ヒーリングっど♥プリキュア 第16話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
山間の街、すこやか市。
のどかたちは祭りを楽しみつつ、その快活な地域性に触れていく。
助け合い支え合うローカルな力は、遥か昔に世界を救った
伝説の戦士とも繋がっていく。お祭りの日は、みんなで長閑に過ぎていくのだった。
そんな感じの、まったり休日エピソード。導入にも落ち着きが見えてきたので、話の舞台それ自体の貌を彫り込む感じの話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
土の匂いのする地域性、快活な支え合い。
皮一枚めくれば粘ついた同調圧と、出口のない閉塞感が押し寄せてきそうなネタではあるが、ヒープリの主眼はそこにはないッ!
というわけで、『なんで私、こんなに元気になったんだろう?』という問いかけから始まるお話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
これにAパートで答えを出すところが、最近のプリキュアだなぁ、という感じがする。ネタの圧縮率を高めて、色々乗っけて高速で走る…んだが、エピソードの雰囲気自体はゆるっとしたものである。
のどかとアニマルズが明るくお祭りを楽しむ裏で、パイセンとバテテモーダは”お菓子”を仲立ちにコミュニケーションを深める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
どうみても毒にしか見えないが、”死”が基調のビョーゲンズにとっては、これこそが『生きてるって感じ』なのだろう。
©ABC-A・東映アニメーション pic.twitter.com/EwWHz4lyqf
インベーダーにも彼らなりの社会性と価値観軸があって、しかしそれは現状、”生”を基調とする現生人類と噛み合わない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
ここはヒープリ、結構意識して積んでるところだと思う。パイセンもパワー志向の超マッチョだけど、だからこそ懐に入れた身内には親切にする。”人間味”は怪物にもある。
シンプルなパイセンを良いように乗っけて、裏で腹黒画策してるバテテモーダくんにもまた、”人間味”ってのはあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
ここら辺は、後でバトルになった時の妙にコミカルで明るい雰囲気に伸びている感じがある。憎みきれないろくでなしと、本気で生き死にせめぎ合う瞬間もそのうち来んのかなぁ…。
さて、そこら辺はBパートとして、アニマルズも人間もまつりを楽しむ。青山先生の描くマスコットは、本当に可愛いなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
農作物と手作りの出し物が並ぶ、コンパクトなお祭り。どっしり腰を据えたローカルな良さが、すこやか市には根っこを生やしている。
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アスリートの肺活量を風船膨らましで見せてくるのとか、結構好きだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
蒸し器故障とかを乗り越え、のどかは『なんでこんなに元気になったんだろ~』という問いの答えを、地域の緊密な助け合い、風土に根ざした精神性に探していく。
…これ万能薬として使うと、スゲーヤダ味煮出されるネタだな…。
細かい陰影は今後(余裕があれば)描くとして、とまれすこやか市は風が吹き抜け、土が人を結びつける場所である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
幼年期に己を縛った病魔と無力感を、『元気になった』今取り戻さんと意気込む(部分もある)のどかには、結構合ってる場所なのかもしれない。
何かとお手伝いしたい、世間に報いたいと拳に力が入るのはのどかの特質で、基本善いことである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
それがかなり前のめりで危ういのも、今回含め描かれている部分なので、今後どういう活かし方をするかは楽しみだ。やっぱメサイア・コンプレックスあるよなぁ、のどかっち…。
んでバテテモーダくん謹製の、扇風機メガビョーゲンとバトルになるわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
今回はお話の雰囲気…あるいはバテモーくんの人品を反映して、妙に気楽な雰囲気だった。今まで相当シビアな生存戦ばっかやってたから、このC調は新鮮だなぁ…。
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バテモーくんは敵にも味方にも視聴者にも、なかなか本音と底を見せないキャラなので、軽い感じもどこまで本気か分からないんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
彼が持つ『話が通じそうな雰囲気』はなかなか稀有なので、上手く使って話を作って欲しい感じ。原生生物がベースなのが影響してんのかなぁ…。
今回の独特のテンポは、戦闘がクライマックスではないのも理由の一つかもしれん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
非常にコンパクトな大声コンテストと、まんじゅう爆喰いパーティーで〆るの、ヘンテコだけど俺は好きだよ…。
つーかブッチギリのど田舎風景と、ファンシーなハープがマジ噛み合わねぇ!
©ABC-A・東映アニメーション pic.twitter.com/F305KkwEY8
そんな感じの、すこやか市からのご挨拶回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
コンパクトながらも関係が緊密で、楽しいことが沢山ある。そういう風土なのはよく分かった。あとどっかズレてる。どことは言えない。そこが良い。
こういう顔を持つ街を舞台にしたからこそ、描ける話ってのを、今後やっていく前フリなのか。
はたまたここで完結する、一つの挿話なのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月13日
今後の使い方次第かなー、というエピソードと感じました。ビョーゲンズのズレた”人間性”描写といい、そういう種まきの季節かな…先代プリキュアとか。
そして次回は、ラビリンとの初めての衝突回。”no rain, no rainbow”となるか、次回も楽しみです。