イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

足洗邸の住人たち。 9

みなぎ得一ワニブックス。みなぎ先生のへんてこ妖怪漫画、九巻目。ダイダラ編が終わって、序盤みたいなゆるーい展開にするのかなぁ、と思ってたら普通に中央七十二柱の魔神強硬派が敵に回った。まーハッタリの効いたバトルはこの漫画の華でもあるし、バトルがなくなったからと言ってゆるーい展開が消える漫画でもなし。つまりは、よろしい展開ということで。
両極に振れても「まぁ面白いからいいや」ですむキャラの強さがこの漫画の面白みだと思うわけですが、そこらへんはみなぎ世界観の懐の深さというか、他の漫画では主役張るメンバーを脇に置くが故の設定の濃さというか。濃くキャラ立てるのが得意なのもあってか、今回メインを張ったオセ、アイムの二大魔神も良く動いています。特にアイムの全開モードは、アメコミっぽくて非常にベネ。
あ、あと福ちゃんがまたナオンちゃんとフラグ立ててた。菊花紋の白子巫女つー、またアブなげな新キャラと。福ちゃんはナイスガイなので、出る人外ナオン全部とフラグ立てても「まぁいいや」ですませられる。キャラのイヤミの無さも、みなぎ先生の得意分野の一つなのかなぁ。とまれ、そんな面白いナイスキャラがコメったりバトったり。いい塩梅にみなぎ味を維持したまま安定しており、やはりいいなぁと思ったりした。