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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
ヤバい診療所から元気を貰って、遂に初のクエストに挑む”美食殿”。旅路も料理も夜営も仕事も、みんなでやれば何でも楽しい! ヤバいボッチエルフとも遭遇だ!
その喧騒の裏側で、蠢く黒い影。
果たして冒険の行方は…。
そんな感じのシリアス混ざってきた、トンチキ異世界冒険絵巻第6話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
”美食殿”みんなで挑む初のクエストを楽しく描く筆と、その裏で進行する黒い影の侵略。明暗の対比がなかなか面白い回だった。
姉妹の再開をメチャクチャにするとは、マジ許せねぇよよく理解らねぇ影…。
シリアスが主役に到達するのは来週以降ってことで、今回は(も)とにかく明るく楽しく進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
ヤバい診療所から帰還したキャルちゃんから発せられる、瞳孔開きっぱの『寝るッ!!!』でまずは一笑い。コメディの手数多いなぁ金崎監督…。
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相変わらずキャルちゃんはギルドハウスで完全無防備であり、ダラけた姿を見せても構わないくらい、仲間に体重預けている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
まぁペコ公の作る飯はうめーし、11才児と赤ちゃんは素直だし、ツンツンな態度の奥に柔らかな人格を秘めた少女がズブズブになるのもしゃーない。
ペコ公が脳みそ空っぽに見えて、存外根性汚いところが僕は好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
嘘泣きでキャルちゃんを釣り上げて、初のクエストに全力邁進、欲しいものは気合でもぎ取るタフさがある。
同時に1人でいた寂しさをギルドで埋めてる感じも香ってきて、存外陰影のあるキャラ描写が随所で元気だ。
幸福で安らかな日々をスムーズに流し、コメディでドッカンドッカン笑わせつつも、そういうキャラクターの”人間”が見えてくる描写がスキマにしっかり入っているのが、なかなかいいと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
今後話しがシリアスな方向に振れた時、こういうボディブロウが効いてくるのだろう。楽しみだ。
僕は途中経過を台詞抜きでかっ飛ばして、モンタージュで繋げて見せる演出がとにかく好きなのだが、美麗極まる背景、虹色がきらめく撮影と相まって、四人の旅路は凄く良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
異世界の質感が分厚く迫る作り込みが、”旅感”強めてくれて素晴らしい。
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可愛い野うさぎさんも見れるし(アニメの中の動物大好き人間)、最初はバカでかかった街がだんだん遠くなることで、パーティーがどのくらい自分の足で歩いたのか、実感できる見せ方も良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
美しい光が旅立ちを祝福し、”美食殿”の未来は明るい。
この輝かしさが、裏の暗さと良い対比になっている。
先週も冴えてたホラー演出は、”本番”ともいうべき今週非常に元気で、襲い来る影の不気味さはなかなかに鋭い。やっぱ眼球を丸く描く筆が良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
無関係なおじさんから始まり、冒険者仲間へ。そして直接会話した少女の妹へ。
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恐怖は段々と”美食殿”に近い所に迫ってくるが、それを知るのは次回であり、今はまだ遠い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
遠いからこそノンキに冒険者やってられるのか、こういう恐怖を跳ね除けるために剣を握っているのか。
そこら辺を問いかける展開にもなりそうで、次回が楽しみだ。ジワジワ迫る描写が、期待感を高めるね。
闇と背中合わせの楽しさは、野趣あふれる食事風景にたっぷりと満ちている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
ゲテモノを避けるべく気合を入れたキャルちゃんの釣り竿は空振りだが、みんなで一つの火を囲み、夜空を天蓋に食べるご馳走は大変美味しい。湖面の処理マジスゲーな…。
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ペコリーヌがただの美食家、大食漢ではなく、『みんなで楽しく美味しく食べる』という幸福を追求する料理人でもある描写が、とても良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
蕗の葉で鳥を包み、ジューシーに仕上げた蒸し焼きの手間暇すら、空腹を加速させる調味料として活かす。
食事という営為全体を、丁寧に演出する心がある。
そこら辺が生き生き輝く、楽しい夜営であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
まぁその後は、美味しい木の実で泥酔コメディなんだがな!
ここぞとばかりにペコキャルを捩じ込んでくる豪腕、大騒ぎながら美しい夜景、コッコロちゃんのしみじみとした幸福感。
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”美食殿”が感じている喜びと楽しさを、焦ることなく視聴者にも体験させてくれる運びで、凄く良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
衣食住をハイクオリティに切り取り、準備からどっしり見せるスローライフな筆先が、キャラクターや作品世界への愛着に繋がっているのはやはり強い。
『あ、いる!』って感じするもんな、見てると。
酔えば本性出るってわけではないが、酩酊入った瞬間ペコ公の胸で泣くキャルちゃん、やっぱ隠し事とか暗殺とか全く向いてねぇな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
大トラなくせに、コッコロちゃんが背負う過剰な大人っぽさを心配してるあたり、ホント善良である。
”使命”とやらが追いついてきた時、大丈夫なのかしらこの子…。
そして目覚めれば、ヤバそうなモンスターにベビちゃんが食われて攫われた。この容赦のないスピード感と落差も、また強さ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
ざーさん声のやべぇエルフに助けられ、またドン引きするユウキくん。エリコといい、変なのに好かれるねぇ…。
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そんな騒動もありつつ、クエストの舞台である村へたどり着いた一行。空飛ぶ夢少女が楽しそうに妹のことを語る裏では、その妹がベッコベッコの大ピンチに追い込まれていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
表のノンキさが、裏の重たさを引き立てる。ここの二層構造は非常に良い。
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シオリの作画カロリーがあからさまに別格で、『はい! 今回のメインヒロインですッ!!』と”絵”が喋ってくるの、贅沢な演出だなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
シオリPTもワイワイにぎやかながら相思い合い、”美食殿”と同じように”仲間”なのだなぁ、と判る描写を入れてるのが、感情移入を上手く誘ってて良いね。
”美食殿”とハツネの、なんの恐れもない平和な日々。その裏で、満面の笑みを引き出すシオリが闇に食われて消える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
だれかの大切なものは、結構あっけなく消え果ててしまう。そしてその惨劇を、人々は知ることなく過ごしている。
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今まで元気に作品を満たしていた幸福感の裏に、そのまま駆動させつつ、結構近い場所にある恐怖と危うさを置く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
前回見事に描かれた『コメディとしてのホラー』ではない、シリアスで重たい脅威。
笑顔でいられるのは今回までなのか、はたまた”美食殿”の奮闘が笑顔を取り戻すのか。
上手い具合に揺すぶってくる、折返しのエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
ここまで積み上げた六話分の日常を、全くブレることなく描いて『やっぱ素敵だなぁ…』と確認させてるのが、非常に良かった。
素敵だからこそ失われて欲しくないし、守られて欲しい。そういう実感が、見えざる危機に湧き上がる。
冒険者生活が持つ確かな質感を、ずっしり積み上げてきたこのアニメ。黒い影の侵略は、それを消し去ってしまう脅威だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
だからこそ、真剣に立ち向かう価値もあるだろう。初のクエストは思わぬ重さになりそうだが、それを支える背骨も、穏やかな日常を描く内ちゃんと示されている。
唐突に楽しい世界をかき乱してきた黒い影の正体も気になるし、横殴りで仲良しPTぶっ壊した金髪女悪の幹部も見逃せない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月13日
終盤に向けて加速する物語が、どういう方向に進むか。そういうのも見えてくる回になりそうで、次回が楽しみですね。