アイドリッシュセブン Third BEAT! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
デビュー一周年を誇らしく駆け抜け、IDOLiSH7は未来へと飛躍していく。
新たな出会い、変化の予感。
その先に待つ嵐と不和を誰も知らないままに、船は漕ぎ出していく。
波乱の果てに、夢はあるのか。
嘘と裏切りが、世界の真実なのか。
そんな感じの第一の爆弾炸裂! これからお前らぶっ殺す!! アイナナ三期、波乱の第三話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
いやー…下げてきたねぇ!
順風満帆に思えるサクセスの中に、ドス黒い予兆を丁寧に編み込んできたので、殴打と罵声が飛び交うラストシーンも予想の範疇…っていうには、あまりに重いグーパンであった。
ラストでナギが『こんな展開見たかねー!』と、視聴者の代弁をする所とか、激しいサゲを精妙にコントロールして、耐えれるギリギリで物語の荒波に乗せていく巧さを感じるものであったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
今までの彼らに愛着を抱けばこそ、大和の秘密と頑なさが辛い。幸福と不幸は、背中合わせの双子である。
成功の裏には破滅の予感が、確かな一体感には不和の亀裂が、それぞれ既に潜んでいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
それが顕になるのは突然に思えて、しかし確かに予兆はあり、だが止め得るものでもない。
運命の激浪に流されるまま、行くところまでしか行くしかないダイナミズムに翻弄されつつ、その迫力に魅入られる。
最高のハッピーも、最悪の地獄絵図も、フルボリュームで叩きつけてくるアイナナらしさが、3期もフルスロットルで暴れるのだと、強く告げてくる第3話となった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
先行上映、ここで切るの凄いよね…金払って一ヶ月以上強制身悶えって、マゾヒストの飼い方が巧いわ、アイナナ運営(褒め言葉)。
結成から一年、新曲”Sakura Message”で思いを伝えるステージは、華やかで眩しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
だが舞台裏、大和は深く暗い闇に沈み込み、チームになじまない。最後に炸裂する不和は、既に顔を見せているのだ。
(画像は"アイドリッシュセブン Third BEAT!"第3話より引用) pic.twitter.com/Phbfz16Ti1
華やかで透明感のある舞台演出と、会場を埋め尽くすファンの愛。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
咲けば散り、散るからこそ美しい桜花を主題に、一周年のお祝いするの尖ってるなー、と思う。
『慶事なんだから、永遠ハッピー! みてぇな曲でもよくね?』と思ったファンも、客席にはいたんじゃなかろうか。
無惨なる散華の予感が尾を引く今回だが、散った桜は時が流れれば、また咲き誇る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
大和がずっと抱え込んできた闇が、三月の拳で切開され膿が溢れ出した後に、またこのステージの輝きを取り戻せるのか。
約束はされていない。しかし、そこに向かう意思と真心は、全員にある。
果たしてIDOLiSH7は、この輝きに戻ってこれるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
そういうマイルストーンを埋め込む意味で、出だしに輝かしいライブシーンなのだと思う。
無論眩しい輝きを描いておくことで、これから落ちていく奈落の深さを強調する対比でもあろうけど。いつだって、天国の足元には地獄が広がるのだ…。
企画会議も順調に回り、楽器演奏に挑戦することになったアイナナ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
ファンが何を求めるか、ちょっと擦れっ枯らしな視線も手に入れてきたアタリが、彼らの社会的成熟を思わせて面白い。
全員、自分をちょっと遠い場所から客観視する大人の視線を手に入れかけてる、というか。
ビジネスの虚栄と絡めて、これがメインの視線になると了だの八乙女父だの、ロクでもないおとなになっていくわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
大事な(そして難しいの)は主観に溺れることでも、客観に遠ざかることでもなく、両方のバランスを取り、本気でステージに取り組むことである。
アイドルはファンが求め、産業が必要とする”自分”を演じる仕事である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
それは飾りのないアイドル本人と繋がっていて、しかしそのものではない。
仮に”飾らない自分”が求め認められているとしたら、それはプレーンなイメージを巧妙に組み立てた結果だ。
”本当の自分”は、嘘つきの怪物かもしれない。
後に大和と龍之介をザッピングしながら描かれる、偶像稼業の複雑さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
求められるのなら嘘も本当になり、かけがえない仲間にすら本音は打ち明けられない。
愛すればこそ隠し、それが亀裂を生み出す。何もかもがひねくれて、複雑に絡み合った僕たちの居場所。
物語の主役はおそらく”そこ”であって、アイドルの群像はそれを縁取るための大事な画材、という感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
皆、何もかもが裏腹な世界に苦しめられ、希望を掴み、汚濁を振り切って輝いていく。
その陰りと眩しさ両方を、嘘なく切り取っていくため選ばれた、美しき生贄。
その一角に、陸とトウマの出会いはどう絡んでくるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
この子さぁ…絶対いい子でしょ! ”秒”で理解るよオジサンはッ!!
