イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

3月のライオン 2

羽海野チカ白泉社。魔窟アニマルでチカ先生が描いてる、青春将棋漫画二巻目。六ヶ月ぶりに単行本が出て読んだ。やっぱアレだな、この人漫画巧いな。一巻が登場人物紹介って感じで、川本家の人たちのエピソード大目だったのに比べ。今回はガッツリ主役レイ君にフォーカスを合わせた、つまりは主題である将棋にも焦点が寄ったお話であります。
いい人ぞろいの川本家だけではお話が沸騰しないということか、義姉の香子さんも出てきてピリピリドロドロした勝負の世界のお話が続く流れ。ここら辺はレイ君の青春まっしぐらぶりに引っ張られる形で、ぐいぐい読まされる。香子さんが物語の牽引役として非常に優秀で、レイ君がだんまりで隠している黒いものを表に出してくれる、非常にいい仕事ですね。
川本家の人々は相変わらずかわいくて。今回はヒナちゃんの出番が多かったですね。かわいいですね。そして何より、二海堂くんがナイスガイ過ぎて逆につらい。眩しい。モトネタ踏まえるとこの子退場しちゃうので、そんなにピカピカ光らないで欲しい。寂しくなっちゃうからね。でも、二海堂君がピカピカしているから、この漫画は面白いし……。贅沢な悩みだね。
将棋エンジンも青春エンジンもいい感じに回り始めて、いい速度で漫画ルートを走っている感じです。勢いを失うことなく、この丁寧さで漫画を続けて欲しいところですね。うむ、面白い。