ラブライブ!スーパースター!! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
ついに動き出した、かのんのスクールアイドル活動。
しかし生徒会長の恋は、結ヶ丘の格式を盾に部活動を許可しない。
交換条件に持ち出されたフェス優勝に向けて、千砂都も巻き込んでの楽曲制作、体力作り。
諦めない気持ち、好きだという思いが、今弾ける!
そんな感じの、超えるべき目標と育まれていく絆、ラ! スタ!! 第2話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
大ッ変良かった。
最高のスタートを切った第1話の勢いを殺さず、頑張る姿を思わず応援したくなるスクールアイドルイズム全開に、みんな輝きまくっていた。
恋と学校が壁になることで、三人の健気と溌剌が強く浮かび上がる形に
自分にもう一度歌を与えてくれたクゥクゥとスクールアイドルに、感謝を忘れず真っすぐ突っ走るかのんの情熱。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
苦手な運動にヒーヒー言いながら励み、かのんとのスクールアイドル活動に邁進するクゥクゥ。
そんな二人を、真摯に導く千砂都の献身。
眩しい…あまりに青春のド真ん中、眩しすぎる…。
同時に勢いで押し切るだけでなく、繊細な情感や微細な風情を画面に宿し、ナイーブな質感もしっかりある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
元気のいい笑いも取り混ぜつつ、全領域で面白い贅沢な作りは二話になっても健在である。
笑えるし、感動できるし、可愛いとも思える。萌えアニメのプリン・ア・ラ・モードや…。
フェス優勝という課題に向けて、頑張る三人を丁寧に追ったことで、健気な努力を応援したくなるスクールアイドルの強みが、生き生きと弾んでいたのは良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
彼女たちの情熱はクラスメイトや家族を巻き込み、知らず知らず瞳を引きつける。思わず前のめりに応援してしまう。
”学生の部活動”だからこそ生まれる、懸命に溌溂とやりきる姿への、共感と感動。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
”スクール”アイドルの強いところが、凄く自然に視聴者に届く作りになってて良かった。
あ、みんなメガトン級に可愛かったのも最高でしたね。表情も感情もコロコロと変わって、見てて飽きないのがありがたい。
というわけで見てくれよ、この主役の百点満点にっこり笑顔を!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
前回初手でのヤサグレ顔が衝撃だっただけに、このえびす顔にはこちらもホッコリである。良かったねぇ…。
歌いたい、でも歌えない。
そんなジレンマを克服した喜びが、思わず溢れる
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第2話より引用) pic.twitter.com/g1JwkbNti8
それを生み出したスクールアイドル活動は、クゥクゥのやりたいこと、助けるべきことを越えて、かのんの夢になりかけている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
今後誰かの夢を叶えていくだろうかのんが、一番最初にスクールアイドルに救われている構図は、テーマが強く出て良い。
スクールアイドルは、人を救うのだ。
しかしそれをかのんに与えた当人は、この絶望顔である。顔芸豊富で嬉しいねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
感情の起伏が激しく、ブレーキがぶっ壊れた思い込み暴走人間と、それを支える真摯な少女。
かのクゥのバランスは、話が元気に転がりつつスピンアウトしない、非常にいい取り合わせだ。
これまでシリーズが常道としてた座組をひっくり返し、情熱人間に振り回される常識人を主役に据えたことで、ここまでなかなか照らされなかった部分に光があたってる感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
一度夢を諦めた少女が、”スクールアイドル”をやる中で何を掴み、何に苦労するのか。面白い視座だ。
相変わらずシャレオツなサブタイトルにもあるとおり、二人の部活動は恋によって阻まれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
結女の名前を冠する以上、音楽で遅れを取るわけには行かない。
その頑なさは、どうやら母への思いと結びついているようだ。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第2話より引用) pic.twitter.com/ZujWLx6frf
『なーにがヨソでやれだ! ああ出てったるよ!!』と、ソッコー退学届にサイン叩き込むクゥクゥのパンクスっぷりに惚れ惚れしつつ、喫茶店の作戦会議は続く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
劇伴と上手く響き合う、テンポの良いコメディが楽しい。ここらへんは花田先生の強い所か。
かのんちゃんは中国産の暴走超特急に振り回されつつ、自分の思いを素直に伝える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
