アイドルタイムプリパラ 第24話『勝負っす!シオン先輩!』を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
にの登場以来引っ張ってきたシオンとの因縁に一つの決着が付き、ついにシオンがにのをライバル/弟子/アイドルとして認識する回。
こういう話がプリパラの外で展開するあたり、アイドルタイムっぽいなぁと思う。
話は子供のケンカをアイドルが収めるという、非常に児童アニメした普通の展開…なんだが、『みんなで仲良くしましょう』というきれいな結論を、主役が全く受け入れられていないのがプリパラか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
パジャマパーティーだと各々の好みを尊重してやれてるのに、どうして紙芝居だと結論蹴っ飛ばすのやら。
シナリオゲストのひな&のりお&テルコはいかにも児童アニメという感じの書割なんだが、癖の強いレギュラー陣と噛み合わせることでイカニモ感が逆に走って、変な味が出てた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ひねくれて喧嘩してたはずののりおが即座に紙芝居に没入したときの、トンチキなグルーヴ感はなかなか良い。オフビートだ。
第18話でザックリパパラ宿のプリパラを復興させ、アイドル伝導物語も別フェイズに入っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
プリパラの『外』に影響力を伸ばし、女児に人気のブームになってる描写が入るのは、地道なサクセス・ストーリーとして本筋展開してるアイドルタイムらしい。一気に世界制圧とはならんわけだ。
プリパラと現実を等価に展開して、地面に足つけた『もう一つの現実』としてプリパラを描こうというのは、アイドルタイムの基本線かもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
今回のライブを『外』で見てる描写が入ったのも、そういう地道な風情を強調する演出か、ただなんとなく、か。プリパラ内に嵐が起きた時解るかな?
一方シオンは大人気なく『関係ねぇ、戦いてぇ。戦って勝ちてぇ』という大人気なさを全開に、にのをブンブン投げ飛ばしていた。柔道勝負に至る道のりがザックリしすぎである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
今週はシオンのハンサムぶりを押しのけ、圧倒的な変人感が剥き出しで楽しかった。ホント頭おかしくて顔がいいなあの女…。
プリパラのアイドルたちはあんま『みんなのため』とか考えないわけだが、にのは子供の応援に報いるために頑張ったりもする。そこら辺、人格優秀なリア充って感じが強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
結果として奇人ばかりが集まっているが、世間とうまくやれてる常識人だって、プリパリで夢見つけていいのだ。いや、にのも変だが
マトモな後輩が良い話にまとめようとするのを、真剣師のエゴ剥き出しで片っ端から否定するシオン。ここら辺はダイナシ紙芝居と呼応する、自分を抑えきれないアイドルの個性描写だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
『個性』『個性』と言えばきれいに響くが、中身は穀物戦争と、大人気なく小6をボッコにする中2である。そこが良い。
プリパラで『抑えられない個性』『捨てられない夢』は別に無条件に良いものとしては描かれていない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
泥まみれで、制御不能で、他人に迷惑ばっかかける厄介な荷物だ。でもそれは捨てられないし、振り回すのもやめられない。視野は狭く、他人のことなんて顧みず走ることで、生まれる道もある。
今回のステージは、にのとシオン、二人のエゴイスティックな道がようやく交わったご褒美なのだろう。脇出しすぎだよあの衣装…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
にのが今回、迷いのない全力勝負で魂の強さを見せつけるまで、シオンにとって名前を覚える必要のない相手だった、ってことでもあろう。ホントバトルジャンキーだなお前は
反面、身内になった相手には情の濃い女でもある。にのにかまけている間にドロシーがスネそうな気配もあるが、まぁあいつシオン好きすぎ人間だから大丈夫だろう、多分。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
にのという対応後輩が出来たことで、ドロシーの面倒見の良さ、さみしがり屋な部分は良く表に出てきてる気がする。これも面白い。
というわけで、にのとシオンの関係がネクストステージに入りつつ、プリパラの『外』を描写しつつ、というエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
フツーの道徳話を、レギュラー陣の性格の悪さが踏み荒らすことで妙なテイストが出ており、結構好きな話だった。調整されたダイナシ感は大事だ。
次回は(っても既に放送済みだが)、チマチマ伏線を張っていたパパラ宿のボーカルドール達の話が、本格的に回転しそうなエピ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
次回予告の段階でかなりドラッギーだが、どんだけかっ飛ばしてくるのか楽しみである。なーんで森脇監督はサイケデリックな幻覚描写が、あんな好きなのかなぁ……。