ひぐちアサ、講談社。ようやっと出たおお振り７巻目。一巻一話という超変則の力業であります。相も変わらず野球していて面白い。手の内がわかった上での読みあい、セオリーとバクチ、高校生ゆえのメンタルの弱さとそこの克服、雨というランダム要素が引き起こすアクシデント。高校野球漫画としての揺らし方が非常に良い。
その上でメンタルの弱さと克服、つうポイントが物語の根っこに直撃で本当に面白い。三橋と安倍のやり取り、このタイミングで起爆剤になった三星との絆、天才田島始めての苦境に栄口先生のナイスフォロー。キャラクターそれぞれの個性がいい感じに混ざり合う人間模様。素晴らしく面白い。
野球の面白さと人間ドラマの面白さがバッチリかみ合い、やっぱりこの漫画面白いなぁと唸るしだいでありますよ。お馴染みのおまけ漫画もマネジの縁の下の力持ちぶりのクローズアップであり、マネジ大好きな僕としては非常に満足。次いつ出るか解らんけど、やっぱこの漫画面白いわ。
