SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
ほわんの故郷に元気をもらって、新曲も無事完成。
フェスに向けて意気も上がるましゅまいれっしゅは、甘やかな日々を過ごしていた。
弾ける笑い声、積み重なる日常…そこから生まれるハーモニー。”大好き”という想いは、何をもたらすのか!?
A:夜会話が盛り上がりすぎて、寝坊で遅刻
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
そんな感じの最終回直前! バンドたちがまったり絆を確認する回である。
フツーのアニメなら心配になる構成だが、まぁましゅまいだから大丈夫…だろう。
ダークモンスターとのバトルもなければ、描くバンドも数も少なめ。焦点もましゅまいに極端に寄せる。
ましゅまいのタイトな構成には良いところも悪いところもあると思うけど、少女四人に思いっきりクローズアップしたことで、濃厚な感情と関係性、その機微を丁寧に切り取れたのは良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
その分群像が影響を及ぼし合うダイナミズムとか、横幅広くいろんな価値観を切り取る画角とかは、あんまないけど
『せっかく3バンドあるんだから、特にレイシグをもうちょい彫り込んで奥行き生んでも良かったかな…』と思わなくもないが、狙いは判るしその範囲内で、上手く行っているとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
今回まったり日常を切り取る中で、伏線を張っていた”メッセージ”の出来で、全体の評価も決まってくるかな?
総評は最後まで見てからやるとして、今回は基本ましゅまいをドッシリ追う話。”今回も”か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
何度も言うけど、焦りのないカメラで少女と少女の距離感、その変化を追いかけたことは、独特の面白さを産んでいると思う。
猫耳ファンシーキャラなんだけど、吐息に実在感がある…というか。どこか生っぽい。
展開されているのは夢みたいなキラキラ青春なんだが、動き一つ一つがゆったりしてて、色んな情感が宿る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
冒頭のヒメコイジりにしても、アマチュアバンドのユルい空気感、肩に力が入らない楽しさが、しっかり感じられる。
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小鳥たちがさえずり、毛づくろいをするようにじゃれ合う少女たち。ちょっと恥ずかしいことも言って、イジってみたり拗ねてみたり、尻尾をブンブン振ってみたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
ストーリーの起伏はあまり大きくないんだが、それを描かないスペースをみっしりと、空気感のある日常が埋めている。
やっぱそのみっしりした質感が、ましゅまいアニメの特色であり良いところなのかなぁと、キモい笑顔でヒメコちゃん見ながら思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
やっぱねぇ…あんだけツンツンと自分を守っていた子が、気のおけない仲間と無防備に笑いあえる姿を見るのは、幸福なことですよ。
今回はここまで積んだ10話の”答え合わせ”みたいな側面もあり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
Q 第4話を経て、デルミンとルフユはどういう距離感になったの?
A 完全にマブ
みたいな。
理由もねぇのに、安アパートで寝っ転がってるのが心地いい。そういう間合い。
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『天井のシミを数える』とか『おかわり』とか、隠語の多い回だったけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
第4話でバチバチしたことで、お互いの壁が崩れ、構えない無防備を預け合う関係が生まれた。それがダラーッとした会話の中から感じ取れるのは、やっぱり良い。
隠すものだったノートも、堂々見せるものに変わったのだ。
デルミンも自分の中の”好き”を、ちゃんと言葉にして伝えるようになった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
初期の硬い空気をしっかり描いたからこそ、その変化はビリビリ感じ取れる。
まぁ濃く描かず肌で理解らせる部分と、ダイレクトに殴りつける部分が混在はしてるけど。つーかLOVEで殴るパワーが強いんだよ!
レイシグの強張った本気主義に、ましゅまいは同質の頑なさではなく、まったり温泉行って皆で楽しむ答えを出した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
そういう『日常の強さ』みたいのが、このバンドの…そして彼女たちを主役にするこの物語の、一つのテーマなんだと思う。
だから日々を積むことで生まれたものを、最後に再話する。
それはまぁ、のんびりしすぎた語り口かもしれないけど。僕はやっぱり好きだなぁ、と思う。好きになれる女の子として、四人を書いてくれたからそう感じるんだろうなぁ、とも。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
甘すぎ綺麗すぎで”リアル”ではありえないんだけど、だからこそ見たいと思う、ゼロ距離の友情。たっぷり食えて嬉しいよ俺は。
地面に足がついた日常の手触りは、フェスに浮かれる少女たちからも感じ取れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
祭りの空気に載せられて、夢を見上げるフワフワの足取り。その只中に自分たちの名前を見つけて、笑顔で記念写真。
き、キラキラ過ぎる…(浄化されるモンスター)
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運命ってやつが結びつけてくれた、大事な友だち。かけがえのない仲間。そこから生まれるサウンド。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
最初のフェスはそれを”みんな”に知ってもらう大事な舞台で、結果は後から付いてくる。付いてこさせるためにも、全力で走らないといけない。
今この瞬間の高鳴りを、歌に乗せて。
そういうましゅまいの到達点は、リムジンから遠く”プロ”のポジションでフェス見てるレイシグにどう刺さるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
そこを描ければ、お話としては収まる所に収まると思う。(おそらく意識して)タイトでコンパクトな話だよね。
四人が出会って、バンドになって、誰かに届く音楽を奏でるまでの物語。
その歩みはドコ指と直接交わることはないが、同じ温度で並走している。つうか燃えてる、燃えてるよ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
ヤスの稼業を手伝うようになったこの風景が、不良少年バンド、一つの到達点なのだろう。ママンと一緒に、俺も笑顔だ…。
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オトコノコ達の汗臭く騒がしい青春に対し、ガールズはあくまで甘く、優しい舌触り。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
グループ通話でまったり楽しく、あくまで構えすぎないように。その平穏が、のちの悲劇に繋がるとは…。
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ここで”四人”の特別感を書いた上で、さらに”二人”のスーパースペシャルをぶっこんでくるのはましゅまいアニメだなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
みんな大好きだけど、ヒメコちゃんは更に大好き。だって、ヒメコちゃんはヒメコちゃんだから。あ、甘っ!!
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二週連続で、女と女があまりに美しい夜に思いを溶かしていくシーンがぶっ飛んでくるとは思ってなかったが、禁断の夜会話二段打ちの代償はデカイ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
…クライマックスにピンチが必要なのは判るけども、ちーっと粗雑じゃないスカね、寝坊は。ララリンのキレ芸といい、端っこの処理が時々ざっくりだな…。
とまれ、フェスは熱く動き出しちまっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月22日
ドコ指の3Dステージをすっ飛ばして生み出した時間で、主役たちは何に焦り、何を成し遂げるか。
ヘタにデカくブチ上げるのではなく、ましゅまいらしいクライマックスになると良いな。次回も楽しみ。