イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ヨルムンガンド 5

高橋慶太郎小学館。GXの鉄砲漫画五巻目。通常版まで二週間とか待ってらんないわけで、つい先行限定版を買っちゃった。限定版っても、イラスト纏めた冊子が着いて来ただけなのですが。わりかし良い出来であり、漫画のほうも表紙が凝ったつくりで結果的に満足。
ガワの話ばっかしておりますが、中身のほうも相変わらず安定。鉄砲バンバン漫画のワリには、油っぽくなく、かつ埃じみてないところが良い。今回のネタはバルカンに医療政治系NGO民兵と、デリケートなのをチョイスしてきました。どれも、踏み込んだ描写は避けてはいますが。描かれると多分重いし、一巻で終わらないからね。フレシェット砲弾は03年にイスラエル軍が使ったとか、そんな話しを聞いたような聞かないような。
ヨナと同じように、読者もわけのわからんメンバーに突然投げ込まれ、その当惑を抱え込んで読むのが、この漫画の特徴なわけですが。五巻続くと、流石にキャラのエピソードとかも出てきます。レーム、バルメ、ルツと来てマオさんにカメラが当たり、「あやべフラグ」とか思いましたが、何とか生存しました。
けど次の引きはオーケストラみたいな、ボンクラ力溢れるブッ殺し屋。誰か死んでもおかしかぁない流れであり、同時に死んでほしくは無し。サクッサクと人死にがべたつかないところが、この漫画のいいところだと思うので。死ぬときは死ぬんでしょうが。そこらへん気になりつつ、丁寧に引っ張って終わりました。うむー巧い。