スクールアイドルが好きで、クゥクゥを助けたい。
大好きな歌で、誰かをもう一度笑顔にしたい。
現実に適応したヤサグレ少女に見えて、かのんちゃんは自分の”好き”を伝えることに、一切の躊躇いがない。ま、眩しい…。
そんなかのんの思いに応えて、クゥクゥもかのんと一緒だからこそ強く、スクールアイドルをやりたい気持ちを言葉にする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
この大好きのコール&レスポンスが、あまりに濁りなく眩しくて最高である。
何かを好きっていうのを、恥ずかしがらないんだよなーこの子ら…偉いわ。
ちーちゃんに偵察を頼んで、どうにか部活動できないか恋の弱みを探るかのんの眼は、強く真っ直ぐな色をしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
クゥクゥがかのんの『歌いたい』という気持ちを後押しするように、かのんも『スクールアイドルが好き』という思いに、どうにか力添えをしたいと頑張る。
その純粋な思いが、やや切れ長の瞳に強く宿っていて、大変頼もしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
筋が通らねぇことには堂々反論し、誰かのために一生懸命。
かのんちゃんの侠気エンジンは、危機を前に超本格始動である。
義と誠を知る女(ひと)…信頼できるぜ。
ここで恋が周囲に頼られる、優秀な人格者であると描写しておいたのは、今後に向けての良い布石だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
なにかに頑なになって、不当に邪魔してる子はあんま、仲間になってほしくないもんなぁ…なんか理由があって、譲れないから立ちふさがる
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第2話より引用) pic.twitter.com/RVErdtC3s8
現状”敵”でしかない恋の顔色を、かのんちゃんがこの段階で気にしているのも良い描写だと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
誰かが思いを傾けて本気になる時、生まれる風。
それを無視できない人なんだろうな、かのんちゃん。
…スクールアイドルをやるために生まれてきた女じゃん。魂がウルトラオレンジ点灯させとる。
結局話はフェス優勝という試練に落ち着き、ダンス担当ちーちゃん先生も巻き込んでの努力タイムが始まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
自分が誰かを助けるのは当然だが、誰かが自分のために犠牲になるのはマジで許せねぇかのんが、千砂都に先回りして加入を封じるの、面白い立ち回りだった。
やっぱ音楽科受験の失敗は、かのんちゃんの心に長い影を伸ばしていて、自分が届かなかった白服を着込むちーちゃんには、夢を追いかけて欲しいのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
そこで、自分の輝きが幼馴染をスクドル道に引っ張ると想像もしないのが、澁谷かのんという女である。
切符と面倒見の良いちーちゃんも、ヘロヘロながら根性満点のクゥクゥちゃんも、大変気持のいい体力づくり描写である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
ヘニャヘニャにしなびながら可愛く思えるのは、可愛げの作り方が良いのか、魂の輝きが努力に華を添えるのか。
素直に応援したくなる、良い書き方よね。
楽曲作成と体力作りが並行するモンタージュは、この作品の強みである冴えた美術の助けも借りつつ、気持ちよく進行していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
歌詞の書かれたノートを、ただの文章ではなくクゥクゥの心として受け取り、精一杯の誠を返すかのんに、漲る”義”。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第2話より引用) pic.twitter.com/qcgJm3Kjan
ランニングシーンを幾重にも重ねて、努力が実を結ぶ充実感もしっかり伝わる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
こういう描写の骨が太いからこそ、家族が見守り、クラスメイトも気付けば応援し始める”流れ”が自然に生まれる。
誰かを惹きつけ、応援してもらう。
”アイドル”にとって大事なことを、三人は自然体で成し遂げていく。
澁谷家の女達が長女を遠巻きながら見守ってるの、生っぽさと暖かさが同居した凄く良いし、ここでいい感じに”家”を描いておくことで、恋の話に踏み込んだ時活きそうな描写でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
こんな暖かい場所で育まれちまったら、かのんちゃんは”敵”が内に秘めているものを、間違いなく理解っちまう…。
解ってもらえなくても良い、大事なものを守りたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
そんな頑なな壁を突破し、スクールアイドルに目覚めた主役がより広い場所へ、一人の少女を連れ出す道筋が、うっすらと…しかし確かに見えてきてるのは、とてもいいと思います。
麻美子のお声もたくさん聞けるしなッ!!
