アルゴナビス from BanG Dream! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
観客席から見守る決意を固め、向かったディスフェス。
荒波は三度運営を揺らし、アルゴナビスは穴埋めでの参加を要請される。
なけなしのプライドか、微かなチャンスか。
揺れる船に、獣の吠え声が届く。
ステージから吹いた爆風は、運命への追い風となるか。
そんな感じの、那由多のLOVEが大爆発!! アルゴナビス最終話一個前である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
いやー…12話でフィニッシュだと勝手に思い込んでいたよ…。あと一話見れるのは、素直に嬉しいね。
摩周さんが背負う大人の事情に、さんざん振り回されたアルゴナビス。今回もまぁ荒波ザブンザブンである。
嵐が去って無事開催ってんで、蓮きゅんの可愛いお寝坊顔にピカピカ太陽、青春が聞えるぜー!! ってなってたら、摩周のコールで即座にドン曇りですわ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
運営テントの暗さ、”悪魔城摩周”って感じで思わず笑っちゃった。
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でもこういう、心理状況をライティングに反映する演出方針は好きなんだよね。世界とキャラクターがリンクしてる感じが、強く出る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
まぁ悪魔めいた摩周さんへの不信が、アルゴナビスには色濃くある、って話で。まぁそれも当然だよなぁ…出るの出ないの振り回されたし、引き抜きもあったし。
しかしそれでもなお、摩周さんがアルゴナビス最初の男だってのは事実だし、彼が背負う商業主義に背中向けて、デカい舞台に立てはしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
青く真っ直ぐな自分らしさにしがみつくか、泥臭いチャンスにしがみつくか。固まったはずのアイデンティティは、まぁブレブレに揺れる。
今回の航海はバンド内部の、ある種モラトリアムな悩みを扱ってきたこれまでとは、ちょっと違くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
自分の思い通りにはならず、それが主流として進んでいるバンドの外の世界と、どう折り合うかってステージにアルゴナビスが上がってきたのだと思う。
正しく、児童のステージアップの話よね。
バンドのジョーカーたる万浬が『はいヤメヤメ!』と空気入れ替えてくれるの、ありがたい描写だけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
貪欲ボーイ那由多くんは、せっかくライバルが同じレベルに上がれそうなチャンスを蹴るのが、なかなか我慢できねぇ。コイツ七星蓮好き過ぎッ!
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こんだけデカいステージでも観客を見ず、自分と音楽、そこに切り込める蓮の”才”だけ見てるのは危うくもあるけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
その獣のように狭く真っ直ぐな視線が、那由多くんの強みなんだろうなぁ、とは思う。賢汰はそこに惚れ込んでて、純粋さを守りたいってのも。
(ガルパよろしく)、各バンドはアプリの方で問題山積のスタートを一個一個乗り越えて、善くなっていくのだと思うけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
那由多くんの狭くてガムシャラな視線も、広さを手に入れつつ純粋さを削らない、上手い運びで進めていってほしいな、と思う。
魂が短パン履いてるボーイが好きなの、俺は。
さて、そんな爆弾が登る真昼のステージ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
今までインドアで小規模なライブハウス軸でやってきたので、フェスの広大さ、移り変わる自然光の表現は新鮮で良い。
ホント今回サンジゲン、光の表現に気合い入れたなー、って感じ。
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緊張もやむなしな広いステージ、沢山の観客。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
それに対峙しつつ、那由多くんはたった一人のためにマイクを使う。お前七星蓮マジ好きすぎだろ! 賢汰もビックリだよ!!
爆笑しつつ、本物の歌を求める那由多くんの情熱、それを体現できるたった一人への情愛が感じられ、嬉しかった。
那由多くんって人格が幼いので、世界が狭くて他人がいない内面世界に生きてたと思うのね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
そこには音楽がみっしり満ちてて、音楽以外ない。
それと同じ質量で”歌”を届けてきた蓮は、自分の世界をぶっ壊す怖い存在だったと思うのです。だから最初、拒絶して距離を開けようとした。
でもそういう、自分と正反対なんだけど同じ部分がある”他者”がもたらしてくれるものに、恐怖と同じく期待ももって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
他人なんて興味なかったはずの自分が、変わって行く怖さ。那由多くんはそれを乗り越えて、蓮をライバルと、ライバルが胸の中にどっかり腰を落としてる自分を認めた。
それに嘘を付きたくなかったから、横紙破りの告白爆弾を大声で吠えちゃったわけじゃない。これはねー…LOVEですよ。凶暴なやつ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
小声でヒソヒソなんて出来えねぇ獣っぷりと、世間も他人も関係ねぇ爆裂が群衆をかき分け、運命の男に届いちまう描写、やっぱ良いんだよなぁ…。
急に別のアニメの話して申し訳ないんですけども、僕アニメのうたプリ…特に一期好きなんですね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
そうなったのは、第6話で砂月がHAYATOに『何故偽りの歌を歌うッ!』って吠えたシーンが足場なんです。
荒々しい魂の発露は、”歌”を本気で愛すればこそ。そういうバカが暴れ狂うアニメだと、あの時信じた
それと同じ無茶苦茶な激情が、那由多くんの爆裂LOVEコールと蓮の青春ジャンプにはあったと思うのですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
