プロセカイベスト”Same Dreams,Same Colors”を読む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
新曲のイメージを掴むため、キャンプ場に赴いたビビバス達。
初めての体験が山盛りのオフタイムに、冬弥は一体何を掴むのか!? というお話。
完ッッ全に青柳冬弥がYOUJYOであり、可愛い可愛いとはしゃいだ後、しみじみ泣いてしまった。
”Period of Nocturne”で自分の過去、父という巨大な抑圧と向き合った冬弥は、周囲を良く見て自分を客観視出来る、非常に優れた人格の持ち主である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
しかしそんな風に未来に向けて拓けていることは、過去を無条件に書き換えない。
足りない経験は、改めて掴まなければ身にならない。
『危険なので、運動会も遠足も行ったことがない』という話が出された時、『は? 情緒的虐待じゃん…』と真顔になったが、冬弥はそういう状況にあった自分、経験がないのに出来るないことがある自分を憐れまず、世界を恨まない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
そういうものなのだと、静かに清らかに見つめて受け入れる。
この濁りの無さはあまりに透明度が高すぎてファンタジックではあるものの、かく在りたいと思わされる理想が輝いていて、なんとも眩しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
”変人”とカテゴライズされがちな天馬くんの本質を、真っ直ぐ見つけて尊敬しているのも、こういう視線が生み出す態度なのだと思う。
哀れみや憎しみに足を止めないので、冬弥の人格的歩みはとてもスピーディーだし、あまり回り道をしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
良き友人にも恵まれ、足りなかったと思えるものをちゃんと祖の手に掴み直す奇跡を、真っ直ぐに手にできる。
”奇跡”と書いたのは、結構素直な気持ちで。
過去に手に入れられなかったもの、奪われたものに向き合う時、人は痛みに足を取られて、凄く再獲得が難しいものだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
何しろ祖の主体は自分自身なので、常に感情や記憶の濁りが想いに追いすがって、簡単に心を改めさせてくれない。
冬弥は、そこの透明度が頭抜けて高い。
ここら辺、爽やかに人間強度が高いメンツが集まり、挫折や苦悩に見舞われつつもあくまで前向きな、Vivid Bad Squareというユニットの”色”もあると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
簡単には拭えぬものに向き合い続けてる、ニーゴの色合いとは面白い対照だ。
ここに東雲姉弟でラインが繋がってるのが、また興味深いんだがな…。
冬弥は出来ない自分を憐れむことも、そうなってしまった過去を恨むこともなく、必要なものを自分で考えて、足りないものへとどんどん自分を投げ込んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
そう思える冬弥になったのは、やっぱ彰人と出会って父の束縛から離れ、望みのまま歌う決断をしたことが、とても大きいのだろう。
そんな闘争心が本気の仲間と共鳴を呼び、絆を育んだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
何かとストリートでバチバチしがちなビビバスちゃんが、超絶仲良しにみんなで笑い合い過ごす姿は、なかなかレアでとても良かった。
音楽にマジだからこそ、寄り道せずに尖った生き方してる連中なんだけども。
でも音楽以外に楽しいことも沢山あって、それを共有することでより強く、響き合うことも出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
大河さんがこはねに、一見回り道にも思える変なレッスンしているのも、音楽が音符以外の者からも出来ていることを、よく知っているからなのだろう。
そういうことを伝えてくれる人とも、冬弥は繋がってる
姉に日々ぶん回されてる彰人がトラブル対応に強いのとか、こはねが思いの外教えるのが上手いとか、ヒリついた路上では見えてこない部分に光があたって、ユニットの話としてもとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
こはねは青柳くんが自分で体験して糧に出来るよう、丁寧に道を整えてあげてて、優しいお姉さんみがあった。
根が献身的というか、他人の笑顔が自分の幸せになれる子なので、どうすればこのキャンプが冬弥の実りになるのか、一生懸命考えてるんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
こういうちょっと後ろに体重がかかった生き方は、生き急ぐ他メンバーにはなかなかない強さだ。
でもそれは多分、こはねの中では”弱さ”とも認識されてる。
ビビルカが明るく伝えていたように、祖の人にしかできないことが必ずある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
それぞれの色を組み合わせて生まれる幸せが、どんな輝きを放っているか。
自分が持っている鮮やかな色彩が、どんな色をしているか。
冬弥は今回のキャンプでそれを学び、取り戻し、前に進んでいく。
それが無茶苦茶に眩しくて、ジジイはホロリと泣いてしまった。今後も幸せになっていって欲しい…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
星のご本たくさん読んでたから北極星の見つけ方も解ったし、細かいことをしっかり考えて準備する性格だから、地図もポッケに入ってたわけじゃない…。
抑圧された幼年期に叩き込まれたクラシック、研ぎ澄まされた耳は冬弥の確かな武器だけど、それ以外にも出来ること…冬弥が”青柳冬弥”であるだけで輝く光ってのが、ちゃんとあるはずで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
そうやって自分が自分でいる意味、それを教えてくれるセカイへの喜びを掴めるのは、本当に良いことだと思う。
東雲父がリーズナブルな穴場キャンプ場見つけてくれた描写が、俺は好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
”満たされないペイルカラー”を読むと、我が子の可能性を不器用に握る潰すことしか出来ねぇ、なかなか厳しい親に見えるあの人と、彰人は結構普通に”親子”してて、こういう当たり前の優しさもみせる。
絵奈の心が複雑骨折したのも、それをなんとかギブスで繋いでネジ曲がったまま生きてるのも、”普通”ではないかもしれないけど、悪いことではなくて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
ただ人間の視界なんて狭いもんだから、苦しみの影に入っちゃってるものは見えにくい。
そういう視界不良を、ニーゴの仲間と切り崩しながら生きていく。
その先に待っている答えは、例えば弟のように現実対応能力に優れ、常にクールに状況を見れる強さや正しさだとは限らない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
上手く付き合えばキャンプ場を見つけてくれる父との関係も、”普通”になる必要も欠片もないと思う。
でも、もしそうなれたら良いな、と僕は思った。
高所恐怖症であることを忘れて、思わず駆け上がった木の上から、冬弥が見つけた星。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
それはクリアな視界を持つ彼だけが見つけれるものではなく、あらゆる子供たちの…人間の前に開かれている、明るいミライだ。
そこに辿り着くまでの足取りは、本当に人それぞれ、カラフルなパレットの上に広がっている
それが共鳴した時、思わず心地よいハーモニーが生まれてくることを、今回のエピソードは描いている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
気楽なオフタイムに見えて、『より良い歌を奏でる』という野心が燃えてて、意外で新しい発見をちゃんと持って帰ってるの、ビビバスっぽいなぁ、と思う。
彼らが歌う曲を選ぶシーケンスがあったのも、だんだんアーティスト集団としてステージを上げてる現状に合ってて、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
レオニやニーゴの楽曲作成が、解像度高く描かれた後なので、こういう描写があると各ユニットの在り方の違いが鮮明になり、ありがたいね。
危なっかしいダチに付き合って、ワイワイキャンプをしてみたら、歌が良くなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年12月21日
音楽が人生そのものに繋がっている不思議と出逢ったことは、ビビバスをさらにもう一歩、高い場所に進めていくとも思う。
こういう変化の積み重ねが、大きくドラマが動く時に活きそうで、次回も楽しみです。