ヴィンランド・サガを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
謀略、復讐、因縁、悲哀。
様々な情念を飲み込んで、ヨークが静かに燃える。
アシェラッドが播いた邪智の種。トルフィンの血を焼く復讐心。
そして死の床で、ビョルンは夢を見る。夢を終わらせるための、最後の対峙を。
俺は、アンタと友達に…。
そんな感じの因縁終着駅、ヨーク序章である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
犠牲を白皙のまま飲み込めるようになったクヌート、その右腕として謀略を巡らすアシェラッド。
野望が燃える中、トルフィンは過去と再開し、修羅の顔で牙を剥く。
ビョルンはアシェラッドの隣で見続けた夢から、頭目の刃で醒める。
荒波のごとく押し寄せるいい感じの顔面作画に乗っかり、様々な人の歴史と情念がたっぷり押し寄せるエピソードとなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
この先に、スヴェン王との対峙が待つ。トルフィンの復讐心は、クヌートとアシェラッドが身を置く政治の速度に追いつけるのか。情念は大義に牙を突き立てるのか。
そこら辺含め、熱い私情と冷たい公算が錯綜するエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
冒頭、衝撃の暗殺は全てアシェラッドの手の中にあり、王子は女奴隷の影、実行犯はトルフィンが手を下すこととなる。
クヌートのデンマーク、その庇護下で栄えるウェールズを守るための、謀略の種まき。
トルフィンはそんな計算に必要不可欠な、しかし代返可能なパーツとして、親の刃で血を流す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
女奴隷を撃ち殺した暗殺者を、事情は知らないとは言え『血が出てるじゃないか…』といたわるレイフおじが、あまりに普通に”いい人”で辛い。
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暗殺者(≒アシェラッドの謀略の証拠)を消す時、t9おルフィンの瞳は影に隠れている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
後にアシェラッドが行うビョルンの殺人と、これは面白い対比だと思った。彼は(デーン人の中では最も愛していて、デーン人だから愛しきれない)副官を斬る時、瞳を闇に隠さない。
己の意志、己の宿命ごと見据え斬る
しかしトルフィンは、復讐への渇望に焦がされ『十分じゃねぇ!』と吠えつつも、アシェラッドの側にいるために誰かを殺し続ける矛盾を、真っ直ぐは見れない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
瞳を隠した匿名の存在として、便利な道具たる暗殺者を殺す。誰かの都合、誰かを巻き込んだ巨大な装置の都合に流され続ける。
アシェラッドも己為らざる巨大な宿命の奴隷として、否応なくビョルンを貫いたわけだが、それでもそこにある愛も憎悪も見据えたまま、瞳を隠さず受け止めている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
冷たい瞳でレイフを見下ろすトルフィンに、その足腰があるのか。未だ、父の背中に隠れる子供のままではないのか。
そんなことを問いかけると噛みつかれそうな兇猛が、その顔には宿っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
今回非常に濃い口の顔面作画が暴れまくっていて、たっぷり堪能させてもらった。
ツルンとしたイケメン顔ではないけど、喜怒哀楽の因果を刻んだ良い表情だ。
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目の前のハゲジジイがレイフ・エリクソンであると認めた時…顔の見えない他人ではなく、かつて故郷を同じくした身内であると確認した時、トルフィンの表情は和らぐ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
抱きしめられた時、当惑のまま凶気を収める。
そういう柔らかさはまだ残っていて…しかし尋ねるのは家族ではなく、”ヴィンランド”だ。
遥か遠き理想郷。今自分を縛り、世界に血を流させている宿命から、全ての人が自由になれる場所。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
それだけが、トルフィンの荒んだ歴史に人間性を維持しているのかもしれない。
父への愛は憎悪へと変わり、復讐の吠え声を上げさせる。そのために、全てをなげうってきた。母、姉、故郷…全てだ。
そんな十年間を、自分が共有できなかった重さを、レイフはしっかり認識できてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
踏み込めない一戦が復讐者と自分を分けていることに眼が向く知恵と優しさは、ためらいを生む。子供をここまで追い込んでしまったものの重さが分かる人なのだ。
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首根っこを押さえこんで、復讐を止めさせる。自分の正しさを押し付ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
そういうやり方を、レイフおじさんは取れない。愛ゆえに復讐の刃を握ったトルフィンのように、優しさ故に過ちを正しきれないレイフのやるせなさが、川岸に冷たく照らされる。
やっぱり大事な話をする時は”水辺”なのね、この話。
トルフィンが向かい合う河は、死と破滅に向かう冷たい河だ。レイフおじさんは人間性の岸辺で、溺れそうな子供を心から心配している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
しかし、トルフィンが身を置く修羅達の屍山血河には、どうしても踏み込めない。
手段が目的を汚すことを、レイフおじさんは当たり前に知っているのだろう。
人を殺してでも、欲しいものがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
人を殺したら、欲しいものは手に入らない。
矛盾する二つの命題は、両方人の世において真実だ。”善い殺人”など何処にもなく、あらゆる殺戮は正当化出来る。
その矛盾に足を止める男と、矛盾を踏破せんと滾る少年
