イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

読書

帝一の國 3

古屋兎丸、集英社。野望の学園成り上がり漫画、三巻目。今回は会長選挙指名戦ということで、ほぼ一巻丸々草壁先輩を陥れるべく、帝一を始めとするおポンチ軍団がドタバタドタバタ、陰謀を張り巡らせる巻でした。表紙の段階からかなりギャグに振ってるな、と…

グラゼニ 5

森高夕次×アダチケイジ、講談社。グランドには銭が埋まっとる野球漫画、順調に五巻目。結局凡田の所属するスパイダースは、CSで競り負けて日本シリーズには進めませんでした。ある意味彼らしい展開の結果、ラジオでへなへなな受け答えをしたり、脇役にスポッ…

おおきく振りかぶって 19

ひぐちアサ、講談社。ブッチギリ青春野球漫画、19巻目。20巻目前にして、ようやく夏が終わった感じのある巻でした。榛名がズッタボロのボロッカスに打ち崩されて武蔵野第一がコールド負けし、榛名と阿部くんの因縁が解消され、合宿がつつがなく進行してメン…

はやて×ブレード 16

林家志弦、集英社。林家先生の乙女チャンバラ、16巻目。リスタート後の実質新一巻目という感じで、旧来のキャラ(今回なら桃と犬)をピックアップしつつ、黒組という新しい設定を基軸に巻き直す、という展開。波が二つあると潮目ができるわけで、少なくとも…

百合男子 2

倉田嘘、一迅社。百合姫の核弾頭、二巻目。百合業界に衝撃が走った一巻刊行から大体一年くらい、あの過剰な本気の男が帰ってきた。あいも変わらず全速力の空回りで、悩み倒す花寺くんの姿は腹痛いが、二巻になってキャラが増え、もしくは既存のキャラを掘り…

KING GOLF 16

佐々木健×谷将貴。サンデーレーベルのゴルフ漫画、キャディー編も山場の十六巻です。前回蒼甫が落ちて立ち直り、よし逆襲開始、と思ったらすごい勢いでヒロインをマインド・ゲームの地獄に突き落とし、マンガとしての上げ下げの巧さを見せつける展開。「こっ…

ブラック★ロックシューター イノセントソウル 3

huke×鈴木小波、角川書店。ロックとロンの地獄旅行、最終巻でございます。中ボスデッドさんと、ラスボスのゴミクズことラムさんのバトルをきっちり決め、コンパクトながら過不足のない良作として終了しました。ロックちゃんの因縁は二巻までで消化していたの…

AKB49 8

宮島礼史×元麻布ファクトリー、講談社。アイドルスポ根物語の八巻目。兎にも角にもあざとさ核弾頭とこ岡部のあざといツンデレ萌えムーブが延々炸裂し続ける巻で、ミクコスはするは、なんか超王道のラブコメはやるは、やりたい放題です。序盤福本漫画の悪役み…

乙嫁語り 4

森薫、エンターブレイン。十九世紀くらいのトルキスタン風土記、四巻目。読者にとっての"目"であるスミスの移動に合わせて、中央アジアの風俗を、「嫁」をキーワードに追いかけていく漫画なんだなと、四巻にしてようやく得心。今回はアラル海周辺、今のウズ…

鉄風 5

太田モアレ、講談社。ジョシカク残酷物語、久々の新刊。グッドアフターヌーンなんでしょうがないんですが、隔月は流石に間が開きすぎるなぁ。難しいかもしれんですが、月間に移ってくれると非常に嬉しい。さておき、今回は新人トーナメントがついに始まりま…

銀の匙 3

荒川弘、小学館。鉄砲も異能力も出てこない、地道な熱血酪農漫画の三巻目。牛先生のオリジンたる北海道を舞台に、青春を動物を食い物にする行為に費やすガイやレディたちのお話であります。連載が軌道に乗ったのか、はたまた予定通りか、八軒兄が登場して話…

僕はビートルズ 9.10

かわぐちかいじ×藤井哲也、講談社。ビートルズのコピーバンドがタイムスリップして、ビートルズが好きすぎるゆえにビートルズになろうとする漫画の最終巻。一気に二巻出て非常にビックリしました。ロンドン襲撃からエプスタンとの邂逅、マキさんへの真相バレ…

グラゼニ 4

森高夕次&アダチケイジ、講談社。銭と野球とプロフェッショナルにまつわる漫画、四巻目。今回は一巻まるまる「樹編」というべき、コンパクトに纏まった良作でした。毎度おなじみ、冷静かつ冷徹に割り切る主人公凡田と、感情と甘さで野球をやる二軍出身叩き…

オールラウンダー廻 8

遠藤浩輝、講談社。修斗に青春をかける男女の群像劇八巻目。今回は柔術編の後半と、大阪編の前半という感じの収録内容。柔術編の方は桃子がサクッと勝ってサクっと負けた。ここで桃子が優勝してしまうと、もうやること無いのでしっかり負けさせるのは手堅い…

3月のライオン 7

羽海野チカ、白泉社。青春将棋漫画の七巻目。とは言うものの今回のメインはそう、読者の胃を延々シクシクさせたヒナちゃんのイジメ問題ついに決着、であります。感情の盛り上がりとまとめの綺麗さ、両方を兼ね備えたいい展開だったと思います。個人的にはお…

