イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

マリア様がみてる 8

長沢智今野緒雪集英社。漫画版マリみて、略して漫みてもついに最終巻でございます。終わるタイミングは三年卒業ということで、ドリノリあたりは見られず。残念だなぁ、と思う気持ちがないわけではないですが、それよりも丁寧かつ原作への愛情溢れたこのマンガが、いい場所でしっかり終われたことへの安心感のほうが強い。
キャラクターデザインもひびきデザインに引っ張られすぎず、かといって過度のアレンジもなく、漫画の中で生き生きとは得るようにかわいらしくデザインされていたわけで。内面描写が内分を、漫画特有の可愛らしさで埋めて、きっちりマリみてしていたこのマンガが、僕はとても好きだったわけですよ。唯一の心残りは、最終巻で智先生の一言がなかったことかな。
やっぱ原作がある、ということは原作のままを大半の人が求めるということであり。でも、メディアが違えばもちろん違うものになり、最善を尽くしても変わることは避けれない。なら、変わる部分を見越して操り、むしろ利点にすればいい。口で言うのは簡単ですが、実際にやってのけるのは困難の極み。そんなメディアミックスの荒波を、見事な愛情で乗り越えたいい漫画だったと思います。うむうむ。