八月のシンデレラナイン 第1話&第2話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
硬式野球部を設立すべく、動き出した有原翼。人を集め、練習場所を確保し、用具をかき集め…。そんな彼女の熱意に当てられ、野球の楽しさに目覚めていく少女たち、幼い憧れを思い出していく少女たち。
彼女たちの、一番熱い夏が始まる。
そんな感じのオス! 女子野球オス! なアニメ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
最初に言っておくと、あんま”圧”は感じない。キャラデザはどっかで見たことある感じだし、スポ根勝負論でメラメラしないし、話の展開はゆっくりだし、ところどころ作画はフニャッとしてるし。
肩の力を抜いた、ソシャゲ原作スタンダードと言った風情だ
しかしその食感が妙に喉越しよくて、イガイガした感じがしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
油っぽい性欲も根性路線もするりと抜けて、『野球をやるのが楽しい』という素朴な感覚を、1キャラ1キャラ大事に進めている感じ。
僕はゲーム未体験、アニメからの人なので、おんなじ目線で野球に向かう宇喜多くんのやる気が好ましい。
部の発起人であり、唯一の経験者でもある翼が全然人格を掘り下げられず、彼女を入り口に野球を知っていく(あるいは思い出していく)少女のほうがキラキラしてんのは、なかなかヘンテコな書き方だな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
このままマシーンなのか、何らか内面掘るのか。扱いが気になるところだ。
二話にしてメンバー五人、同好会の形がなんとか整っただけと、バリバリ試合をするよりも、野球を通じてキャラがどんな気持ちになるかを大事に進めている印象。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
このゆったりした足取り、のんきに過ぎるが嫌いじゃない。つうか、チマチマ状況みんなで作る描写は好き。
ボロボロの練習場をみんなで草むしりして、”野球”出来る居場所を作っていく。ちょっと”フィールド・オブ・ドリームス”みのある描写は、どっかで見た手垢のついたものだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
だけど、なんか妙に嫌味がない。いかにも二次元美少女然とした彼女たちが、野球楽しんでるヴァイブスが伝わってくる。
この作画でも話運びでもない、ふわっとした”アニメの食感”みたいなところが妙に波長が合い、現状結構好きである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
こののんきな感じを忘れないまま、ダラダラ青春してダラダラ野球上手くなっていって欲しい。宇喜多くんの下手くそキャッチボールとかマジ良い描写。
参謀タイプの鈴木くんが、挫折した過去を疼かせつつも”野球”に立ち返り、自分の体を動かす決意を固める第二話も、そんな暢気さに満ちていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
肌色ソシャゲなら徹底してオスを画面から排除し”圧”をあげるところで、経験者の気のいい兄ちゃん(CV木村良平)にデカい仕事をさせる。
最近の流行りだと女女関係圧力鍋できっちり煮込むところを、思い出と家族に仕事させてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
なんともガッツキが足らないノンキ印であるが、そのべとつかなさが”部活”としての野球に上手くマッチして、のんびり見れていい。未だ名字呼びだしな…。
アプリの方だとどういう速度、どういう態度で”野球”やってんのかサッパリだが、このままだと勝負に行き着く前に尺が終わりそうな感じである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
が、アニメからのにわかな立場から無責任にいうと、このままゆるっと一話一人、出会いを繰り返しながら進めていくのもいいんじゃないの? という塩梅。
バッキンバッキンの野球描写とかは、現状のクオリティだと望むべくもないし、自分的にはゆるい青春描写、”野球”を楽しみ好きになっていく様子に焦点合わせていきたいなぁ、という感じである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
このテイストが、原作にどれくらいケリ入れてるかは分からんけども。
とまれ、のんびりした雰囲気が嫌いじゃない…というか結構好きなアニメである。ここまで二話、確実に天下は取れない。”勝ち”にがっついてないユルい姿勢が、しかし僕の波長としっくり来る。なかなか良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月15日
今後もこの調子で、ネジの緩んだ真剣さで”野球”と、青春と向き合って欲しい。来週も楽しみ