最初は膝を曲げ、陸が見下ろすポジションで顔も見えなかった関係が、激しくぶつかり向き合う。
(画像は"アイドリッシュセブン Third BEAT!"第3話より引用) pic.twitter.com/g6NdqgW0UU
喘息という弱さ(これも”秘密”の一つである)を共有し、背中におぶわれて足にすがる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
差し出された優しさを受け取り、堂々と宣戦布告をする。
陰湿なジトジト気配をまとわせている三期のニューカマーにあって、トウマくんの風通しの良さは心地いい。声も昴くんだし。
彼はダンスの巧拙で勝敗を付けたがっているが、しかし”アイドル”の優劣はそこでは決まらない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
偶像の値段はファンの求めるイメージにどれだけ寄り添い、どれだけ心地よく裏切っていくかで決まる。
アーティスト気質なんだろうな…自分にも他人にもステージにも、嘘がつけない感じか。
その一本気は主役たちとも共通する部分で、ブーブー言いつつランチパックを受け取ったトウマくんとは、心も言葉も通じそうな気配がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
しかし純粋なので、クズに良いように利用されそうで怖い。
ピュアなボーイをだまくらかして、野望の尖兵に使うルートか了ッ!(先行激怒)
すみれの移籍話でもそうだが、陸の立ち回りはアイドルやってる自覚がなく大変危うい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
龍之介の抱える嘘のように、引き出されれば自分たちを切り裂く凶器になってしまう秘密を、無防備に晒してしまう幼さ。
しかしそれが、アイドル・七瀬陸の魅力でもある。難しい…。
お互いが出来ないことを、補い合いながら進んでいく強さは企画会議で描かれているので、陸の無邪気は…例えば一織が補うのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
苦しむ陸に思わず手を差し出し、目を合わせて名前を名乗ったトウマが、そういう立場に並べるのか。
それは、今後の物語次第である。いい子だとは思う、間違いなく。
八乙女事務所の親子漫才などもありつつ、群像は複雑な動きを見せる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
八乙女親父も、一期の憎たらしい敵役から結構”人間”になって、可愛げが出てきている。
言葉をかわし、より良い変化を共有できる存在だと解ってしまうと、主役に立ちふさがる絶対的な壁をやり続けるのは難しい。了が出てくるわけだ。
今回要素の繋ぎ方・重ね方が印象的で、トウマと陸が話した後に八乙女事務所でNO-MAD解散の話が出たり、大和が演じる嘘と暗い現実がオーバーラップしたり、龍之介の語る”もしも”が小鳥遊事務所で炸裂したり、差異と合同を上手く使って、お話に奥行きが出ていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
別々の場所、別々の人が演じる人生舞台に、不思議と共通する部分があって、しかし奇妙にすれ違ってもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
これを描くことで、お話に立体感と複雑さ、それをバラバラにしない共通性が出ていたと思う。こういう書き方が巧いと、グッと陰影が深まる。
大和を包囲する影は深く、それは彼の役者としての未来、消せない過去に繋がっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
父を憎み、何もかもバラバラに引き裂くことで愛をつかもうとする怪物は、虚構の鏡に反射した彼自身だ。
(画像は"アイドリッシュセブン Third BEAT!"第3話より引用) pic.twitter.com/A2NHSAE78d
というか、そういう”役”を引き寄せるためのメソッドを彼は憎みつつ学んでいて、それが今の彼…この仕事の先にある未来のアイナナを作ってもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
複雑な思いはありつつも、かけがえのない今を形作る大事な基材として、素直に感謝できたのなら、どれだけ楽だろうか。
しかしひねくれた因縁と思いは、簡単に正しい道に進ませてはくれない。役は掴めないし、答えは見えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
そこに踏み込んでくる千が、あまりにも濃すぎる闇に身を置いてて少し笑ってしまった。レイアウトとライティングが劇的過ぎる…。
今の大和は愛情と憎悪、過去と未来の間に挟まれて、何処にも動けない状態だ。何を愛し、何を望んでいるか、本当のことは何一つ言えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
