イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

六花の勇者:第6話『罠と潰走』感想

世界を救う六人の勇者が集まって、卑劣な陰謀に踊らされて内ゲバ真っ盛りなアニメも折り返し。
アド君が自分の立場を悪くしつつ密室トリックの穴を潰し、フレミーを拉致って逃走してオリジンについて語る回でした。
結構盛り沢山なんだけど、話としては進んでない感じもするのがこのアニメらしい。

おばちゃんとハンスが積み上げてった密室の条件はやっぱ、見せ掛けの結界発生と実際の結界発生がズラされてるということだと思う。
ワトスン役に色々言わせてそれを否定することで、トリックを縛る条件を確認しつつ試行誘導するってのは定番パターンだけど、主人公がそれやるのは珍しいね。
推理面だけではなく社会的にも物理的にも追い込まれてるので、アド君の後半大逆転に期待。

回想シーンで可愛らしいショタアドが出てきたけど、一瞬で絶望に枯れ果てた顔になっててビックリ。
あの村を凶魔にすり潰されて、自分だけ生き残ったってことかなぁ。
『苦しい時に顔歪めるのは三流。一流なら笑え』理論は、新井英樹の『SUGAR』思い出すね。
理不尽な状況を才能で覆せるわけではなく、世界最強発言の十割強がりなので、アドくんは凛ほど人格壊れてないけどさ。

そんなアド君、自分の味方をしてくれてるナッシュタリアではなく、自分を疑っているフレミーをさらっていったのは気になるところ。
描写の端々に過度のフレミー重視を匂わせてるわけだど、これが伏線なのか感情描写なのか読みきれんなぁ。
ただの『眼帯&乳ベルトの悠木碧声が好きすぎて頭がオカシイ人』かもしれんし、ここら辺は今後を待つ感じか。