アイドリッシュセブンを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
昇竜の勢いで人気が出てるアイドルグループですが、楽屋の空気が最悪ですッ!
妄執に囚われた男の手は長い。生み出されるノイズに心かき乱され、己と仲間の姿を見失う少年たち。掴んだはずの夢の感触が、掌の中で荒れ狂う。すれ違いと歪みの果てに、たどり着いた結論とは
そんな感じの、ハードコアに下げて歪めてすれ違うタメのエピソードであった。いやー、凄いね。このドン曇りで一ヶ月待たせるサディズムに、製作者が自分が描いているものへの確信を感じた。信頼できる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
にしたって、いやまぁスゲェよこの引き。一ヶ月間マジモヤモヤじゃん。
禍福は糾える縄の如し。悪いことは良いことに繋がっていて、良いことは悪いことを連れてくるというのは、アイナナの基本的なルールだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
サウンドシップでの奮戦が認められ、人気が増したアイナナ。しかしその繁栄はメンバー間の距離を生み、悪意が忍び寄る隙を生む。
『アイドル』になってしまったからこその、素の自分と求められる自分のギャップ。TRIGGERが第3話の時点で立ち向かい、ある程度の答えを出していた問題に、アイナナは真正面からぶつかることになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
それだけではなく、過去の因縁に縛り付けられた八乙女社長の悪意が、メディア攻勢の形で迫りもする。
真実自分たちを信じる強さがあれば、例えばTRIGGERのように揺るぎなく真意を伝え、絆を確かめ、自分たちを引き離す流れにも抗うことが出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
しかしアイナナは、まだ天の高みにも人の繋がりにも遠い、未熟な主人公だ。悪意の仕掛け主の狙い通り、揺れに揺れて対立しまくる。
アイナナを揺るがす『外』からの悪意、『外』からの視線を書く前に、まず一個人としてのメンバーをスケッチするのが、なんというか『らしい』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
社会的存在である以前に、身体的・精神的一個人でしかないからこそ、アイナナの物語には体温とうねりが宿る。雑音に濁っていく感情から、物語ははじまる。
今回のお話には安全圏がなくて、今までバランサーを担っていた大和と三月も、グラッグラに揺さぶられる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
三月が弟へのコンプレックスをむき出しにする相手が、ナギなのは面白い。やっぱオメー、笑顔の奥にいろいろ抱え込んでたんだなぁ…当然だけども。
ナギはアイナナのジョーカーとして、時に戯け時に本質を見抜き、場をかき乱し、乱れた場を沈めてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
今回も必死に愛するアイナナを守ろうと、間に立つ仕事を頑張るのだが、なにぶん一人では分の悪い勝負だ。皆バラバラ、思いはチグハグ。
大和がこれまで隠してきた過去に少し踏み込まれ、それでも隠そうとする仕草がズルくて良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
過去の事情、自分の気持をさらさないと状況は改善されないのに、自分を守るために抱え込む。あるいは、自分の気持最優先で暴走する。周りを水にオヤジを殴る。
そういう身勝手さが、今回ほぼ全員に漂う。
アイナナは仲良しこよしの心つながるグループで、TRIGGERは冷たいビジネスパートナー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
『解散』というハードコアな結論が待つ今回、これまでグループを描いてきた筆は反転し、繋がっているはずのアイナナは足腰の弱さ、共有した時間の薄さ、伏せている札の多さをさらけ出す。
じっくり腰を落として、嫌な部分も共有して、本気で分かり合う。形だけの仲良しじゃなく、最悪から始まった出会いが思いをつなぐことだってある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
そういう裏腹なものを、バラバラな個人、グループ、バラバラに見えて繋がる人たちを連続させることで活写する筆が、今回非常に印象的だった。
アイナナタメ回に印象的な、心理主義的レイアウトが、今回非常にい仕事をしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
今回アイナナのメンバーは軒並み、一箇所に集まっているのにお互いの顔を見ない。方向性がバラバラで、相手の心に分け入らない。
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皆別々の方向を向いて、相手の気持を考えない。事情を汲み取らず、本音を明かさない。それが不破を拡大させ、悪意に対抗する足腰を弱めていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
ここら辺のロジックを、丁寧に『絵』で見せるシーンが、今回非常に多い。具象の描写はフィクションに置いて常に抽象の描写であり、風景は常に情景なのだ。
拡大する不和の中で、一回真正面からぶつかりあったMEZZOが揺るがない絆を持っているのは、とても面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