なので、深い闇に囚われつつ比較的自由な千から歩み寄ることになる。
色々めんどくせー男だが、人生の沼を渡るタフさはなんとか持ってる…獲得しているのだ。
アーティスト気質の濃い千は創作に悩み、そうして生み出した作品が凄まじく気楽に踏みにじられる現実にも、また悩んでいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
しかしその桎梏を振り千切る強さが何処から出てくるかも知っていて、掌でしっかりと確かめる。
胸に手を置き真心を語る仕草は、アニナナでよく出てくるね。
必ずそこに答えがあるし、いつだってそこにしか答えはない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
大和は素直な思いの大切さを、アイナナの仲間たちに自分の口で伝えていたのに、今度は自分が心を隠している。
このやるせない矛盾は、三月の拳に宿って後に炸裂することになる。千が言葉の領域で止めたものが、留められず牙を剥くしかない。
そういう近くてヤバい場所とは、違う場所に千がいてくれることは大和にとって良いこと…だと、外野の気楽な立場からは思うけども、当人にとってはウゼーし怖いよな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
望まず秘密とトラウマを共有してる共犯者、強く出れない先輩なのが、苦手意識の源泉か。めんどくせー。
手に入れたものを失わないために、あるいは新たに手に入れるために。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
人々は出会い、言葉をかわしていく。そこにどんな毒が潜むかは、転がりだしてみなければ判らない。
耳障りの良い聞き手、殴りつける対手。
(画像は"アイドリッシュセブン Third BEAT!"第3話より引用) pic.twitter.com/nrKtobFTDh
喪失を経験しているナギに後押しされて、決意を込めて踏み込んだ結果全てがぶっ飛ぶ三月と大和。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
ムーディな夜、親しげな気配に誘われて、飾らない思いを伝えてしまう龍之介。
どちらが正しい道なのか、容易に判断できない二つのシーンが、上手く重なっていく。
ナギが優しく三月に視線を合わせる距離感を、のちの場面は上手く再現できない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
本物のセレブリティである虎於が、理解者面で差し出す酒には、謀略の毒が混じっている。
三月の思いを大和は受け止めきれず、ヒネた偽悪をかぶり直して、思いがすれ違っていく。
素直になれれば全てが解決するのに、それが一番難しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
あるいは素直に相手を信頼し、真実を預けることがとんでもない仇になりうる。
そういう難しさが、二場面同時進行のスピード感の中、ギラギラと輝く。
龍之介が語る『あり得たかもしれない自分たち』を、大和と三月が実演していく構成は良い。
仲間への感謝、嘘が持つ強さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
龍之介の言葉が裏拍になることで、マジめんどくせー大和の立ち回りが何を隠しているか、しっかり判るようになっている。
仲間が大事だからこそ、芸能界の核保管庫には近づいてほしくない。
薄汚れて、嘘つきな怪物の顔を見てほしくない。
本当を伝えて拒絶されたくない。
前回ラストの一織との対話と合わせて、ヤマちゃんの震える心はよく伝わる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
それにしたってこじれすぎ喋らなすぎで、『三月その通りや!』と、画面の前で団扇降っちゃった。
ほんとめんどくせー男だよ、二階堂大和…弱虫のくせにお兄さんぶって、その嘘を壊したくない。
でもなぁ…ヤマちゃんが気さくなアンちゃんのフリをしてくれたおかげで、一期二期でメコメコになったガキ共がどんだけ救われたかを、俺らもアイナナもよう知っとるわけよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
その仮面から滲む弱さ含めて、もう理解っちまってるからこそ、鎧を外して欲しいんよ。
でも、出来ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
最年少の一織には『介錯してくんね?』と言えて、年が近い三月にはなーんも喋らないの、ズルすぎて吹く。
まーだ上に乗っかって勝ちてぇと思ってんのか。弱虫なのバレてんだから、パンツ脱いで全裸に為れッ! ゲロ吐くほどに甘えろッ!!
