イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

AKB49 18

宮島礼史×元麻布ファクトリー、講談社。もはや生AKBとは完全に違う速度を歩いている、ド根性アイドルストーリーの十八巻目。難波編が前回始まりまして、パフォーマンスの栄に続いて笑いの大阪っつーことで、コッテコテの悪の親玉が「お前は大映ドラマか」と突っ込みたくなる陰謀を十重二十重に張り巡らせる展開に。思い返せば、大映ドラマは最初からだった。おまけに俺は大映ドラマ的な展開、嫌いじゃなかった。
こういう感じに人間の悪意がどっしりのしかかる展開になると、みのりの人間力、主人公力は強い。兎にも角にも根性気合、折れず曲がらずヘコタレず。逆境に放り込まれても、安心して見ていられる主人公は有り難い。ピンチが雨あられと降ってきても、片っ端から受け流す様には貫禄すら感じる。そこら辺の重さをそろそろ、序列として表現していい時期に来てる気もするが、まぁそれは地方巡業終わった後のセンター編からかなぁ。
今回みのりが目立ちすぎたので、吉永さんが以前の空気的存在に逆戻りしていて困っちゃうネ。真っ向から波が来る今回みたいな展開だと、性別的にも人格的にも骨が太いみのりが受けるべき展開ではある。あるのだが、吉永さんもそろそろ直線的な悪意をぶっ壊していい頃だとは思うぜ。作者サイドもそこら辺は解っていて、巡業はじまってからキャラの方向性を変えよう変えようとしているので、じっくり待つべきかな。とりあえず、次回吉永起点で何かあるっぽいので、まずそこからか。