イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

絶対可憐チルドレン 21

椎名高志小学館。超能力ジュブナイルの二十一巻目。今回は抜きっぽい夏休みエピソードと、パンドラの子達が転校してきたお話の二本。夏休みの話は、いい塩梅にドタバタしていて、ベテラン椎名高志の本領発揮という感じ。初音も久々に出てきて良かった良かった。転校エピもそうだけど、キャラを大量投入した上で粒を立たせる戦術は贅沢だなぁと思う。
転校話のほうはま、まだまだ掴んでる状況。とはいえ、BABEL VS パンドラ VS 黒い幽霊つー三すくみが、学園生活サイドでも組み込まれそうなのは美味しいセッティング。単純に、パンドラ勢の出番増えるの嬉しいしね。あと、見落としてたけど絶チル世界ってまだソ連なのね。内務省も健在だし、見えにくい部分のハードさが太い背骨になってるかな、って感じします。
んでま、今回の巻末遊び。矢吹先生が承認してるかどうかはさておき、ちょっとアブない感じのネタで笑いました。書きながら気付いたけど、中の人が戸松つながりでもあるのか。マッスル先生が想像通りの優秀な外交官だったり、細かいクスグリも相変わらず巧くて、安定してるってのはいいことだと思いました。緩急の緩よりの内容でしたが、この漫画のいいところが出てた巻だと思います。