イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

真月譚 月姫 8

佐々木少年メディアワークス。二ヶ月連続刊行! な佐々木月姫八巻目。なんつーか、前回の鬱憤を晴らすが如く、ずっとシエルのターン。アルクは画面端でちょこちょこ写る程度。そんなにシエルが好きか佐々木少年。僕も好きだ。アルクルートで拾ってなかった伏線や設定を、秋葉&シエルを出しつつ回収、みたいな地味な展開。戦闘自体はあるんだけどね。
とにかくシエル。ヒロインから脱落は規定路線だとしても、話からは脱落させん! という気概を感じるくらいのお話の纏め担当加減。志貴がなんか決めるときって、八割シエルからのトスを打ち返して決めてたような気がする。秋葉はまぁ、なんだ、その。ラスボスとの因縁という意味では同じなんだけどねぇ……。なまじっか社会的インフラが整っていたゆえに、便利アイテム化してしまったというか……。
あと地味にロアさんのヤンデレ講座が進行してた。主人公不在で。そりゃま、特に因縁も関係もないからな、画面端でやるしかない。でもいいヤンデレぶりだったとは思う。ここで粘着質にアピールしておかないと、全然印象に残んないからね。そういうところもひっくるめて、クライマックス直前の印象・情報整理に徹した一巻だったと思います。