イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ダーリン・イン・ザ・フランキス:第12話『ガーデン/始まりの庭』感想ツイートまとめ

追記 『自然と食事が出てくる』描写も、労働することなく口が満ちたエデンの引用かもしれんね。

gardenの語源は一説によると『Gal=囲い、守護 Eden=楽園』らしいので、『半年前にあそこを出た』ってゴローの発言と合わせて考えると、狂ったエデンの園を追放された/脱出した、原罪まみれの子供の話なんだろうな、このアニメ。ずいぶんネガジェネシスだな、オイ。

林立する植物の比喩を考えると、生殖と死というケガレを排除し、楽園≒花園に最適化されすぎた結果囲いの外では生きれなくなった『園芸種』としての『オトナ』と、品種改良前(その予定がない)の使い捨て囲い維持要因としての『コドモ』は、やっぱり別の種なのだろう。

ハードコアな原罪にまみれた野生地≒荒野に抵抗可能な、ナチュラルでタフな『野生種』として第13部隊が配置されており、その特別性が何を回収するかはまだ判らない。 ゼロツーが蛇(リリス)、9Sが楽園を守るケルビムと見ることも出来るが、あの蛇よえーからな。

どっちにしても、13部隊は神様の望むとおりエデンに適応した『園芸種』にはなれず、『野生種』として荒野に出ていく展開にはなると思う。 それがある程度犠牲が出て、物語が終わるタイミングなのか、はたまた第3部の早い時間なのか。来週の回想掘り下げと、その効果次第かな。