無茶苦茶アルゴナビスっぽい、理屈を飛び越えたパワーが有るシーンで、すっごく良かったです。これが見たいんだよなぁホント…。殴り倒されたい。
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裏の事情とか関係なしに、『コイツが歌う』と規定事実のようにブン回す那由多くん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
その不器用さを愛おしく見つめつつ、『演る』という決意を言葉と視線に滲ませる蓮。
別々のバンドだからこそ、全くの正反対だからこそ、魂の奥底で繋がっちまう運命の男たちは、情熱のエンジンで活きている。良い…
まぁ振り回される周囲は溜まったもんじゃないけどな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
『…やっちゃった』みたいな顔してる蓮が面白いけども、『このトンパチ加減で、合唱部も辞めたな…』と納得できるのはありがたいな。
扉は開けたけど踏み込めない領域に、やっぱ那由多が切り込んでいく。
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ここで那由多が結人を”切った”理由を、ぶっきらぼうながら叩きつけてるのは、すれ違った過去を少しなりとも取り戻す感じで好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
『お前がヘタクソなのは、今の自分を信じ切れない勇気のなさが理由だ』
いや、それちゃんと言ってあげなよあの時に…小学三年生には無理だろうけども。
ここで結人を路傍の石ではなく、蓮のバンドメンバーとして多少なりとも価値を認め、顔を見て話せるようになったのも、蓮が生み出した化学反応なのかなー、と思ったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
歌に魂を捧げたクレイジーボーイが、運命に導かれお互いを変えていく様子は、やっぱおもしれぇわ。
『やりてぇか、やりたくねぇか。二つに一つだ!』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
貫いてきた那由多ISMに、伸るか反るか。叩きつけた言葉に、蓮は背筋を伸ばし立ち上がる。つ、釣れたー!!
瞳を閉じた那由多くんが『(よっしゃ…)』と思ってるように見えるの、推しの贔屓目だろうか。他人見て働きかけると、結構良いことあるねぇ…
プライドにしがみついてチャンスを逃すか、歌いたいという欲求に素直に進むか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
那由多に付けられた火は仲間へと燃え広がり、アルゴナビスは新しい海に漕ぎ出していくとキメる。広がるのは青い空。マスターが見れなかった景色。泣いちゃう…。
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『お前たちが上がるのは決定事項だ』が、ツンデレなのかビジネスなのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
相変わらず摩周さんは読めねぇけども、まぁ縁ってのは繋がっている。
あの時たった一人に向けて誠実に歌ったことが、アルゴナビスが”見つけられる”だろう勝負のステージを導くのだから、人生不思議だ。
那由多と賢汰のツンデレ漫才なども挟みつつ、美しい薄暮に漕ぎ出していくクルー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
時間経過を空色で示す繊細な表現も良いし、大人と子供、メジャーとアマチュアの境界線に立ってる状況も、巧く演出されている、曖昧な時間。
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那由多くんが他人に働きかけるのって、すごく『らしくない』行為で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
でもそれを狙って摩周さんは二人を引き合わせたのだし、賢汰もその意味は十分分かっている。
変わって行く我らが王様、僕たちのバンド。賢汰も震えながら、見通せない航路に期待を寄せているのだ。
那由多くんはそういう難しー事わっかんねぇ小学三年生だから『七星がステージに上った…お水おいしい…』くらいの雰囲気だけどさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
『まーーー那由多くんはこれでいい…これが良いのだ!』と思えるくらいには、暴君の幼い内面とその変化を魅せてくれるアニメである。ありがたい…。
”いつか見た希望には たどり着いたかい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
そうさ、今がゴールじゃないんだよ”
OPで幾度も聞いた歌詞が、蓮がたどり着いた景色の意味、ゴールラインから伸びていくスタートを鮮明に写す。
ここの回収は素晴らしかった。”思い出は未来の中に”なんだよなぁ…。
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意を決して挑戦して、大人の都合で降ろされ、また乗っけられ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
さんざんもてあそばれてたどり着いたステージだけど、そこは幼い日宿った情熱が、たどり着く答えであり。
曖昧な季節を”青”に染め上げていく、新しいスタートでもある。
ここら辺を陽光の美しい変化で支える表現力、素晴らしい。
このステージで世界はアルゴナビスを知るからこそ、景色はあやふやな薄暮から鮮烈な夜へ、彼等のイメージカラーである”青”が映える景色に塗り替えられていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
多分アプリに繋がるデカいシーンを、こういう詩情と説得力でかけているのは強いし良いな、と思います。
運命の夜、なんだよなぁ…。
夢の果てにあるステージにたどり着いた彼等が、ここからどんな道を歩み、どんな音楽を積み上げていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月27日
次週、祈りを意味する最終回。非常に楽しみです。
バンドの話なんだから”Play”でも良さそうなのに、わざわざ”r”にするのが良いな、と思うね。
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