ゆるキャン△ SEASON2 を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
遂に始まった、冬の終わりの伊豆キャンプ!
キャンプ地までたどり着くには、伊豆の絶景あり、楽しいグルメあり、想定してなかったアクシデントあり!
旅の途中も、また旅。
みんなでいることの面白さをたっぷり詰めて、笑顔満点で行こう!!
そんな感じの、伊豆キャン(多分)四部作の第二話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
伊豆の絶景を堪能しつつ、色んな場所でキャンプし観光し、アクシデントもワイワイ楽しい。
そんな彼女たちの旅路にどっしり同行させてもらう、ゆるキャン△らしい仕上がりだった。とにかく落ち着いてる。
今回は”景”を楽しむ旅なので、普段以上に背景力が唸り、美術が冴え渡っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
この精度で現実を絵に落とし込むと、風のうなりも聞こえてきそうでなかなか凄まじい。
現実だと『寒ッッッッッむ!』以外言葉が出なさそうだが、これはゆるキャン。
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ハードコアなリアルに心地よいフィルターを掛けて、最良のファンタジーとして届けてくれるお話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
エピソードに詰まった”伊豆に行きたくなる力”が凄くて、シズル感ってやつを頭ではなく心で理解した。
髪色の派手な女の子たちの、元気な笑い声が最強の消費誘引…か。
さておき、先週早朝に出発したリンちゃんを追うように野クルも旅立つ。小犬子 IN キャンプ、”ハラ”固めてたつもりだったが想像以上に”強い”な…可愛すぎる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
桜さんも可愛い妹を無事送り出し、旅は始まる。この余裕バッチクール系姉、妹が好きすぎて頭が…(知ってる)
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楽しい時間に漂う不穏な気配、なでしこの目の下の隈。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
『すわ、大間々岬再来かッ!』と警戒するも、ソッコー爆睡でホッと一安心。
こういう所で、楽しくないキャンプ要因をきっちり潰しに来るのがこの作品だなぁ、と思う。うまーく逃してる感じ。
一方正月の仇を晩冬に討るリンちゃんは、一人伊豆海岸をバイクでめぐり、絶景を楽しむ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
今更なんだが、リンちゃん感性がおじさんだよね…だからこそ、おじさんがガーリなキャンプ空間に没入するアバターにもなってくれるんだが。
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しかしおじさんではもう掴み得ない輝きが、彼らの歩みには確かに満ちている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
携帯電話は相変わらず、楽しさの媒としての仕事を十全に果たし、別々の未知を進みつつ少女たちは繋がっている。
なでしこの爆睡も、アプリで飾って一笑いのタネだ。
車で進む”みんな”と、リンちゃんの独行が同時に進んでいくのは、なでしこにソロキャン挑戦させ(そしてリンちゃんの孤高とは別の結論を出させ)た第二期らしい歩みだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
その両方が素晴らしいし、それは断絶していない。旅の途中でも楽しさは共有できるし、いつか合流も出来る。
間口はいつでも空いていて、新しい喜びもやってくる。見ろよこの新メンバー! あかりちゃん可愛いねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
実際可愛すぎて何度か死んだんで、法廷にこの画像提出したら絶対勝てると思います。”凶器”でしょ困難…。
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渋滞というあまり面白くない時間の、トイレ休憩のはずがガッツリ楽しむ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
そんなあかりちゃんの自由さは、非常にこの作品らしいな、と思う。
しっかりと計画して生み出される楽しみも大事だし、そこから外れた面白さも当然ある。色んなものに橋がかかって、世界は豊かに色づく。
下田の待ちぼうけも、リンちゃんにとっては苦痛ではない。”夏色キセキ”で見たやーつ!(一部のオタクは、魂が下田にとらわれているので注意しよう)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
眠り姫なでしこをイジって楽しむ、犬姉妹のチャーミングな悪辣に思わず笑顔。法規制したほうが良くない?