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二人にとって、10年の歴史、その分断はあまりに重い。その重さを思えばこそ、レイフおじさんは声をかけ、待つことしか出来ない。優しく、あまりに無力な愛である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
でもなぁトルフィン…お前の十年が『アンタに判るか!』なのと同じく、お前を求めてハゲるまで走り回った十年も、お前にゃ判らんのよ…
さて、トルフィンとレイフの激情が舞台裏で衝突する背後には、計算された政治と犠牲の血がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
クヌートは王者に相応しく、影武者の役目を果たした(買われて押し付けられ、わけも分からぬまま死んだ)女奴隷に涙を流さない。
必要な犠牲。ならば…
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手を握り、次の犠牲を封じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
だがそれだけだ。冷たく背中を向けて、次に待つ戦いに身を投じる。
人が人らしく生きる、神無き楽土。それを地上に作り上げるためには、人間の感情は伏せて殺さねばならない。
そんな王たるべきものの努めを、クヌートは完ぺきにこなす。
その冷たい覚醒が、トルフィンの激情と対比をなして、なかなかに厳しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
『戦場での切った切られたを引きずるやつはバカ』
クヌートは、ラグナルを殺したアシェラッドを飲み込んだ。果たすべき願いを、個人レベルの復讐から切り離したわけだ。
そんな冷たさ、真っ平御免。俺は親父の仇を討つ。
私情にあくまで拘る熱量は、俯瞰で世界を把握する冷静さを蒸発させていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
だから、クヌートは女奴隷の犠牲に、これから王として挑む戦場で死ぬ兵士に、涙を流さないだろう。
個人としての幸福を切り捨て、王権の機械と己を任じる生き方が、どれだけクヌートを壊すか。
それは未来の話として、今は今を生き延びるための謀略会議である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
蜘蛛の巣めいて張り巡らされた、アシェラッド十重二十重の智謀。敵も味方も、流される赤い血は饗宴の潤滑油。
そう言わんばかりに、明暗が密室に照り返す。
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人を酔わせ、狂わせる権力の酒毒。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
クヌートはそれを飲み込んで、楽土の理想を目指すことに決めた。ならば盃を満たしましょうと、女奴隷と暗殺者を自分の金で買い込み、殺し殺されを演出するアシェラッドの表情は、不敵に鋭い。
キレイでい続けなければいけない王に変わり、汚れ仕事を背負いましょう。
持ち前の頭脳を自在に発揮できる場を手に入れ、アシェラッドは生き生きしているように見える。才を活かすべき理想と出会えたことが、彼の倦怠を弾き飛ばしたのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
この活力を、トルフィンの復讐心がもたらしたわけではないのが、なかなか皮肉だ。
皆誰かを求め、満たされない。
トルフィンを求めるレイフ、アシェラッドを求めるトルフィン、あるいはビョルン。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
私情を己の行動理念とする人々は、巨大な権力装置に身を投げる者たちの視線を、自分にとどめ得ない。
レイフおじは”善”っていう抽象に奉仕してもいるわけだが、それはトルフィンの人生曲げる引力足り得ないのよねぇ…。
そんなすれ違いを背景に、アシェラッドは卑劣漢の内通すら計算に入れた複雑な謀略を、見事に描ききる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
瞳をすがめた策士面は、怪物めいて巨大な王権の館を飲み込みうるのか。スヴェン王のカウンター・インテリジェンスはどんな牙を研いでいるのか。
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そこら辺も楽しみになる、ハゲの謀略講座であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
トルフィンは大人の難しい策略にツバ吐いてる。
んじゃあ何処には出しても恥ずかしい、今のキミの”ヴァイキング”っぷりは、”真の戦士”たる親父さんに顔向けできるものなのか。
乾ききった瞳の色が、無言の問いと答えを返している。こりゃヒドい…。
スヴェン王はクヌートの未来の姿であり、理想と知恵を腐敗させた成りのはてだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
頭は現役でキレるので、ハゲの謀略にもう一枚、カウンター当ててると思うんだよなぁ…。
そこをどう超えて、覇王誕生となるか。その巨大な波紋が、個人の生き様をどう押し流していくかが、今楽しみなところです。
スヴェン王がどう理想を腐敗させ、子殺しの悪王と成り果てたのかってのは、クヌートの共感の及ばない所。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
共有できなかった時間の残酷が、人と人を切り裂いていく。レイフおじとトルフィンの間で演じられたものが、王と王子の間でもうごめくのかなぁ、と考えると、立体的な描写だ。
未来の話、分断の話はあとに回して、今は過去の決着の話、隣り合ってなお踏み込めなかった二人の話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
ビョルン…まぁこうなるんじゃないかなと思ってはいたが、やっぱり辛い。
修羅の巷のどん詰まり、命が揺らぐ豪奢な死の床で、男は何を望んだか
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それが判るのは、トルフィンが『なんも十分じゃねぇ!』復讐心をぶっ刺そうと追いすがり、スッと躱された後である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
