだけど)チームプレイとチームプレイのぶつかり合いという化学変化がなくて物足りないのかなぁ、と。
ホワイトナイツにしてもガンマンズにしても、図抜けたエースはいてもきっちり粒の立ったキャラ同士の連帯が合って、それがプレイにも出てた。デビルバッツはジャンプ主人公なので友情努力勝利の方程式にしたがって「チームスポーツ」しなければいけんわけで、それを拒否したチームであるナーガ戦はどうにもかみ合わないのか、という感じでございましたよ。
そこを考えると、この漫画は本当に古臭い友情努力勝利漫画でありまして、それをきっちり「チームスポーツ」という枠に落とし込んで面白いのはスゴい。いい漫画だ。そしていいところで引いたなぁ。続き気になるよ。