第12話周辺で描かれた、『イイコ』と『ワルイコ』のぶつかり合い。傷ついても本音を的確に叩きつけ合うことで、二人の間には揺るぎないものが生まれていた。
環が大暴走しても、壮五は環の気持ちを擁護する。それは至近距離で涙と体重、むき出しの自分自身を預けてくれた『相棒』への、いたわりの気持ちなのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
義務感混じりの善良さで『イイコ』を維持してきた壮五が、己の胸で泣きじゃくるガキを前に覚醒した、私的な情。
こいつのことを理解ってやりたい。理解ってもらいたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
その思いは、理解り会えなかった過去があってこそ湧き出してくる。『1+1』でしかなかったからこそ『2』に成りつつあるMEZZOに対し、『7』はあくまで『1+1+1+1+1+1+1』でしかない。ここを超えることでしか『7』たり得ない。
『解散すりゃいーじゃん!』という環の絶叫は、七人がバラバラな現状を見事に切開する。その現状を見て取ったからこそ、七人の『良きオヤジ』である社長は『解散』を切り出したのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
『7』になれないなら、アイドルやめて『1』に戻れ。それがお前たちの、嘘偽りのない『今』だ、と。
これに対し『7』がどういう答えを返すか。足元をゴリッと削り取るキツい一発を受けたまま、一ヶ月解決編を待つモヤモヤがマジでやべぇが、楽しみでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
仲良しごっこじゃ、本当にタフな関係は作れなかった。悪意と阻害が加速する中で、もう一度立ち上がれるか。ハードな問いかけが、真実を導く。
今回は『7』だけでなく、それを取り巻く多くの人を切り取るリッチなエピソードでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
アイナナを揺るがした悪意の震源、八乙女社長はひとり孤独に、歪んだ鏡に向けて話しかける。上から社長室を切り取るカメラは、その心象を照らす。
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取り返しようのない過去に囚われ、家族を壊してしまった八乙女社長。その孤独を表すように、彼は彼自身の鏡像と対話するが、それは歪んだ自意識を反映してたわむ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
同じように、社長室のレイアウトも寒々しく、いびつで不安だ。そういう場所から、アイナナを切り崩す憎悪が生まれてくる。
社長の黒い感情は、アイナナの本気を試す試練の源泉であり、乗り越えるべきクライマックスの壁でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
その分厚さと勢いを、やっぱり『絵』で解らせてくる構図が今回多くて、非常に見応えがあった。悪役は悪くないと面白いが、それはセリフで説明するだけでは足らないのだ。
オヤジの歪みに対し、息子の方は非常に素直で真っ直ぐだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
『小鳥遊の娘』ではなく『紡』個人をしっかり見据え、構えることなく向かい合う楽。羽多野渉の演技が冴え渡り、『アイドル』でも『早乙女の息子』でもない『楽』個人として、誠実に向き合おうという気持ちが伝わってきた。
ここでも『絵』の力は心理と関係を巧く表現していて、足をやや開いて自分を預けに行く楽と、あくまで礼節を失わず、しかし一個人としてちゃんと向かい合う紡の対峙を、横からのアングルでしっかり切り取っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
すれ違いに満ちた今回、救いとなる正面対峙だ。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/8maZhMboTB
盗んだ曲を歌って、てっぺんでふんぞり返ってた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
誠実な楽は”NATSU☆しようぜ!”の真実を知って、大きく傷つく。それは陸の真っ直ぐな感情の発露が生んだ結果だが、不誠実の違和感を見落とさず、自分の足で確認に来たからこそたどり着けた傷でもある。
スカした仮面に似合わず、とにかく真っ当なのだ。
ステージ衣装を脱ぎ捨て、『アイドル』ではなくなった楽は、ひどく無防備で脆く見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
心理的にも実績的にも優位に立っているはずの陸は、高いポジションから座っている学を見下ろす形になる。それは誠実さ、率直さのアドバンテージだ。
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※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
×心理的にも実績的にも優位に立っているはずの陸は、高いポジションから座っている学を見下ろす形になる。
○年齢的にも実績的にも劣位にいるはずの陸は、高いポジションから座っている楽を見下ろす形になる。
まったく真逆の意味になってしまった。申し訳ありません。
普通の劇作では心を隠す仮面として使われる『サングラス』が、プライベートの記号となり、むしろ赤心を際立たせる小道具になっているのは、『アイドル』を扱うアニメとしてとても面白い表現だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
