イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ブギーポップシリーズ

種デスの最終話を見たあとこみあげてきたなんだか自分ではどうしようもないものをどうにかしようと思って、思わず「笑わない」から「ロストメビウス」まで一気読み。二度目ぐらいかしらん。ともあれ、「ロストメビウス」に「足らないなぁ」「不満だなぁ」と感じていたのは、青臭く価値のないものとされている何かとてもプレシャスなものにしがみついて惨めにしかし前を向いて傷つき時に倒れていく人の姿だったんじゃないかなぁ。結局、上遠野浩平の作家としての「味」は、やはりそういう柔らかい部分を大切にすること、にあるのではないかなぁと再読してみて思ったりした。