イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/07/25 天下繚乱『悪の栄えた試しなし』

今日はよねちょくんが新作システム、天下繚乱のGMをしてくれました。

シナリオタイトル:悪の栄えた試しなし システム:天下繚乱 GM:よねちょくん

新米くん:狗牙蓮太郎:23才男性:白虎2鬼人衆1 鬼の力を以て鬼を狩る一族に生まれ、その宿命に殉じる青年剣士。刃のごとく研ぎ澄まされた武錬と、煮え切らない甘さが同居する若虎。

コバヤシ:”阿夫利の”徳次郎:27才男性:青龍2剣客1 滅法腕が立ち義に篤い、雨男の渡世人。世の理からはじき出されつつ、宿星にのみ従う生き様を静かに貫く、静かなる龍。その行く末には凶兆が待つ。

こんな感じのメンバーで、初めての天下繚乱遊ばせていただきました。大変面白かったです。
時代劇を真っ向から遊ぶシステムもなかなか少なくて、歴史ネタのクスグリと怪異伝奇が入り混じった世界観は新鮮でありながら妙に懐かしく、しっくりと肌に馴染みました。
2人プレイということでロールの掛け合いも対比もいい感じに決まり、道の行く末に悩む若武者と、己の星を静かに見定めた博徒のコンビが、しとしとと雨の降りしきる中で同じ軒先に雨宿り、鮮血を振り払って未来を切り開いていきました。
実は今回のキャラ、10年ほど前にBBTで使ったキャラ(https://lastbreath.hatenablog.com/entry/20101214/p1)のリブートでありまして、BBT世界線だと世を呪う悪霊となった大事件に飛び込む前、一人間だった時代をせっかく遊べるってことで、キャラ倉庫から引っ張り出してきました。
何かと雨が降るキャラなので、篠突く雨に土砂降り、血の雨涙雨と色々湿らせつつ、なかなかいい感じに大江戸ハードボイルド出来たかなー、と思いました。休憩時間に小林まこと先生の長谷川伸マンガをたっぷり読んで、侠客マインドセットは十全。
煮えたロールをたっぷり楽しみつつ、時代劇のデフォルトセッティングを思う存分楽しませていただきました。ザ・定番つーシチュエーションが堂々おおきく振りかぶって殴りかかってくる快楽は、付属シナリオ一本目の良いところだなー。

まーシステムはSRSベース……しかも”拳禅無双”みたく大胆なアップデートを加えていない感じなので、遊びやすくなっているものの根本的な古さと重さがあり、なかなか困った部分もありましたが。
そこら辺はよねちょくんが手を入れてくれて、新鮮で魅力的な世界観をたっぷり吸い込み、ストレス少なく遊ぶことが出来ました。TRPGという体験に求めるものが共通してる馴染みのメンバーだからこそ、かゆいところに手が届く気配りがズバッとハマるのは、本当にありがたい限りです。

というわけで、大変楽しく遊ばせていただきました。よねちょくんが色々思案を練っているようで、今後も楽しめそうでありがたいです。良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。