有名人が私心でいられるのは、パブリックな顔に仮面をつけている間だけなのだ。
駐車場での言い争いもそうだが、センター・陸がアイソレートで描かれるシーンが今回多くて、何らかの暗示なのかなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
対立や闘争含めて、巧く輪の中に入れない孤立であると同時に、嵐に巻き込まれない特権的なポジションを活かし、この混乱を解決する役目を背負っているようにも感じる。
その先行きは一ヶ月後を見なければ分からないが、ともかく楽は自分の足で真実を探り当て、自分の耳で真実を聞いた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
アイナナが外野の雑音に悩まされるのに対し、TRIGGERはとにかく実感を頼りに、進むべき道を仲間と見定めていく。
楽も黙って殴りにいきゃいいのに、まずメンバーに相談だもんなぁ…。
これは彼らが『アイドル』として積んできた時間の長さ、付き合いの深さが生み出した対応だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
龍之介が本気で切り込んだように、TRIGGERはビジネスパートナーなんかではない。そんな冷たい関係で登れるほど、『アイドル』の高みは甘くない。(少なくとも、アイナナ世界においては)
全てをさらけ出し、体重を預け合い、気持ちを顕にして繋がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
『1+1+1』ではなく『3』であるTRIGGERを、スジを通しに行った楽も、優しさ故に偽った天も、その仮面を熱と本気でぶっ壊しに行った龍之介も、強く信じている。それが可能なのは、積み上げてきたからだ。
第4話で見せた『プロの覚悟』とはまた別の、凄く個人的で柔らかいものを恐れず、相手の前に晒すことが出来る勇気。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
自分の過去を認めず、札を隠し続ける大和の『大人っぽさ』とは違う強さが、龍之介の飾りのない言葉には溢れてきた。ああいう直球勝負マジ大好き。
龍之介の激しいドライブを受けて、クールな天才の仮面が剥がれ落ちる。現れた素顔は、涙に濡れた花のようなかんばせ、九条天のヒロイン顔である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
あんまりまつ毛長くて、おじさんビーズ乗っける遊びしようかと思ったくらいだよ。隠してた可愛げを見せるシーンなので、可愛さはどれだけ持ってもいいな
好きだからこそ、嘘をついた。守りたいから、偽った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
楽の正面気質、龍之介のアツさとはまた違う形の真心が、天にもある。優しさも弱さや歪さと同じように、一人ひとり現れ方が違うのだ。
その凸凹な個性を噛み合わせる努力をTRIGGERは続けてきたし、だからこそ逆風の中でもバラバラにはならない。
マネジが代表する悪意と強制(紡とアイナナの関係性とは真逆)に、三人は一体となって立ち向かう決意を固める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
それはバラバラなアイナナの未来像であり、理想でもある。彼らの反抗が予言となって、きっつい下げ調子の先にある大爆発を予感も出来る。
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アイナナがバラバラな形相を丁寧に追っていただけに、お互いの芽をしっかり見て、言葉と思いを受け取り、『3』になって世界全てに戦いを挑まんとするTRIGGERの勇姿、その団結は、見ていて心が休まった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
アイナナは最終決戦に向けて揺らすフェイズなので、そこ以外で安心作るしかないよね。
もともとアイナナは、隠微な『父』との闘争に取り囲まれていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
激しく船が揺れる今回、とにかくオヤジが殴られる。あるいは、オヤジが殴る。
八乙女社長の陰謀の拳、小鳥遊社長の『解散』の言葉。
環が父に伸ばした拳は、親代わりになって面倒を見てくれたミスター下岡とスタッフをも傷つける。
父と息子、『歳をとった男』と『年若い男』の、取っ組み合いの大喧嘩。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
三月と一織のブラザーズコンプレックスも、その延長線上にあるのかも知れない。なにしろ兄貴が『三』で弟が『一』だもん…名前の段階で、才能と『華』の上下が呪いのように刻まれている。
八乙女社長の社会戦は、確かに不要な不和を煽ったわけだが、それは元々アイナナメンバーの心に、あるいは過去に住み着いていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
仲良しムードでごまかすことも出来たのだろうけど、運命の荒波はそういう甘えを許してくれない。出るべきものが、出るべくして出た形だろう。
これにどう対抗し立ち向かうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
ここまで糸目の優しい『オヤジ』として、子供たちを見守ってくれていた小鳥遊社長も、ガキどものグダグダに業を煮やして一発入れる。
『解散』
