イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

絶対可憐チルドレン 14

椎名高志小学館。気付いたら14巻目の週刊エスパー漫画。今回は過去話に、デスノのパロディーに、パンドラとブラック・ファントム三つ巴話の三本立て。どれも色合いが違いますが、どれも面白くて非常によい。デスノ以外は、ふるっくさい被差別エスパーモノぽくて非常にグッドです。やっぱ異能力者モノは差別されたり隔絶されたりしないとね!
んで。椎名先生はキレのあるギャグとたまに混じるマジのバランスが非常によい漫画家であり、デスノ話は前者の力がかなーり発揮されたエピソードだったなぁ、と思います。きっちりパロディとして仕上げた上で、エスパー漫画のエピソードとしても切れ味良く書いているところが、非常によい。一見能力バトルに見える運びなんですが、細かくエスパー漫画だなぁ、と。兵部の動機と動きとか。
しかしパロディにしても細かい萌えムーブにしても、椎名先生が凄い勢いでギュンギュン最近の流れに擦り寄っているのが良くわかります。いま一巻とか見返すと、マジ別の漫画。それをあざといとか、見苦しいと蹴るのは簡単ですが。そういうガツガツした部分と、それがある程度以上に噛みあって機能している辺りに、僕はなかなか興味を惹かれるのです。