フレームアームズ・ガール：第7話『VSフレズヴェルグ＆FAガールはじめて物語』感想ツイートまとめ

FAガールを見る。
ボンクラプラモ娘とボンクラ女子高生の平和な日常に、鏖殺の凶鳥がやってきた！
かくれんぼして、フレスヴェルグと戦って、敗北感に打ちのめされ、プラモの製造工程を確認し、パワーアップのフラグを立てる。
盛りだくさん賑やかでありつつ、案外カッチリした流れのある話だった

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

今週は全体的に勢いが良くて、24分で4つくらいの話をやっていた。
最初はあおのいない間のガールズライフが、かくれんぼを通じてじっくり描写される。
ガールズ縮尺にきっちり寄せた作画は、普通の部屋なのに異界のように思え楽しい。ガリバー効果というやつだろうか。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

無邪気にかくれんぼに興じるガールズは10歳時全開で非常に可愛らしく、勝手気ままに野放図で、あるがままわがままに誰も傷付けはしなかった。
いや結構暴力的ではあるのだが、シャレですむ範囲内というか、共同体の内部で許容できる暴走というか。気の置けない距離感が出ていて素晴らしい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

レイアウトとアングルに凝ってくれたおかげで、かくれんぼという地味な遊びにもキレがあって、見ていて飽きない。
遊びの中でガールの個性も見えて、こういう転がし方はいい。二万時間くらいずっと流していて欲しい。（異形のアニメ的存在が、手触りのある日常を過ごす映像ジャンキーの意見）

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

特にバーゼの策略で「あおがかえってきた！」と尻尾ブンブンする轟雷は二億兆点。合格。何かに。
ガールは邪悪で自分勝手でバカなクソガキだが、みんなあおが大好き。愛でつながるハッピーハードコアな関係性が、脳髄を強烈にえぐる。皆幸せに、仲良く暮らして欲しい。（異形日常アニメ実篤の意見）

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

他にも即座にルールをぶっ壊して結託する双子の邪悪さとか、グダグダが限界値を突破しそうになるとクールに状況をまとめてレールに戻すアキ子の優秀さとか、キャラがよく転がってるかくれんぼだった。
手を変え品を変え、こういう感じの映像をドシドシ見たいものだ。ほんとお願いします。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

そしてフレズがやってきて、無敵の轟雷をボッコにする。ガールズの例にもれず、フレズも脳筋バカガキで最高。
轟雷が涼しい顔してバトルマニアだということは、これまで結構描写されてきた。なので、負けて凹む流れは巧く物語のウネリを作っている。やっぱある程度は起伏があった方がいいな。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

フレズに「無敵の轟雷に勝つぞ！」と事前に言わせることで、このアニメにおけるバトルの基本線が思い出され、その後の凹み→修行展開が飲みやすくなる。
アホバカだけで回していると思いきや、こういう小技をしっかり使ってくるのがこのアニメらしい。正直、ホビーバトルアニメとしての側面忘れてた。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

轟雷がワンショットで倒す無双展開もパターン化していたわけで、ここで負けるのはとても良いと思う。
花火で『楽しい』という感情を知ったように、今回は『悔しい』という気持ちを知る。AIの感情獲得物語/クールな10才児成長物語という基本線があるのは、とても良いことだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

凹み暴走する轟雷を見て、あおもマスターとして出来ることを探す。C調でテキトーなのも面白いが、それもピッと背筋を正し誠意を見せる描写があってこそ。
サブキャラがワイワイ楽しいのも、あおと轟雷というW主人公がちゃんと立っているからこそなので、ここで主従心を入れ替える展開は素晴らしい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

そこから"まんがはじめて物語"をベースに"アンパンマン"と"超電磁砲"と"0083"をパロった何かが始まるとは、全く予想もしていなかったが。
おそらくアニメ史上、最も丁寧にプラモデルの製造過程を追いかけたアニメとなった。他に比べる対象があるかは知らんが、ガチコトブキヤだった。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

ブキ子の解説はよく取材され、コンパクトにまとまった、素晴らしいプラモ製造入門だった。
パロディも交えてハイテンションに、実物への購入導線をこの角度から引いてくるのは想像していなかったし、やられると楽しい。無茶苦茶ではあるが、無茶苦茶なのが楽しい。やりたい放題し放題である。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

SD化されたガールたちも可愛かったし、製造工程の職人芸には唸らされた。FAガールらしい、カオスで面白い奮起シーンだったと思う。
…終わってみると、『強敵に鼻っ柱を折られ、迷走し、仲間の支えで立ち直る』という王道展開をキッチリやりきってんだよな。変な萌えアニメだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

というわけで、色んなことがたくさん起きて、シッチャカメッチャカだからこそ楽しいという、FAガールらしいエピソードだった。
ドタバタ劇の中に次回以降につながる起伏をしっかり入れて、キャラの新しい表情が見れるのもとても良い。フレズとの再戦はとても面白くなるだろう。来週も楽しみである。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

あ、スチ子が被害担当不憫キャラとして固定されつつあるのは、ちょっと気になります。皆幸せに、仲良く暮らして欲しい。
轟雷はもっとエサあげないとダメだよ～。殴るのはホドホドにして、そろそろ濃厚なキャフフも欲しい。オチにしやすいキャラだというのはよく分かるけども。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日

追記

FAガール追記。
だんだん存在感を出してきてるフミカネ先…充電くんだが、今週は寝ちゃったバーゼにひっそり充電したり、錯乱した轟雷を慰めたり、『物言わぬが、優しく純朴な妖精』ムーブが冴え渡っており、良い仕事だった。
ああいう優しいやつがいると、不思議な世界に潤いが出るなぁ。好きだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月15日