刻刻を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
欲望と業に満ちた、永遠の6:59。時間停止異能ヴァイオレンスファミリーアクションの第2話。
ガッと作品に引き込む第1話を受けて、色んなルールを説明してくれるエピソードだった。持ち前の泥臭さとファンキーな笑いは健在で、暴力とサスペンスもキッチリ。ヤッパおもしれーわこのアニメ
というわけで、ヤクザの頭がマミって始まる刻刻。強烈な絵面で殴っておいて、作品世界のルールを色々説明していくスタイルは吸収が早くて助かる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
べらべらとルールだけ教えられるより、まず実物見せられたほうが心に染み渡るからな。主にヤクザの汚い血がなッ!
さておき、静止した世界には色々ルールがあって、これを破るとろくでもないことになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
停止した時間で活動可能な存在が、不可能な存在に危害を加えようとすると、管理人さんが出てきて頭をグシャーっとされるようだ。能力者VS能力者の裏の取り合いに焦点が絞れて、良い設定だと思う。
世界全てが静止してしまう異常な能力が目を引くこの作品だが、能力者同士ではアドバンテージがなくなる。人を殺す覚悟と能力を持っているヤクザの、ナチュラルな戦闘能力が非常に厄介なわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
対する佑河一家はごくごくフツーのダメダメ家族なわけで、パワーの比べ合いだと押し込まれて死、である。
そこにアドバンテージをもたらすのが、謎のクラゲが生み出す個人個人の特殊能力である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
既に窮地を幾度も救っている、ジジイの瞬間移動。これと同じ能力が、おそらく樹里や翼にーたんやクソ親父にも目覚めることで、ヤクザの極悪フィジカルに対応していく形になる…かなぁ。なると良いな。
ヤクザの魂を継承して止まった世界に入門してきた翼にーたんだが、異様な状況に放り込まれてまず身を潜め、自由になったらまーくんの生死を確認しにいくあたり、潜在能力はあると思う。どっかでキメて欲しいもんだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
善人ではあるんだ…ごくごくフツーの弱い人間なだけで。
ジジイが思いの外頭のキレが良く、後手に回りつつも状況を把握して動いているのが、かなり気持ちがいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
他の家族が現状頼りにならない中で、頭脳と異能を兼ね備えたエースが、ジジイの渋皮煮って絵面が面白いよな。いくらでも派手にできる所を抑えて、ミスマッチの楽しさを創る筆が好き。
一方主役の樹里はクソヤクザとクソカルトの罠に頭から飛び込み、早速絞殺寸前大ピンチである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
意味深に挟み込まれてる過去回想からも、ここでズバーっと覚醒して逆転手があると思うのだが、面白い能力だと良いな。静止世界のルールに関わる能力だと、特別な主人公感あって素敵。
異常な世界のルールだけでなく、人間世界の欲得も色々見せる回で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
敵さんはタチの悪いクソカルトで、しかもトップが教義を信じていないっつー…状況を進行させつつ、さりげなーく『時間静止による暗殺能力の獲得』っていう狙いを示す見せ方は好き。
スケールデカい異能を、スケール小さい欲に使う悪だ
まぁヤクザのみなさんも殺す前に直結したがるゲスっぷりですし、生臭い欲望(あるいは等身大の家族愛)と、異様なルールが支配する静止世界のミスマッチは狙ってるポイントなのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
実際絵のパワーもあって、この落差は楽しさとしてちゃんと機能しているわけで。今後も巧く使って欲しい。
じっくり情報を集め、石と能力を奪うべく計画していたという裏が判ると、ガバガバに見えた誘拐計画もちがって見えてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
金が引き出せると思えない崩壊寸前家庭を狙ったのは、そもそも金が狙いじゃないから。鼠を窮地に追い込む余裕のない時間設定は、能力を使わせるため。なるほどなー。
能力者同士では異能がアドバンテージにならないことは、ヤクザの目がバイオレンスに対抗できない一般人描写から見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
それはつまり、情報収集と状況判断が重要になる頭脳戦が、趨勢を決める鍵になる、ということでもあろう。そういう意味でも、ジジイの切れ味は頼もしい。
野卑なヤクザに比べ、なにか底知れない感じを見せる佐川が今度どういう謀略を見せてくるか。そこに静止世界の特殊なルール、個別の異能がど羽絡んでくるか。直接的な暴力だって有効だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
色々切れる札が多い異能バトルが着々と組み上がってきていて、そういう方面でも今後が楽しみになってきたゾ。
クソカルト&クソヤクザ連合軍 VS 崩壊家族の異能渋皮煮。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
だんだん固まってきた構図に、ちらほら存在感出していた謎の女・間島がどう絡んでくるかも気になる。カルトとは別の目的で動いているっぽいしなぁ…情報を出してカルトを後押しすることで、静止世界に入ること自体が、一つの目的のような。
ここら辺の謎解きも今後、話を盛り上げてくれるだろうから楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
知的興奮を加速させる謎や頭脳戦、味のない超暴力、なんど見ても不思議な味わいのある『止まった世界』のヴィジュアル。そんな状況で磨かれる、ゴミ人間たちの人間試験。
色んな面白さのあるお話だと思う。
今回は伏線を蒔き設定を開示し、このお話がどういうルールで進行するのか、狙いが何なのかを視聴者に伝える回だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
それでも状況は停滞せず、暴力と頭脳と異能が噛み合った独自のドラマが、ちゃんとゴロゴロ回る。今後さらに回る種もたくさん撒いている。
非常に基礎体力のある運びだ。
贅沢な素材をどう組み合わせ、それぞれの魅力を引き出していくか。そんな語り口の妙味にも期待したくなる、良い第2話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月15日
ゴミ人間が一発カマす話が大好きなので、翼兄ちゃんには期待大。あとオヤジな、声もシーブックだし。辻谷さんの声がイケ過ぎで、ゴミに見えないのは良いキャスティングだなぁ