えすのサカエ、角川書店。えすの先生の全殺しバトルロイヤル能力者漫画二巻ですよ。いや面白い。本当に面白い。能力バトルものとして頭一つ抜けた面白さが一つ、由乃を筆頭にする全力奪取でゴーマッドなキャラクターで一つ、通常ルートを全力で迂回して曲がる展開で一つ、と色んなところでポイントを稼いでくる漫画ですね。
キに刃物といいますか、ヤバキチに超能力といいますか、携帯日記をベースにいろいろと変化球が投げられる能力と、登場キャラの味の濃さがいい塩梅にあいまって温度が高くなっています。ほのかにいやらしいところもとても好きですよ。まぁそんなところは踏み潰すキ力なのですが。由乃のアックスマスタリーっぷりとか、12ｔｈの隠す気もないデッドリーブリとかに目が行きますが、ひそかにＰ５９〜Ｐ６０の「飛び石の代わりに蛙を投げてそれが鯉に食われる」シーンは狂気度が高いとか思いました。とにもかくにも面白い。あと由乃は発情しすぎなので、顔を赤らめていても具合悪いとは解りませんでした。
