鈴木央、小学館。サンデーのへんてこ番長漫画四巻目。今回は5VS5のアイドル番長軍団対悪の番長連合という、21世紀にやるにはあまりにレトロなお話。まーレトロだろうがなんだろうが、漫画としての勢いがあるので問題ないですが。その勢いが懐古と切り離せないのは否定できない事実ですが、どうだっていいじゃないそんなこと。
とりあえず、相変わらず卑怯番長がセクシーだったので満足です。目と腹筋がチャームポイント。卑怯さんに限ったことではないのですが、この漫画の筋肉描写は一部除いて程よくマッチョで、非常に好みです。ナオンちゃんも肩幅広くて可愛いですね。夜子とか。肩幅広くないナオンちゃんも可愛いですね。拳ちゃんとか。
キャラはさておき、中身は古きよきジャンプフォーマットに則った、一対一変な戦場でバトルを繰り返す形式。なんですが、四人×四人を終わらせて単行本一巻という驚異的な速さ。前半は合流シーンに紙幅を裂いていることも考慮すると、非常に早い。理屈を色々すっ飛ばしているからなんでしょうが、その上で漫画としての食い応えというか、満足度が落ちないのは凄いことだと思います。
