戦姫絶唱シンフォギアAXZを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
ついに降り立つ神の力。大いなるものに捏造された人形が、人への妬みを振りまきながら轟く。無垢なる怪物との戦いの果て、黄金の光は神殺しの英雄に宿る。
最終決戦一歩手前、アダム相手に状況が転がるお話。色々ピースがハマる謎解き回でもあったか。
そんなわけで、アダムの神降ろしが成功し、ティキがキモい巨大怪獣になって大暴れな回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
味方になった途端頼もしさが十倍くらいにアップするサンジェルマンは、正しくシンフォギアの手弱女の系譜を継いでいるといえる。迷いなく戦えるなら、本来あのくらいって話なんだろうが。
戦場に立ってる人数は少ないが、結構状況は動いた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
アダムがカストディアンの製造した超人候補だったり、そのコンプレックスが人類超越の野望を彼に宿らせたり、ティキの妄愛はフランケンシュタインの花嫁だからこそだったり。
盲目の愛を捧げるティキにどこか冷たかったのは、同族嫌悪か。
巨大な怪物の姿で、ボーボー街を燃やしつつ、ティクはあくまで夢見る少女だ。愛するアダムを最優先に、難しいこと考えず(考えられず)に大暴れ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
そのミスマッチが、醜怪さと痛ましさを加速させていたように思う。造物主に焦がれ、ただ純朴で真っ白な狂気を捧げる少女。醜くて、悲しい。
ティキも大量殺戮者、同情を寄せる余地はないのだが、どーにも個人的ツボをついてきて困る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
ハグを餌にバカを誘導するアダムの小賢しさが、人形の身がわかった今となってはおぞましい。捨てられた人形で居続けることに耐えられなかった男と、それこそがアイデンティティだった女。凸凹だ。
神なるものに捨てられ、損なわれた過去を埋め合わせるべく世界規模のやけっぱちを敢行する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
アダムの姿は一期のフィーネにも似ていて、カストディアンマジロクでもねぇなと思った。五期で触るネタなのかねぇ…それはさておき、完璧なる英雄志願、肥大した誇大妄想は、ウェル博士にも似てるか。
己こそが完璧であるという驕りが、長年追い求めてきた金色の神力が目の前で素通りし、愚かなる無垢に宿る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
長年探求してきただろうタロットの暗喩も読み解けない辺り、やっぱりアダムは小物で三流なのだ。神謹製の超肉体で、全てを押し流しては来たものの。
肥大化した自我を世界規模に拡大し、マクロコスモスによるミクロコスモスの塗りつぶしを狙うアダム。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
捧げた生贄の数を刻みつつ、支配なき世界の個人的な夢を世界に押し付けようと願うサンジェルマン。
人が心のなかに持っている尊厳、意志というミクロコスモスを蔑ろにしてるのは同じだったりする。
アツい共闘でなんとなーく許されムードが漂っているが、サンジェルマンは落とし所がかなり難しいキャラだと思う。響神化という一大事件が終わった後、彼女がどうなってるかは気になるところだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
こうして見ると、一人ひとりと手を繋ぐことしか考えてないわがまま響が神に選ばれるのは、皮肉かつ正着か
ナチスが追い求めていた神の子殺しの聖槍=ロンギヌス=ガングニール=立花響という連想の連鎖は、無理筋オカルトの豪腕此処に在りという感じで、非常に楽しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
本来結びつかない要素を、共通点を強引に見つけ出して星図と繋げる。異端にして正当な無茶で、ゲラゲラ笑ってしまった。素晴らしい
思わぬ要素が本筋に絡んでくるのは、他のネタも同じだった。第1話で助けた飛行機が逆転の奇手に繋がったり、シリーズまたいで背負ったスペースシャトルが情報リークの出処だったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
勝手にやった人助けが、結果として英雄を助けるというのはとても好きな構図だ。シンフォギアらしいアホさもある。
過去の伏線を一気にかっさらいつつ、風鳴宗家が乗り出してきたり、カストディアンを匂わせたり、未来に繋がりそうな要素もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
シリーズ全体の大きな絵はさておき、とりあえずはVSディヴァインウェポン、一応の決着である。響の身勝手な人助けが、勝因全てを支えているのは良かった。
しかしゴッド響に成長し、今回のラスボス担当するとは…ほんと良く暴走するなこの子。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
神力が『智慧もの気取りのクッサイ雄人形より、無邪気な女の子がいいや』って言っただけで、響が悪いわけじゃないんだけどね。
今季は帰る場所の描写が分厚かっただけに、怪物化は悲しい。
今回ボコボコぶん殴ってたティキと、神パワーを手に入れた響がなんだか似た外見になったのは、皮肉というかなんというか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
響はティキが自分と同じ『恋する乙女』であることも知らないまま、覚悟を決めてドリルでぶっ壊したわけだけども、次は自分が殴られる番、となるのかな。
その時、響が必死に蒔いた人情の種が、サンジェルマンの心にどう芽吹くか。局面変わって、押さえつけられていた他の奏者も顔を出せる舞台だろう。アダムもこのままボーっとはしていないだろうし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月17日
色々あった四期と、シリーズ全体の総決算。それが見えるクライマックスを期待したい。来週も楽しみだ。