Dr.STONEを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
夢の超鉱石、タングステンを掘り当てるため、洞窟に潜った三人組。
ヒョロガリ科学師弟と、石器時代のエリート・マグマ。因縁と暴力が渦を巻くダンジョンで、男たちは一体何を交わし合うのか。
そしてペテン師ゲンが白夜に贈る、最悪のプレゼントとは！？
そんな感じの科学無双ブロマンス、みんな千空ちゃんが好きすぎ！ なエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
僕原作でもこの話好きで、時代遅れのマッチョバカだったマグマが自分なりの痛みを吐露し、欲望むき出しのまま仲間になってく流れがすげー良いな、と思う。
バカにしたやつをバカのままにしておかない、というか。
強いやつが強い、原始の掟。マグマは時代の”当然”に適応できたエリートであり、千空の乱入でそんな”当然”は崩されてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
適材適所、多様性。なんだかんだ超ヒューマニストな千空ちゃんは、老人でも子供でも居場所が見つかる場所として、科学王国を組み上げていく。
それは肺炎一発で即死亡なシビアさと一緒に、マグマの輝かしい未来を切り崩していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
俺がこの世界の神様だったはずなのに、新参者がルールを変える。納得できねぇ、飲み込めねぇ。
そんなヤバさを合理と情理で飲み込んで、楽しい洞窟探検が今回である。
パワーが欲しいならコハクでも良いわけで、千空ちゃんある程度以上、自分が襲われる危険性承知でマグマを探検隊に入れた感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
今後村一丸で司帝国に立ち向かうなら、不安要素は潰したほうが良い。そういう怜悧な計算もあるんだろうけど、零落したエリートだろうが、腹割って居場所を作りたい。
そういう気持ちがつえーんじゃないかな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
千空ちゃんが偏見も歪んだ自尊心もなく、実利と公平を真っ直ぐ見据えて生きているのは、これまでも沢山描写されてきた。
自分に出来ないことを、みんなにやってもらう。共同体としての人類の強さと可能性が、千空ちゃんは大好きである。
だからこそ、パワーに割り振った悪漢も、自分が作る社会のかけがえない成員だと納得して、村作り（の一環としての防衛戦争）に協力してほしかったのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
弱視でちびっ子なスイカや、街のアウトサイダーだったクロムやカセキといった弱者と同じ視線で、強者でマッチョなマグマを扱っている。
強いやつには、強いやつなりの哀しみがある。そういうモンを、この洞窟においていって欲しいからこそ、一撃覚悟で一緒に潜ったのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
ここで共同体を安定させるべく、マグマを謀殺して『あいつは事故って死んだ。いいヤツだった』と進めないのが、千空ちゃんのヒューマニストなところだ。
リスク織り込み済みで進む千空ちゃんは、マグマが自分を認めている可能性もまた、考慮に入れている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
マッチョだって、疑われて悲しくないわけじゃない。クロムの疑念を受けた時、鬼の瞳に輝く涙。そういうモンを回収するのも、洞窟探検の狙いか。
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開き直った悪役顔を前にしても、千空はヒョロガリボディで必死に支えて、一緒に落ちていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
合理を考えるなら一人落として回収すりゃ良いものを、命と気持ちがかかってるなら身を乗り出しちまう。
合理主義者が聞いて呆れる、とんだ人情野郎である。だから好き。
暗い穴ぼこの底で、サシの話し合いを経てマッチョとウィンプは少しずつ分かり合っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
世界の形が変わっても、かつてのエリートにも居場所があること。そうやって力を集めていけば、もっと面白いものが見れること。
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夢見がちな瞳が見据える、途方も無い可能性。科学が可能にする新しい世界を差し出すことで、千空はマグマの心を手に入れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
それは恨みに身を焼いて、変わってしまった世界にこだわるより、マグマにとっても良い変化だと思う。
文字通り、わだかまりは水に流れたのだ。
マッチョの大活躍で、無事タングステンは採集完了。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
憎いアイツを背後から襲う刃を、司帝国に勝利する希望に変えることが出来たのは、千空の慧眼と歩み寄りだけでなく、マグマ自身も変化の兆しを抱えていたからだろう。
変わっていく世界に、確かにあったワクワク。苛立ち以外の感情に身を投げ進む覚悟
そういうモンを掘り当てるのが、この洞窟の真価である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
伝聞だけでサイフォンを掘り当てたり、人間を真実信じる意味を知ったり、クロムも地道に成長してる所が好き。
アツい友情にドン引きするのが今風だが、この以心伝心が宝か。
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さて、千空ちゃんの侠気マインクラフトにマグマが当てられる中、ゲンちゃんは相変わらずのゲス顔悪巧みである。今回も顔面がつえーなこのアニメ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
”合理的”に考えれば、当然の帰結たる裏切り。そこにたどり着いちまった瞬間の、淋しげな表情が良い
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村人は千空が想定してたより千空が好きで、誕生日プレゼントは冷たい裏切りではなく、星見の科学アイテムだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
皆で作り上げ、恩に報いる。そうしたいと思わせるだけの種を蒔いていたから、帰ってきた真心である。
千空ちゃん…あんた欠片すら間違ってないよ！！
マージでゲンが千空好きすぎで、ゲラゲラ笑いながら見てしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
『あんなぽっと出のマッチョより、ずっと前から俺の方が…』と言わんばかりの、石器時代の告白実行委員会。
行けHoneyworks！ いい感じの曲流せ！！
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『一体コバヤシさんは、Honeyworksをなんだと思ってるんですか！』と、脳内に住んでる誰かにツッコまれたんで落ち着く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
でもまぁ純愛だよな～。先頭に立って勝利に向かって汗かいてる村長のために、なんの役にも立たねぇロマンをみんなで組み上げる旗振り役はさ～マジでさ～。
誕生日をズバピタで当てられたのは、かつての誘導尋問…よりもっと前。実際似合うはるか前から、未来を諦めず不屈を刻んできた男に、男惚れしたあの瞬間から。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
雪景色…余りにも美しい星空…何も起きないはずもなく…。
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そういう茶化しをぶっこみたくなるくらい、ロマンティックが止まらない冬のエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
前半、かなりマグマとアツい交流してたんだが、それを忘れるほどにゲンが千空好きすぎた。
夢を具現化して魅せておくと、人は追々付いてくんだよなぁ…ここが一番、この話のロマンティックなところだと思う
現実的に、やるべきことをやるだけ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
リアリストの題目をクールに並べつつ、千空の見せる未来は夢に満ち、それぞれの未来が輝いている。
その光に魅せられて、マッチョにヒョロガリ、詐欺師にゴリラと、色んな奴らが集まり、酸いも甘いも共有していく。
そんな運動が、この物語の真ん中にある。熱いぜ
そんな訳で、侠気一発ダイナマイト、無事にタングステンも回収できたお話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
物理的な目的は鉱石採集なのに、ロマンと人の想いが一番心に刺さって残るのは、良い話作りだなぁ、と思う。
一番抽象的でアツいモノが、話のエンジンになるように仕上げてるんよね。そこ大事。
周りを埋め尽くす雪も溶かすほどに、熱く高まってる科学王国の情熱。それを燃料に、ロードマップを駆け抜け、司帝国相手に勝利を掴めるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月30日
やっぱなんか作って、人間関係がメラメラ盛り上がってる時がマジ面白ぇ話だと思う。いいアニメだ…来週も楽しみ。
