イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

いやキャンペーンというものは面白いものでね

つうわけでなんか間が空いたけど日曜日に遊んだセッションの話をするよ。アルシャードガイアキャンペン「ロストレクイエム」でごんす。
シナリオ:ロストレクイエム二話&三話 システム:アルシャードガイア GM:田中君
浅間さん:シオン米原:16歳男性:ルーンナイト1スカウト1レジェンド3→4 "約束の剣"に選ばれし若きクエスター。普段は気弱ながらも前向きなおさんどん青年だが、クエスターとしては相棒のジェイロードと異形の甲冑を操る優秀な戦士。クエスターとか難しいことは良くわからない係。
いや、いい角度で真っ直ぐを投げる、素晴らしいPC1です。浅間さんは結構切れる玉が得意なんですが、シオンは柔らかめの球筋でありながら速度が出るロールプレイで。それが「PC1だしねぇ」ではなく「いいキャラだよねそれ」で受け取れるあたり、むむやるなと唸る風情。すばらしか。
赤目鴉くん:ジェイロード:男性格魔剣:ソードマスター1ダンピール2オーバーランダー2→3 ミッドガルド出身の魔剣。元はクエスターでありアスガルドに虹の橋を渡ってたどり着くも、最後の最後で己の過ちに気付き引き返した。贖罪の手段として選んだ姿は界渡りの魔剣。シオンの相棒。
超裏技がかり。
常にシオンを立てる素晴らしいバディ振りで有名なジェイルですが、三話において「オレはこのNPCに共感しちゃうしそうしたらシナリオ進まないからこいつらとは絡みません」という凄まじい高等技術を放つ。凄いのは「ロールプレイをしない」という一見不利な行為なのに、「それはしょうがない」と逆に共有を深めている点。ありゃ出来んね。
OKINAさん:"塔守"エヴァリーナ=ニムロッデ:16歳女性:ブラックマジシャン1ホワイトメイジ1アルケミスト3→4 ワイヤーを利用した三次元魔法陣の使い手。蓮っ葉な中に覚悟をのぞかせる魔法使い。ウェットだけどそこまで割り切ってねぇよ係。
ビミョーにモティベーションがふれる中、徹底した小回りの巧さを見せ付けるプレイングでしたよ。こまわりっつううか、他の人ともキャラクタ・モティベーション衝突をとにかく避けつつ、他人に鳥栖を出して自分も拘束で拾い、最適のタイミングでスパイクする技術。ようは周りが見えてる。
シェンツさん:レノマ:19歳女性:ファイター1ホムンクルス1マシンヘッド3→4 総合葬送商社FC社が作成した、現在なき者にして殲滅者(アナイアレーター)にして聖遺物砲"グリモワ"を操る戦士。徹底して知りこんなロールプレイから一気にカードをひっくり返して動きを主張したよ係り。
素晴らしいグダグダぷりと、決めるタイミングを絶対に外さないロールプレイ感と、キャンペーンの物語の波を完全に見切ったキャラクタ転換を見せ付けていただきました。いやすばらしい。
オレ:八雲雛乃:18歳男性:ニンジャ2ミスティック2ソードマスター1→2 八雲流忍術宗家。何者にも仕えずただ闇を切る刃としての宿命に生きる男。魔糸"娘道明寺"の使い手。もう道は決まってるから迷わないけどたまには煮えるよ係り。
さて、ffになってからのアルシャード公式キャンペーンといえば三話から超高速の煮えが展開されることで有名ですが、今回も迷わずささりましたよ。話の展開の仕方、モティベーションの上げかた、叙情性。どれをとっても素晴らしいシナリオであり満足。
今回は特に、ねっとり濃いシナリオに「信頼」をキータームにした絶妙のロールプレイが炸裂しとても面白かったです。「こいつはオレのロールプレイ領域を踏み荒らさない」「こいつならこの台詞の意味をわかってくれる」「こいつは面白い」そういう「信頼」があると、ロールの躊躇いがなくなり、他人を良く見るようになり、けっかセッションは素晴らしくなります。
まぁようはそういうセッションであり大満足。いやはや、やっぱりTRPGはね、面白いですよ、スゴクね。