しかし現状、エリート集団・音楽科と落ちこぼれん軍団の対比構造にはなってて、流れてくる合唱の声にかのんちゃんは根性を絞り出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
ハイレイヤーでクラシックな、評価が既に定まった文化から、一度締め出された少女。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第2話より引用) pic.twitter.com/X9jJ7oAfRN
かのんは高みを流れる音楽に『諦めない気持ち』を刺激され、第1話では手に取れなかったギターをひっつかむ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
かつて周囲のノイズと自分の声を封じるために使っていたヘッドフォンは、夢に向かってただただ真っ直ぐ進むための祭具として、彼女の魂を助けている。
それを見守る家族が丁寧に描かれているのが、やはり良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
生っぽいスレた対応をしつつも、挫折を知った長女を心配している様子がジワッと心に染み入り、しみじみありがたい。
お姉ちゃんの燻ってた魂に火が付いて、驚きつつも嬉しいんだろうなぁ…。
今後恋や千砂都が加入した時に、音楽科で扱ってるハイカルチャーをどう”スクールアイドル”に織り交ぜ、活かしていくかも楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
緑と白の対立構造は、コナクソと魂を燃やす序盤のニトロとしては優秀だけど、長く引っ張りすぎるとヤダ味でそうだからね。
かのんの音楽科への感情は、歌えない現状への苛立ちと繋がっているとも思うので、スクールアイドルとして挫折を乗り越え、歌を力に変える内、変化していくものでもあろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
許せないと思っていたものを、気付けば受け入れていた。
そんな成長が今後見れると、大変嬉しい。
夢中で新たな歌を作り上げた時、かのんは街を走る少女を見かける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
努力を積み重ね、掴み取った新しい自分。それを連れてきてくれた、かけがえない出会い。
夜は明け、世界は暁光に照らされていく。スクールアイドルの夜明けぜよ…。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第2話より引用) pic.twitter.com/ArAG1xt1gD
かのんのあがり症、クゥクゥの運動下手。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
”出来ない”は誰かに信じてもらうことで、”大好き”を共有して一緒に走ることで乗り越えられる。
そういうポジティブなメッセージが、美しい色合いの朝焼けによく映え、最高のED入りで炸裂する。勝つしかねぇ…マージ最高。
EDコンテ演出は、虹ヶ咲の河村監督。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
原宿のKAWAIIが暴れ倒すオフショットも眩しく、活き活きと可愛らしい。ホントこういう”絵”切り取らせたら、天下一品のお人ね。
はよう本編でも、5人揃ったハーモニーを魅せてくれや…。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第2話より引用) pic.twitter.com/KPy1TgGi8r
という感じの、努力努力のスポ根アイドル物語でした。大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
過度に汗臭くならず笑いも交えて、しかし真剣さが伝わる熱量で、細やかな配慮も交えつつ爽やかに。
かなり難しいバランスをヒラリと乗りこなしていて、第1話で見せた”強さ”がフロックではないと、しっかり確信させてきました。
記号化が行き過ぎてバカに見えたり、人間味がなくなったりするわけでも、楽しく食べれない難しさが表に出るでもなく、凄く魅力的で面白い塩梅に、キャラもお話も整えているの、本当に凄いな、と感じます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
今飲み干せる味付けに、しっかり整えられてる印象。”勝負”しに来てんなー…そして現状勝ってる
部設立に条件を付けて、努力のブースターを着火させたり、頑張る理由が素直に飲めたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
ラブライブ第3話恒例の初ライブも、身内でのお披露目とはまた違った勝負論が盛り込まれて、なんか凄くワクワクさせられます。
これまでの歴史を踏まえつつ、要所要所でヒネるバランスも凄く良いんだよなー。
さて勝負の代々木スクールアイドルフェス、少女たちの努力は実を結ぶのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
白と緑に分かたれた幼馴染たちは、中国産の強力エンジンに掻っ攫われていくのか。
大変気になりますが、次回は8月8日放送です。
マージか…待ちきれねぇぜ。とても楽しみですね!
あとリエラのうたはカノンちゃんソロで、相変わらずお花の妖精ちゃんで最高だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
リエラが映る時、必ず花も一緒に切り取られて、彼女たちの華やぎと活力を象徴してくれるの、凄く良い演出だと思う。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第2話より引用) pic.twitter.com/Lij0TrO1eV
現実の原宿はあんなにも、ボタニカルな生命に満ち溢れた場所ではないのだけども、作品の主題に合わせて風景を操作し、一種隠れ里的な魔法の魅力を舞台に宿しているのは、アニメ特有の演出でとてもいいと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月19日
あの世界の原宿は、花に満ちた異境なのだ。内浦の波、音ノ木の音、お台場の硝子と同じやね