イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

スモールワールド・ネットワーク

社会ネットワークシステムに関するダンカン・ワッツの本。阪急コミュニケーションズ出版。近年発展目覚しいネットワーク(ポイントとポイントを経路で結び、それが複雑化したもの)が数学的・社会的現象の中でいかに応用され、適応され、会席されるかを書いた本。まだ若い社会ネットワークシステム論という分野のさまざまな実際例をしっかりとした分析を絡めて紹介し、読みやすい文体と相まって専門的な内容なのだがわかりやすかった。全体性の親和が崩れたい乗ネットワークシステム論の研究は今後重要な課題になっていくだろうし、その取っ掛かりとしては(やや敷居が高いが)とても良い本。面白かったし、勉強になりました。