イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

鋼の錬金術師 23

荒川弘スクウェアエニックス。終盤戦が続くハガレン二十三巻目。今回の取り組みは、アルと余りモノ連合軍VSプライド&キンブリー、アームストロング姉弟VSスロウス、そして人間兵器マスタング大佐VSエンヴィ。メインはマスタング大佐の完成された人間兵器っぷりなのですが、余りモノ軍団の大活躍が思いのほかよかった。ライオンさんの最初の台詞とかね。ヨキ再登場とかね。本当に、荒川先生はキャラの拾いが巧い。
そして、イシュバール戦線で活躍した人間兵器どもの本領発揮。マスタング大佐強すぎ。何だアリャ、という強さですが、一巻使って「如何にしてロイ・マスタングは人間を破壊する手段を磨き上げたか」はやってあるので、違和感はないですね。同じ場所に居たわりに、戦闘面に不安が残っていたアレックス君も姉のピンチに大奮起。こっちは錬金術というより、でたらめなフィジカルの強さですが。
大佐VSエンヴィ戦はぶっちゃけワンサイドゲームで、見所は大佐の無双ブリと復讐心の捨て所だったわけですが。今後どっかで顔を出すだろう、殺意の捨て方をここでやったのはいいタイミングだなぁ、と思います。この漫画は結構人が生きたり死んだり、ということから逃げない漫画であり、ぶっ殺すつもりだけでぶっ殺しているとどうにもならん、ということからも逃げていないわけで。今回出した結論が、漫画自体の結末とどう絡んでいくか、が楽しみです。