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リンちゃんが先生に『運転ご苦労さま』と言えるのは、自分自身ツーリングをしてその大変さが解っているから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
同じ子供に見えても、経験や個性にはグラデーションがあって、見える視界や果たす行いはそれぞれ違う。でもそれは、優しさで緩やかにまとまっていく。
ここの描写は、静かにいい感じで好き。
今回は凄く新しいものを描く…というより、今まで積み重ねたゆるキャンらしさ、色んな描写へのアンサーがギュッと詰まった回だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
しみじみと、彼女たちの歩みが何処を辿って何処にたどり着くか、見守るようなエピソード。
あと2回、その先にある未知を積んでいく下準備でもあろう。
キンメバーガーをワイワイと食べて、拳を突き上げレッツゴー。鳥羽先生、ナイフとフォークで食してらしゃるけども、もしかして相当にご実家が太い…?
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社内の賑やかな『おー!』と、窓越し確かに付き上がるしまリン『おー』の呼応が、優しくていい。
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地元食材を生かした、ぜいたくキャンプめしへの期待を膨らませつつ、回収される伏線。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
何故大垣部長は、グビ姉に禁酒を命じたのか。
その謎が今解き明かされる…つーか、斉藤のリークでバレバレであったし、鳥羽先生は人格者だから普通に頼めば買ってくれる。
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斉藤が”言う役”だってのは、リンちゃん秘密の見守りリークで既に描写されており、ここでのエビ計画漏洩はその再演でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
”らしい”行動を繰り返すことでキャラは立つし、視聴者の心に刻みつけた”らしさ”を上手く回収・補強する描写でもある。
これは作品の端っこまで、楽しんで見て心に留めてくれると視聴者を信じた書き方だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
同時に、そういうモノを自分たちが作れてると信じていればこそ、”らしさ”は幾度も繰り返される。
クドくなく、チャーミングな喉越しで咀嚼できる描画力と計画性は、やっぱこのアニメの強み。
そして旅は計画通りにいかないものでもあって、大間々では教え子を救ったグビ姉の経験値が、確認不足のピンチを招く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
あの氷点下を体験した連中が、亜音速で焦り始めるのがかなり面白かった。面構えが違う…学習してるねッ!
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そういう状況でも楽しみは捨てないし、縁と知恵をフル活用して窮地を脱してもいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
今回は先生も野クルの一員として、フラットな距離感で進んでいく旅だ。
まぁアルコール入れた瞬間、大人の威厳とか責務とか全部溶けちゃうわけだしな! 行こう、アルコール外来ッ!!
ここで知恵者リンちゃんが、より良い旅プランをその場で錬成。ソロキャンツーリングの経験は、こういう形でも生きる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
エビ計画に小犬も巻き込み、旅は生き物のように弾みながら進んでいく。
細かく可愛いスナップをいれて、旅感強くしてんの良いね。
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かくしてたどり着いた運命の場所、細野高原。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
まーた大垣部長が調子こいて死ぬなか、皆はまったりと景色を楽しむ。
ほぼ水平に舞う吹き流しを挟むことで、風の強さ、大垣を待ち構える運命を理解らせるのは、詩情があって良い演出。南無…。
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『桜さんに鍛え上げられたフィジカルに、年末年始の付け焼き刃程度で勝てるわけがねーんだよな!』という納得含め、やっぱ今回は今まで描いたものが豊かに花を開かせる、答え合わせみたいな回だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
こういうのはエピローグでやるのが定石かと思うが、キャンプの前に置いてきたね…。
色んな場所に宝石のように、このアニメを見てきた記憶と面白さが埋め込まれていて、凄く良いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
彼女たちが出会って、一緒にキャンプに行って、あるいは経験したことのない面白さに挑んで。
そういうのを隣で見させてもらった視聴者の、勝手な感慨が豊かに弾む。
冬が終わり、このアニメも終わります。(それが”一旦”であることを強く望みますが)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
そこに至るまでゆったりと、豊かな出会いと変化、変わらない輝きが沢山生まれる旅をどう描いてきたのか。
それを確認するようなエピソードでもありました。
息吹を込めて、そこにまるで実在するように。
でも夢を忘れず、アクシデントも笑って受け流せる感じで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月11日
そういう話を、ずっと見せてもらってきたんだなぁ、と思える回でした。
最終回の感想みたいになってますが、まだ数話あります。ここで”答え合わせ”した先の景色は、多分新しくて面白いでしょう。
それも、この作品の魅力。次回も楽しみ。