イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

unscripted小話その8

また間が開きました。ソエジマさんのところでやっているPBeM、「unscripted」の小話ですよ。
劇破第四試合、マックス・ノーマンVSMr1080°についてのコラムになります。丁度中間点折り返し、構図としても若者とベテランの激突、という形になりました。結果としてはノーマンが大金星。ノーマンはミドル級において非常に数少ない『新人』なので、ここで勝ておくのは今後の動きにもつながる勝ちだと思います。
試合のデータ的には、後一発ローが入ったらドクターストップで1080°の勝ち、という試合。それを稼ぐために1080°は見切りと高めの突放しで組み技を拒否する展開だったんですが、ノーマンの戦術に後退が含まれていたため、要所要所で受けに成功し、ダメージをちまちま削って自分の土俵に引っ張りこめるところまで粘りました。
現状のunscriptedだと、打撃を頭部に当ててKOするより、末端ダメージを積み上げてドクターストップを誘発するほうが勝ちは拾えます。フェイントに時間を取られず、防御が下がりがちなローを連打する1080°の戦術には見るべき物があります。同時にそれを切り落としたノーマンの防御戦術も参考にするところが多々なので、データにアンテナ伸ばしている人は色々見るべきところのある試合でしょう。
試合のテーマとしては「新人とベテラン」と「天才同士」つう二本立て。スポーツ世界で天才という存在がどうなるか、というのを一つの軸に話を書いて見ました。原案ではリングの上の二人の視点しか記述がなかったんですが、それを理解できない人間や、理解しても別の場所に立つ人、理解できるけど底とは違う場所に立つ天才、など色んな視座を用意。そのおかげでちょっと筆が迷った感じもありますが。
今後はまぁストレートに展開すればいいんでしょうかね。ノーマンは大金星を踏み板にトップ戦線に。1080°はベテランとして自分の引き時を睨んで。二人ともキャラが立っているし、方向性もはっきりしているので下手に悩まないほうがいいと思います。素直にはっきりと、つう感じで一つ。