乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
誘拐事件も無事解決し、平穏を取り戻したカタリナ。
四人の王子たちも派閥争いに巻き込まれつつ、心底ではお互いを思いやる。
知らずその流れを作った少女は、王子様のキスを夢に封じ、今日も今日とてノンキな青春…か!?
そんな嵐の前の静けさ、回想多めのはめふらX第5話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
誘拐事件の背景にある四王子派閥闘争、当人たちがどう思ってるかを掘り下げていくエピソードである。
ジェフリー兄さんが極度のブラコンで、国を害する奸臣まとめて自爆する気満々なのが、勇ましくもこええ…。
のんきなカタリナ目線だとなかなか気づかないが、舞台になっている王国は結構シビアなルールで動いていて、放っておくとどんどん人間性が削れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
キスの衝撃を夢に封じるカタリナの幼さは、そんな流れをせき止め、知らず良い波紋を広げていく。
中身が野猿に入れ替わったことでジオルドが変わり、それを受けてアランが変わり、二人の兄弟が素直になってジェフリー兄さんは大歓喜。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
今回利用されてたセリーナを誑し込んだことで、次兄イアンも婚約者との関係がスムーズになって、王家全員カタリナに頭が上がらない状態である。
兄弟の回想シーンは全体的にドン曇りで、思い合ってるのに気持ちが通じ合わない重苦しさを、上手く視覚化している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
この暗雲を払ったのが、転生を果たしたカタリナである。彼女がいることで、全部が良くなっていって、物語は既定路線から逸脱していく。
ワクワク乙女ゲーのスパイスとして、コンプレックスと不和を埋め込まれた元のゲームでは、王国は相当危うい状況だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
四王子をそれぞれ神輿に担ぎ、対立を煽って手段を選ばず利益をかっぱごうとするゴミが、宮廷には渦巻いてるからな…内政が安定しない。
カタリナという触媒が極悪令嬢のまんまだと、お互い誤解と諦観を抱えたまま状況が転がってたわけで、グダグダにして私益貪りたい連中も、グズグズにして国家にヒビ入れたい輩も、良いように暴れられる環境だろう…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
しかしカタリナが変わった結果、兄弟はお互いの真心を素直に認めるようになる
今後権力闘争がどう転がるかは読めないけど、この話人間等身大の真心を無下にしない作りなので、兄が超絶ブラコンで、弟がそこにある思いを理解ってる状況だと、国家というデカい神輿もそんなに揺れないんじゃなかろうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
カタリナの素直で幼い振る舞いは、結果として国一個救ってるわけだ。
ジェフリー→ラーナ→魔法省という流れで、闇の魔法による悪意と私欲の連鎖にも楔が打ち込まれそうだし、今回回想とモノローグで確認された幼年期からの蓄積は、結構デカいものとぶち当たっていきそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
まーそれはあくまで、ノンキな一少女の外側で渦を巻いてる対岸の火事でもあるんだが。
何しろ自分を中心に巻き起こる恋の嵐すら、ぽけけーっと他人事なのがカタリナ様なので。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
自分の魅力と異能に無自覚で、とんでもないことをナチュラルに乗りこなしてる無垢こそが、やっぱ彼女(そして彼女を主人公にするこの物語)の特徴なんだろうな。なので、恋にも無自覚、と。
てっきり夢オチで保留して安全領域に守っていくかと思ったが、ジオルド勝負のSecond Kiss…でグイグイ攻めてきて、なかなか頼もしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
他の連中が両腕に魔力携えて、ワイワイギャーギャー抗議に来るのが、ちょっと”らんま1/2”っぽくて懐かしい。(歳がバレる発言。るーみっくな空気が好き)
誘拐事件をトリガーに、カタリナを巡る恋のバランス、その中心にいるカタリナも変わっていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
彼女が無垢で幼いことがお話の絶妙なバランスを保つ要と知りつつも、思春期の一少女として大事な一歩を、ちゃんと自分の足で進ませて欲しい気持ちもある。恋自体には憧れてるしなー…。
まーこのままジオルド爆走で一人勝ちとはならないだろうし、各キャラクターの追走にもそれぞれの個性が出そうで、なかなか面白い状況だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
”静かなる修羅”マリアの詰め筋と、”欲望の迷い子”メアリの大暴走が、個人的な注目ポイントです。嵐の中で剥き出しになれッ!!
つうわけで、陰謀の裏側にある真心のリンクと、そこに主役が及ぼした影響を追う回でした。とても面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
ジェフリーを陰謀の中心と誤解させたまま引っ張る作劇もあったと思うんだけど、とっととネタばらしして安心重点な所、凄くはめふらっぽい話運びだなー、と思う。大事なのはそこではないのだ
闇の魔法と権力闘争つう、国を巻き込んだデカいフレーム。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月31日
それが飛びして発火しだした、恋のマクロコスモス。
大小二つの舞台がどんな状況なのか、確認するエピソードだったと思います。こういう端っこの処理が丁寧なの、地味に強いところよな。
これを受けて、次回どうなるか。楽しみですね。