脳内妹
「おめでとうございます」 挨拶か。 偉いな。 「とうぜんなのです」 そうか。 「あたまをなでるなよう」
「みかんを食べます」 報告しなくていいから。 「うすかわも食べます」 そうか。 えらいな。 「えらい」 えらいえらい 「うおー」 いて
このもふもふした毛はなんだコノヤロウ。 「やめろー」 暖かそうだな。 触ってやろう。 「やめろよー」 もふもふしやがって。 「うおー」 いいなぁ。お前は厚着だなぁ。 「うおー」 ふふふ。
ケーキをやろう 「うまうま」 もう食っていやがる。 まぁ24日過ぎの半額割れだが味は変わらんのでいいだろう。 「うまい」 口を拭きなさい
「ふきそくな生活」 脳内妹め。 説教か。 「体をいたわれ」 お前は優しいなぁ。
む。 亀のように丸まり毛布をかぶる脳内妹を発見。 「ぱーふぇくと・でぃふぇんす!」 寒いらしい。 わき腹をつついてみよう。うおら。 「暴力にはまけませんよ!」 はっはっはー(のしかかり) 「やめろー」 はっはー。
「うおおお」 いて。 「うそつきめ!」 いや、感電しないからね電池では。 君が勝手に信じただけだから。 「うむう」 まぁこの「ざるチーズケーキ」を食べなさい。 美味しいぞ。 「もぐもぐ」 ふう。 「うまい」 そうか
「おお」 電池に怯える生き物を発見。 どうした。 「電気がからだにたまります」 持つと? 「うん」 君に? 「うん」 はっはそんなわけうぼぁ。 「うわあ」 気をつけなさい…。 だが電池を持っていきなさい…。 「おう」 ふふふ倒れ伏したまま観察してみよう。…
「めうめう」 これは寝言なのか? 「めうあー」 んー。 布団をかけてやろう。 「めうめう」 うむ。
「ケーキくれ」 もうクリスマス気取りか。 「プレゼントもください」 あげません。 「うおー」 文句言われてもなぁ。
「おお」 ストーブの前に居座る生き物め。 どきなさい。 「おおおお」 どかない気か。 「あたたかい」 何言ってんだコノヤロウ。 ストーブが暖かいのは当たり前だ。 ていうか俺にも当てさせろ。 「おお」 うむ。
「もっさもっさもっさ」 移動するたびにもさもさ音。 服着すぎだっつーの。 「もっさー」 しかもお気に入りのご様子。 「もんくがあるのか!」 ねぇよ。
「ホッケーをするよ」 なんだこいつは しかもアイスホッケーだ。 防具満載。 「するよ」 しないから。 「しますよ」 しません。 「うおおお」 泣かれてもなぁ