それは覆されることを前提とした重たい荷物だが、跳ね返すにもパワーが要る。さて、どうなるアイドリッシュセブン。
少なくとも自分の過去を認めず、伏せ札のまま脆い自我を守っている間は、荒波に耐える共同体を作り上げるのは無理だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
いやー、ヤマちゃんズリーなー年相応に。オッサン安心したよ逆に。そういう小ずるさも弱さも引っくるめて、仲間に共有してもらえると信じられれば良いんだけどな。
バチバチ冷たくぶつかってたTRIGGERが、土壇場でお互いを支え預ける信頼を作れていて、仲良しこよしムードのアイナナがビスビスヒビ入るってのは、なかなか面白い対比だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
『そういうもんかもなぁ』と思わされるよう、ドラマの運びも絵の作りも、よく考えられてたな。
自分のことを判ってくれず、勝手に振る舞って傷つけるだけの『オヤジ』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
環の頑なさは彼の幼さと、世界中が『悪い親父』に見えてしまう認知の歪みが生み出している。
実父が目の前に出てきたときのディストーションは、これ以上ないほどパワフルで悲愴だ。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/vtGHBEOsf7
大人は判ってくれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
永遠の少年期を生きる『アイドル』がそう言ってしまえるのは、ある意味必然であるし、当然間違ってもいる。
手を取るべき相手、謝るべき相手をちゃんと見据えられず、拳で世界を拒絶して、世界に拒絶される。その危うい自閉に、環はまた飲まれようとしている。
TRIGGERもまた、マネジや社長といった『判ってくれない、悪い親父』に立ち向かうべく、拳を固めている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
しかし一人では立ち向かえないこと、勝つためには仲間を頼る必要を、しっかり見据えてもいる。
殴るべき相手、一緒に戦うべき相手を、一瞬迷って見つけ直した。
Mr.下岡は殴られつつ、『僕じゃなく、スタッフに謝りなさい』『君たちはプロだろ?』と問いかけてくれる、『いい親父』だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
ガキどもが自分を見失っても、否だからこそ、自分より自分を分かってくれるからこそ、『オヤジ』は『オヤジ』なのだ。ガキどもがそのありがたさに、まだ気づかなくても。
『はい、解散』を突きつけた小鳥遊社長も、そんな『いい親父』の一人であろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
その娘たる紡も、荒波を七人と乗り越え育まれたタフさ…『いい親父』力を発揮して、作中唯一の『女』として必死に頑張る。楽とのロマンスの種も、順調に育ってるゾ!
八乙女社長がラスボスとして、過去の因縁を表に出してくると、紡と楽のロマンスは一服の清涼剤を超えて、『間違えてしまった親世代を乗り越える、正しき子供世代』という絵を描く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
これがゴールに入る時は話が終わるときなんで、なかなか結論は出ないだろうけども。そういう窓が開いてるのは救いだ。
外部の悪意、内部の脆弱。色んなモノにかき乱されつつ、アイナナはバラバラになった。バラバラであることが、もう一回白日のもとにさらされた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
しかしそこには、離別に抗う数多の意志も存在している。ぶつかったからこそ繋がりあえたMEZZO。一歩先で『悪い親父』と戦う決意を固めたTRIGGERの三人。
激しく揺さぶられつつも、アイナナが『7』であろうとする善意も、確かに在る。それは強い風の前に揺らいでしまうものだが、消え去るわけじゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
今まで培ってきたもの、新しく覚醒するもの。全てを動員しなければ、この大嵐は乗り越えられないだろう。クライマックスに相応しい展開だ。
恵まれた家庭環境を背骨に、紡がタフかつ誠実に状況を泳ぎ、アイナナの盾となり剣となり奮戦している姿が、なんとも頼もしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
それは『顔のない主人公』として内面を剥奪され、悩み成長する特権を『アイドル』に明け渡してしまっている物語構造の反映でも、あったりするわけだが。
しかし彼女の強さと優しさは、この混迷を切り裂く舳先に、間違いなくなるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
そうしてマネジが、ライバルが、あるいは自分たちが切り開いく未来に、アイナナはどう飛び込むのか。
一ヶ月後の最終話、待ちきれないほどに心が高まっています。5/19日にまた会おうッ!!!
※今回、キャプチャ画像を感想の補助線として使用しました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月1日
いろいろ考えましたが、Twitterに置いては©表記を著作権保持者を明示するサインとして使うことが、やはり適正であるという判断に至りました。
今後Twitter上で画像を引用し感想の補助とする場合も、同様の表記をさせていただきます。