氷川へきる、電撃コミックス。三年越しででた最終巻。ちなみに一巻が出るまでは四年かかった。まぁそんな感じの、へっきー先生の漫画。一巻の作りこみが異常だったので、今回もそのレベルを期待していると正直肩透かし。というか、一巻がやりすぎてるだけなんだけど。へっきー先生の漫画はグダグダしているので(良くも悪くも)、脱線したほうが楽しく感じるわけで。
んじゃあ面白くないの、といわれると面白いようん。くるみは可愛いし、相変わらずひどいし。ひどいって言っても、TG天使ジャイ子ちゃんよりはまともだったけれども。出版をベホイミ→ジャイ子→これにしたのは、ジャイ子のあまりにあまりなグダグダ加減を、比較的漫画になっているもので挟んで食いやすくするためなのかしらん。
話しをまろまゆに戻すと、漫画しているところが四割してないのが六割、って感じで。へっきー先生はどんどん漫画から逸脱していて、まぁそういうところが好きなんですが。どろーっとだらーっと、細かく細かくくすぐっていくギャグの造りはやっぱり気持ちがいい。これで終わりなんだけど、あーおもしろかったですっきり終われるのは一種の人徳だなぁ、などとも思う。まぁ単純に徹底してライトなだけかもしれないけど。