イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

は楽になる草とかく。一ヶ月ぶりに摂取した頭に効くドラッグはそれはもう目が覚めるような効き目で、非常に楽。逆に言えば頭のハチガネを薬で抑えてることを実感した薬無しの一ヶ月だった。もう体験はしたくない。がぶがぶ薬のむね。

病院と学校

雨振る中行って来ました。靴ずれ出来てイタイイタイ。げっそり。

デス種

FLETSは偉大。テレビデオ大破壊でもデス種見れ〜る。というわけで土曜のというか日曜のお楽しみになりつつあるデス種。足付組が帰るととたんに安定感を取り戻すのは面白い現象だなぁ、とか思いながら見た。緩急のバランスが悪いアニメだなぁしかし。ま…

ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス

上遠野浩平、電撃文庫。二年ぶりのブギープップ正伝、なのだが正直文章の荒さが目立った。此処まで荒いのは「殺龍事件」以来かな? 話自体は懐かしい要素と新しい要素を混交させた面白いものなんだが、色々食い足りない、というのが正直なところ。ううむ。

クロサギ 5

黒丸、小学館。あいも変わらず面白い詐欺師漫画。今回は大きな話=大きな詐欺があって面白かった。コネタの切れもいいんだが、長尺を使ってまわす大ネタもいい塩梅だと痛感。やはりこの漫画は面白い。

時計仕掛けのヨーロッパ

オットー・マイヤー、平凡社。近代期に於けるヨーロッパでの機械技術の受容と、さまざまな思想概念にそれらが及ぼした影響を考察した本。最初は大量の引用に押し流されそうになったが、骨太な筆者の主張を掴んでからはぐいぐいと読めた。「時計」と「天秤」…

職人たちの西洋建築

初田亨、講談社選書メチ。江戸終期から大正初期にかけての職人たちによる西洋建築の受容と発展について述べた本。図版がとにかく豊富で、ぱらぱらと見ているだけで楽しくなる。本文も資料にしっかりと目を通した上で技術史・近代史に関するしっかりとした視…

04/07

「やめろよう」 ほう。 「ぼうでつつくのをやめろう」 いやだね。 「やめろよう」 いやだ。 つつく。 「うおぉぉ」 泣いても駄目だ。 「えふえ」 えい。 「やめろお」

空手小公子 小日向海流 19

馬場康誌、講談社。地道に進むインフレ無しの空手漫画ももうそろそろ20の大台。ようやく張った伏線が効をせいし、ケンタローがかっこいい巻がやってきました。うむ。満・足。こっちは次が気になる漫画。するりと楽しめるのは上手さの賜物だと思う。

バカ兄弟 4

安達哲、講談社。地道なこの漫画も四巻。あいも変わらずの空気の作り方で、浸るととにかく気持ちがいい。やっぱり好きだなぁこの漫画。じわじわと楽しむ漫画なので性急に次が読みたいという面白さとも違うが、いい漫画だ。

ダーウィンを読むフロイト

ルーシール・B・リトヴォ、青土社。ギナジウムから大学卒業という、フロイトの学問智形成の時代におけるダーウィンの影響を探った本。ある意味偏執狂的なまでの文献調査により、内容は非常に濃厚である。大量の文献を裁いているわりに読みやすいのは、作者の…

イスラエル現代史

ウリ・ラーナン、明石書店。20世紀のイスラエルの歴史をイスラエルサイドからつづったもの。流石に執筆サイドががっちりとイスラエルで固められているため、とにかくイスラエルに寄った記述が多い。覚悟はしていたがここまでぎっしりと政治的な歴史記述だ…

ヴァイマル共和国

リタ・タルマン、白水社文庫クセジュ。ヴァイマル共和国の発展から終焉までをさまざまな角度から追いかけた小冊子。政治、経済、芸術などなどさまざまな分野に幅広く言及しながらも、非常にバランスよく、過不足のない筆運びが心地好い。横に大きく膨らみな…

燃えよ剣

司馬遼太郎、新潮文庫。電車の手慰みに再読したが、やっぱり面白い。司馬はあまり好きじゃない(時代物で一番好きなのは池波)わけだが、燃えよ剣は別格に面白いなぁ。うむ。

THE 無駄足

今日は午前中は頭を抱え、午後はそーいうのから逃げるように横浜に足を延ばしました。もちろん目当てはフロントライン。店員さんいわく「入ってません。中旬には入ると思いますよ」おおっと。ションボリしながら帰ったとさ。ジニアさんは入手できていたよう…

久々に

迷宮キングダムを遊びました。ネリマク辺境領宮廷による迷宮クロニクルキャンペーンセッションです。詳しいレポは帝制猫共同体のページを弄るとして、とりあえず何より面白かったです。一本目は色々ダダ漏れになった適当な妄言が、そして二本目は(時間が巻…

漂流の思想

ジャン=フランソワ・リオタール著、国文社。偉大なるマルクス=フロイト主義者であるリオタールのさまざまな断片、書編をまとめた本。リオタールの粘り越しの姿勢と誠実な視点は評価するが、正直1968年という時代に同期を取りすぎていて、2005年の…

種デス

フレッツで見ましたよ。前回ほど「あー」という話ではもちろんなく。全般的に満足なんだが、そろそろ軋みだしてる感じ。旧作班とデスティニー班の説得力の出し方の違いというか、力点の置き場所の違いというか。完全に乖離してしまっている感じ。キラの言っ…

読書の歴史

アルベルト・マングェル、柏書房。あるいは読者の歴史、と銘打たれたこの本はまさに博覧強記の本である。ホメロスから紫式部まで、ストラボンからボルヘスまで、そして書痴から「未来を読む」ものとしての預言者まで。古今東西さまざまな「読むもの、読まれ…

専門知と公共性

藤垣裕子、東京大学出版会。科学技術社会論−専門地の所持者としての科学者が、いかにして公共性=社会性とコミットしていくか、という論−についての本。専門知の構造を細緻に分析してから、具体的なコミットのしかたに移る論の動かし方は基本的だがやはり効…

エマ 5

森薫、エンターブレイン。ヴィクトリア朝メイド絵巻もはや五巻。あいも変わらず作者の愛情がじんわりとそして激しく伝わってくるいい漫画。今回は話が大きくなるわ、結末の灯りがちょこっとだけ見えたりするわで、いい方向にぐいぐいと引っ張られた。若い頃…

マリア様がみてる 妹オーディション

今野緒雪、コバルト文庫。マリみて最新刊を書店員が平積みするタイミングで略奪してみました。そして一気に読む。うむ。やはり面白い。いい方向に予想を裏切られ、あと個人的に気になっていたいくつかが一気に解決し。大きく話が動いた今回だけど、今までの…

時間と空間で読む近代の物語

吉原直樹、有斐閣。近代が規範としてきた定規や時計ではかれる空間/時間をさまざまな事象から批判的に見返し、近代を乗り越えてある現在における社会のあり方を考える本。オムニバスなのだが視座はしっかりと固定され、資料の採取も多彩かつ適切である。後…