イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

鉄のラインバレル 6

清水栄一下口智裕秋田書店。「アキタの赤い雑誌」RED唯一の直球ロボマンガ、六巻目でんす。今回は新キャラの登場から一段落まで、一巻まるまる長尺で使いきってのエピソード。コマと紙の使い方が全体的に贅沢で、あんまり急いだ感じがしない話の作り方にまず好感を持ちました。まぁ今までボー一がガール&ロボにミーツする話しばかり軸にしていたので、今回のしっとりしたちょっと伝奇っぽいお話は、いいアクセントになったかと。
んで新キャラですが。宗美さんは登場エピソードになる今回のお話がしっかりしてたこと、好みのお話だったこともあって好感触。タリスマンももったりした重量感と騎士っぽい小物のつけ方がかっこいいです。道明寺君の突然の身の乗り出し方とか、衝撃のヒキとかに驚きもしましたが、そこらへんは次で解決してくれるでしょう。
今までこのマンガ、ちょっと多すぎるキャラに引っ張られてる感があったんですが、今回は一巻四話でキッチリ話とキャラクターを書ききり、出すべきキャラクターを写してそうじゃないキャラは後に回す、という思い切りの良さを見せました。その小回りのよさを見ると、次にも期待が持てるというモノです。JUDA陣営も役者がそろってきたところで、強烈なヒキを見せた今回。次の巻でどうなるか、注目ですな。