AKB49 7

宮島礼志&元麻布ファクトリー、講談社。友情努力勝利の芸能スポ根漫画七巻目。第二部であるところのGEKOKU嬢編、序盤と言う感じの展開。ユニットの三人と言うよりも、研究生仲間の水野とか、レコード会社とか、マネジの残念イケメンとか、アイドルの周辺を…

あまんちゅ! 4

天野こずえ、マッグガーデン。伊豆を舞台に女の子がダイビングとかで青春する漫画の四巻目。前巻から約一年半と、かなりスパンが開きましたが、どーやら天野先生お母さんになられたようで。それでも単行本が出るあたり、天野こずえだなと感心したりした。流…

百姓貴族 2

荒川弘、新書館。牛先生の酪農エッセイ漫画の二巻目。サンデーらしからぬサンデー漫画、「銀の匙」でもバリバリ言わせてる弘先生、ストーリーを展開させる必要のない気楽さからか、銀匙よりもバラエティ重視というか、ゆるーく展開している。その肩の力の抜…

森薫拾遺集

森薫、エンターブレイン。メ神こと森先生が描いた絵とか、漫画とかを拾い集めた短編集。フェローズの短編から店頭ポップまで、約200ページ何処を切っても森薫という感じの、フェティッシュなアイテムです。中身の方も、取り合えず尻が描きたいんだなぁ、とい…

JESUS 砂塵航路 11

七月鏡一&藤原芳秀、小学館。クロスオーバーが加速してリアル系超人博覧会の様相を呈している漫画の十一巻目。学校に舞台が戻り、学生チームにアナと遥が本格参戦。小此木はさらに小さくなっていた。出るたび縮むなこの子。ガールズチームはサツバツとした状…

僕はビートルズ 8

かわぐちかいじ×藤井哲夫、講談社。気合の入ったビートルズマニアが、ガンガン世界を変えていくタイムスリップ漫画の八巻目。ベストアルバムを完成させ、ベストコンサートも見事完遂。想定してた頂上を、あっという間に超えてしまった。 コンサートに関して…

へうげもの 14

山田芳裕、講談社。数寄で戦国を切り取る漫画の十四巻目。関ヶ原前夜ということで、歴史の潮目に揉まれる群像劇の様相を呈してきました。色々やるけど上手くいかない石田、今回は狂犬になってもいい忠興、古式茶道やってると格闘戦が強くなることを利休に続…

KING GOLF 14-15

佐々木健×谷将貴、小学館。二巻まとめて刊行な、(元)サンデーのゴルフ漫画。ずーっと上げ調子で伸び代が薄くなってきた主人公を一旦後ろに回し、二巻まとめてキャディー編です。このままインフレしていくのかな、と危惧してたらゴルフというスポーツをジワ…

AKB49 6

宮島礼史×元麻布ファクトリー、講談社。今、マガジンで一番オーソドックスなスポコン漫画の六巻目。一万円公演満員! 涙の第一部完!! した前巻から、ぶっちゃけ存在感薄くて、なんで居るのか分かんなかった吉永の補強をして、第二部・研究生ユニット編開始…

ブラック★ロックシューター イノセントソウル 2

huke×鈴木小波、角川書店。ロックとデッドの地獄旅行二巻目。基本的なラインはあんま一巻と変わらず、オモシロ愉快なヨドミのドミニオンを、ロックさんの真心で浄化する正統派魔法少女モノ、だと僕は思った。「記憶を取り戻す」という目的が明確になって、漫…

グラゼニ 3

森高夕次&アダチケイジ、講談社。ちょと変わった角度からプロ野球を切り取る漫画、順調に三巻目。週刊に移ってからエンジンが更に掛かったようで、バラエティ豊か、かつじわりと面白い話が沢山乗っている。どの話も野球に関する深い造詣と、愛情が感じられ…

とある科学の超電磁砲 7

冬川基&鎌池和馬、アスキー・メディアワークス。禁書スピンオフというには存在感の大きい漫画、七巻目。取り合えずVS一通が一段落して、食蜂さんが出てきたり、光子が漫画に登場したり、佐天さんと初春がキャフフしたり、超能力大運動会がはじまったりと、…

GUNSLINGER GIRL 14

相田裕、アスキー・メディアワークス。女の子とオッサンが地獄に向かってまっしぐらな話の十四巻目。ラストいっこ前、なのでしょうか。麦の穂を狩るかのようにみんな死んでいっており、想定していたとはいえゲッソリです。特に心中したオッサン二人、どうに…

星川銀座四丁目 2

玄鉄絢、芳文社。戸塚の東側あたりで展開される、ダメな女性とダメな女児の恋愛模様漫画の二巻目。今回は先生と乙女のエピソードゼロと、アホな乙女が家出する話の二本立て。家事や感情処理能力の高さでごまかされがちな乙女のダメ加減が出てて、個人的には…

しまいずむ 2

吉富昭仁、芳文社。つぼみにドンと横たわる大御所漫画その一の続刊。一応百合雑誌に載ってる漫画のはずなんですが、延々と頭の弱い中学生が写真をペロペロしたり、鼻息荒く興奮したり、年上の乳を一生分揉んだりする漫画に。いい加減GLでカテゴライズするこ…