刀剣乱舞の夢を見た。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月25日
夢の中で、私は少女であり審神者だった。
麗しい青年たちに胸をときめかせつつ、歴史の整合性など守っていたが、戦いを重ねるうちにふと恐ろしくなった。
私は彼らを複数のヒトガタと認識しているが、彼らは世界をどう認識しているのか。
器物の世界で、私は愛されているのか
近侍に「お前はどのように私を見ているのですか」と問う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月25日
落ち着いた声をしたきれいな男は、「まるで様々な色合いの立方体が重なり合うようですよ」と答えた。
檸檬の黄色、茜の赤、銀鼠。
「だいたいあんな感じです」と指差した先には、新聞から切り抜いたカンディンスキーがあった。
よろめきつつ走り抜けて、他の男達にも問いかける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月25日
家紋の集合体のように見えているもの。
森のごとく認識するもの。
猫の群れ。
皮一枚剥げば奴らは怪物であり、私が彼らを見るようには、一人も私を見ていなかった。
ぐにゃりととろけた世界はダリに似ていた。
あまりにもイライラしたので、絵筆を取って叩きつける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月25日
夢らしい万能人っぷりで見事に描かれた抽象的な絵を見て、カレはいつものように柔らかく笑った。
「ああ、あなたそっくりだ。とてもきれいで、優しい感じだ。上手ですね」
安心した。
以来、たくさん絵を書きながら審神者を続けている。
そんな風に私の世界は修復されたのだけども、一つ不思議な事がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月25日
私の描く絵には、ことごとく顔がないのだ。
そんな夢を見ました。
アニメの夢を見るのは久しぶりなので、多分僕は刀剣乱舞花丸が好きなんだと思います。