イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

新感覚癒し系魔法少女 ベホイミちゃん 1

氷川へきる、スクエアエニックス。へっきー先生が「まろまゆ」に続いてお送りする桃月スピンオフ作品の一巻目。連載はスピンオフ元と同じだから安心だよ! とは言えませんが、まