イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

絶対可憐チルドレン 1−3

椎名高志小学館。つうわけで、ムテカンを買ったらなぜか袋に入ってました。衝動買いって怖いネ! それはともあれ、熱く強く激しく読みました。いや、椎名先生はやっぱり漫画が上手い。今回は三年練り上げ、読みきり→短期→正式連載と階段踏んで組み上げたせいか、とみに感じます。
世界設定の巧みさ。能力モノではあるがバトルモノではないが故の、頭使う気持ちのよさ。エスパーと普通の人の乖離という軸。各キャラクターの立て方。いつでもユーモアと椎名型高圧力ギャグを忘れない姿勢。とにもかくにも巧い。
特にチルドレンズと皆本のキャラクターの作り方の気持ちよさは特筆に価すべきだと思います。みんな気持ちのいいやつだ! 特に皆本は、チルドレンズに体張る姿勢が自然と共感を呼び、作品に入り込ませてくれる素晴らしい主人公です。
三巻で兵部が出てきて、ぎっちりコアな話が進みそうな予感。暴発系ギャグでそらされそうになりますが、世界観もキャラクターも「エスパーという異能と、それに対峙する世界」という軸でキッチリ固められているので、ハードな内容にいってくれるの大歓迎。あ、あと。チルドレンはみんな可愛いね。重要なポイントだ!
ともあれ、さすがベテラン、と唸らされながらも、今までの椎名高志の漫画で一番面白い。四巻今月に出るし、ガッと行きますよ。ガッと。