って、それができれば苦労はないわけ。大人は面倒だねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
信じて体重を預ければ、全てが解決するわけじゃないと、大和と虎於の会話で見せてるのも巧いよね。
ダチ面作って忍び寄るヤツが、知らんところで悪巧み。大人は汚いねぇ…。
(画像は"アイドリッシュセブン Third BEAT!"第3話より引用) pic.twitter.com/guVycIMZS5
全くタマちゃんのいうとおり、大人ぶるなら大人をやりきれって話であるんだが、みーんな大人ぶってるだけのガキであるから、この顛末もしょうがねぇ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
薄汚い陰謀を動かしてる虎於と了も、大人になりきれないガキなのか、それとも心が固まりきってるのか。
ここらへんは、今後の物語で描かれる部分だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
求められる嘘を、本気で演じる仕事。
本気だからこそ溢れ出す思いが、望まず亀裂を入れる仕事。
みんなを笑顔にし夢を与える”アイドル”は、まことに過酷なビジネスである。
ヤマちゃんにとって『人生ズレした気さくなアンちゃん』てのは、本性を隠した嘘であり、だからこそプライドを持って守りたい夢でもあろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
ガキ共が苦しい時に、正しい道を示して背中を支えてやる。
そんな”アイナナの二階堂大和”が、凄く好きだからこそ壊したくない。
その震えが、愛するアイナナをバッキバキにへし折っていくんだから、世話ないけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
セレブキャラを演じる龍之介も、虎於の誘導に乗っかって”嘘を付くプライド”を語っていた。
本当のことだけが、正しいというわけではない。
でも嘘で固めていたら、何もかもが間違った方向に進んでいく。
さて、このバランスをどう取って、行き場のない心を何処に持っていくかってのが、四話以降の焦点である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
あの桜舞い散るステージに、もう一度戻れたら。
皆がそう願っているのに、転がりだした運命は亀裂を生み出し、止まらない。
なら、行き着くところまで行くしかないのだ。
虎於が引き出し了に手渡した爆弾が、どう炸裂するかも気になるし、いやー…大変なことになっちゃったね!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
ここで爆発を止めず、地獄の連鎖で一気に引きずり込んでくるのがアイナナの手筋だと思うので、覚悟しつつ来週を待ちます。
さー”らしく”なってきたッ! かかってこい!(半身吹き飛ばされつつ)
追記 背中合わせに判り合えないと思いこんでいるものが、実は同じであると知ることが突破口になる。そういうベーシックでシンプルな物語構造が、随所にあるのはアイナナの強み。
二期が環の家庭環境、陸の弱い身体、永遠の幼子たる九条を通じて『子供の辛さ』を描いていたのなら、三期は解っていてもままならない、嘘と汚濁ががんじがらめに縛る『大人の辛さ』を掘り下げていくシーズンなのかな、と少し思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
そしてその2つは、けして対立項ではない。実は相補なのだ。
子供が夢見る純粋な夢を、叶えるために大人が現実を乗りこなす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
現実を色あせた場所にしないために、子供の自分を殺さない。
答えは多分そういう融和に落ち着くんだが、そこに至るまでの道のりは厳しく遠い。
あるべき止揚は、激しい対立の先にしか待っていないのだ。アイドリッシュ・アウフヘーベン
追記 嘘は、自分の足で歩く獣
追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
父を憎み、真実の自分に怯える殺人鬼にシンクロしていく大和の危うさと、セレブキャラを演じる仕事にプライドを持つ龍之介も、対比であり重ね合わせなんだな。
虚像を本気で演じることでしか、他人を夢中にさせる嘘は付けない。でも、それは外にも中にも狂暴だ。
一期は七人が”アイドル”と出会い、真実アイドルであることがどんな形か解っていく物語であったが、三期は本気で嘘を付く稼業の危うさと尊さをほっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月18日
嘘より本当つう価値観を、ひっくり返して揺らしてくるのは、面白いし気持ちがいい。
嘘なら、自在に操れるとでも思ってたのかい?