トルフィンの顔面に漂う本気っぷりと、アシェラッドの涼しい顔の対比がエグい。お前じゃねぇんだよ…少なくとも”今”は。
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堀の深い陰影をお互いに刻み込んで、お頭と副官は刃を向け合う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
どうせ死ぬのなら、全てを燃やしきって。
トルケルの強さを支える”ヴァイキング”魂は、ビョルンにも、”ヴァイキング”を憎むアシェラッドにもある。
あまりに複雑な二人の感情は、この結末でしか断ち切れない。それは判る。呑める。
しかし、別の道があってくれてもよかろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
そんな視聴者の思いを背負うように、ビョルンはアシェラッドの寂しさを、それに寄り添いたかった己の思いを、言葉と刃に乗せる。じゅ…純愛…。
決意の一刀は見事摺り落とされ、アシェラッドの刃は友をえぐる
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驚愕に目を見開いたのは、殺しの結末にではない。殺しきれなかった己の甘さ、相手の強さにだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
『すまん、急所を外した!』という、常識の世界ではあまりにぶっ飛んだ真摯な言葉に、アシェラッドがビョルンに向ける思いの強さが見える。
お前は藁のようにではなく、顔の見える身内として殺してやる
”ヴァイキング”を心底憎みつつ、その才覚があまりにも”ヴァイキング”であった男の、無茶苦茶な真実。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
その嘘のなさを肌で感じればこそ、『お前はたった一人の、俺の友達だ』という言葉にも、嘘がないと思える。
そういう愛も、世界にはあろう。
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抱擁のように刃を突き刺す時、カメラはその尊厳を守るように影に隠れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
しかしアシェラッドは眉間に深い影を落としつつ、瞳の見えない匿名の殺戮者ではなく、あくまで個人の心と尊厳を持った殺人者として、ビョルンに向き合っている。
崇高と邪悪の入り混じった、人間の貌。
冷たく知略を巡らせるアシェラッドも、ビョルンを友と呼んだ彼も、その体に刃を突き刺した戦士も。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
皆同じ存在の中で、複雑怪奇に同居している。この複雑な陰影こそが、アシェラッドの魅力であり、作品全体の面白さなのだと思う。
主役に陰影がつくのは、まぁこのハゲ退場してからだな…二期切望ッ!
己の夢を託せる、光り輝く場所。ビョルンの”ヴィンランド”はアシェラッドの背中であったが、アシェラッドの夢はウェールズに、失われた母にある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
ここにもまた、思いのすれ違いがある。それでも、寒さを凌ぐ外套を、お前に預けてもいいと思える…
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そんな相手と、殺し合うしかなかった。そういう結末にしかたどり着けなかった男の、重たい背中。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
やはりここでも、瞳は完全に影に隠れず、アシェラッドの意志は闇の中、たしかに牙を研いでいる。
矛盾を飲み込んでなお、己の意志で荒野に立つ。
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そんな、あまりに複雑な”父”の背中を前に、トルフィンは復讐者の顔を維持できなくなる。怪物の仮面は、冷や汗をかかない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
10年。同じメシを食い、同じ場所にいた。憎悪しつつも、その温もりはトルフィンの人間性を、たしかに炙っていたのではないか。切り離せない複雑さが、雪原に渦を巻く。
焦がれ続けた復讐機を前に、少年は何を選び取るのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
次回に続く、である。マージで面白い。
トルフィンがアシェラッドにマジ顔させられなかったように、トルフィンの”人間”を引っ張り出したのがレイフおじの優しさではなく、ビョルンの死体と仇の背中ってのが、切ない片思いの連鎖すぎるんだよなぁ…
人が人に寄せる思いの複雑さ。個人の中にある、百万の顔。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
人が持つ業の複雑さが、様々な登場人物を鏡に顕になるエピソードだったと思います。
今回爆エモで死んでったビョルンは、第14話で平和な村を蹂躙した”ヴァイキング”と同じ人間であり。
話の通じねぇイングランド人から迷わず奪い、殺す男も、濃厚な情念を宿して憧れを追った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
ビョルンは崇高と低劣が、矛盾を内包したまま同居できてしまえる不思議を体現したキャラクターであったと思います。
『どーしてその純愛を皆に使えねぇんだ!』って感じだけど、聖人じゃねぇしな。
むしろ狭く細く個人的な領域に閉じ込められるからこそ、愛は何かを成し遂げるパワーを得るのかな、とも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
同時に横幅の広い視界を失うと、すごく邪悪で間違った行動にも繋がるわけで。
トルフィンが復讐鬼になったのは、親父さんを真実愛してたからだっていうのは、本当に哀しい。
楽土を求める王子の愛。母の故郷を守らんと奮戦する男の愛。失われた愛を取り戻さんとする少年の愛。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月9日
そして、己を愛していないと知りつつも、己の愛に殉じ刃に倒れた男の愛。
震える愛が雪のヨークに、赤い印を刻む。一時の決着は近い。ヴィンランド・サガ、次回を震えて待つ。