イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

はやて×ブレード 6

林家志弦メディアワークス。みんな大好きおねえチャンバラ漫画の六巻目ですよ。学園祭、つうわけで今まで出てきたメンバー総ぞろいな豪勢な造り。しかもほぼ全メンバーのメイド服デザイン書き起こし。豪勢です。あやなが髪をアップにしたりと、服以外にもビジュアル面は大幅強化。とりあえず底がゴッドグッドであります。
話のほうは前半林家節全開のアホキャッキャ。女の子たちのキャッキャぶりが非常に愛おしく、かついやらしさがないのは流石林家先生だなぁ、と思いました。これだけキャラが多いわけですが、しっかり立っている上に群像劇らしくエピソードも使ってきたわけで、その造形はがっつり脳髄に焼きこまれているわけです。非常によろしい。とりあえずみずちのあやなへの矢印飛ばしぶりは異常。
んでもって後半はゆかり&槙先輩のガチなチャンバラ。適役の氷炎コンビの邪悪さと、それを上回る槙先輩の化けっぷりが非常にグッドです。うそつきながらも心地よいチャンバラブリもソーナイス。特に槙先輩はいつ世界を革命しちゃうか心配になるほどの輝きっぷり。普通の漫画だと、ここまで光るとフェードアウト確定っぽい流れなわけですが、この漫画の根っこは群像劇なので槙先輩もガンガン今後前に出てきて欲しい所存であります。
女の子がキャッキャしつつ青春してちゃんばらして体張ったコメディーもやる、つう欲張りな漫画ですが、どの部分も手を抜いていない丁寧な漫画です。なかなか出来ることじゃないと思うわけですが、そこらへんをさらっとやってるのがこの漫画の凄いところだなと。ここまで横に広げると、コメディー部分がガチな部分を侵食したり、ガチ過ぎてコメディーに色がなくなったりするものですが。そこらへんは、キャラが生き生きしているからどっちをやっても薄っぺらくならない、ってことなのでしょう。つまりは面白いと言うことなのですが。