ルパン三世 PART6を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
トレジャーハンターの招待状に誘われ、ロンドン地下オークションに姿を表したルパン。
お目当ては海賊王ジークのお宝…ではなく、古ぼけたこけし!?
謎めいた地図と因縁が織りなす、スラップスティックな珍道中。
”漆黒のダイヤ”の正体やいかに!?
そんな感じの湊かなえ脚本回、ちと懐かしいテイストのドタバタ争奪戦である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
ブラジル移民、海賊、胡椒で三題噺にまとめた感じで、色々ツッコミどころもありつつ、久々のストレートなお宝を巡っての珍道中となった。
スタイリッシュで捻った書き方が多い近代ルパンには、あんま無い味付けだったな…。
まぁ言葉語らずにいえばかなりザックリしてて、『たかだか100年前でそのカリビアンスタイルの海賊なねーだろ』とか、『要素盛りすぎで焦点ぼやけ気味』とか、色々言えるとは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
カトラス構えて村焼き対応に来る海賊王、どう考えても1600年代の動物だったな…。
お話としてはルパンが謎の招待状とトレジャーハンターに振り回されつつ、お宝”漆黒のダイヤモンド”の正体に迫る感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
騙し騙されタフでセクシー、半分不二子主役な感じもあった。
オークションの時の、背中バックリ空いたドレスがかっこよくて好き。
ドローンで現場に急行するルパンとか、マジでただ出てきただけ…なのをセルフツッコミする次元&五エ門とか、コミカルな味わいのあるエピソードだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
前回のように焦点を絞り、出さないキャラは出さない手もあるが、『せっかくだから出すだけ出す』つうチョイスもあるわな。
今回ルパン一味は謎のトレジャーハンター・サクラにしてやられる立ち位置で、妖怪オババのやりたい放題に、軽く戦慄もするが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
車椅子でおとなしくしてるかと思いきや、両足ですっくと立ち上がり薪雑把で悪漢伸した所は『俺ツエエしたすぎだろ…』となった。
TRPGの、加減間違えた強キャラ臭がある。
ぶっちゃけサクラの話にするのであれば、もうちょい体重を載せれる描写がほしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
のだが招待状に隠された謎(ミステリー)を機能させるために、底が知れない漢字の描写になり、率直にキャラが見えるタイミングが後ろに回った感じがある。
イイ話で納めるには、後一手火力がある回想欲しかったかな?
探し求めたお宝がくしゃみ一発、波間に消えていくオチは好きで、幻の開花を報酬に去っていく不二子にも、颯爽とした味わいがあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
ロマンティシズムとスラップスティック、両方狙って半端になった感じはある。
ただこのなんともつかない雰囲気が、”ルパン”ぽい味付けにもなっている。
スタイリッシュでメタなだけでなく、”念力珍作戦”的なトホホ感もひっくるめて”ルパン”だとは思うので、今回のやや半煮えなテイストは嫌いではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
色んな要素を強引に盛り付けたチャンプルーな感じ、ゴロッと角を取ってないキッチュな味付けも。
ただまー…もう半歩、よりふざけた方向かイイ話の方角か、明瞭に踏み込んでくれたらもっと良かったかな、とは思う。(徹底的にバカで突破したのが”ルパン対天才金庫”、いい話で抜くのが”もう一度、君の歌声”)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
それが同居してるのがこのエピソードの良さであり、”ルパン”らしさ…て感じもするけどね。
今回の味付けからは、『湊かなえのみたルパン』が強く透けてる感じもあって、それはゲスト脚本家に”ルパン”を書いてもらう企画、一番の面白さだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
まぁ湊先生が実際、どんなルパンを見て何を思うかは当然、いち視聴者である僕には判らんのだけども。
それでも、その匂いを嗅いだ錯覚がある。
へっぽこな三枚目、冷徹な殺し屋、情を知るロマンティシスト。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
沢山の…あまりにたくさんの物語の中で、矛盾すらする百億の顔を持つ怪盗にいったい、どんな物語を託すのか。
それを多角的に見れるのが、PART5からのゲスト脚本構成に、僕が感じる面白さでもある。
色んな”ルパン”を重ねていくことで、怪盗のホログラムは精度が上がり…もっと解らなくなっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月13日
そんな複層のミステリを追うのが、僕は楽しい。
というわけで、次回は押井再び。
予告の段階で『虚構と現実!』と、いつものコースに”ルパン”投げる構えしとるけども、一体どうなるか。楽しみです。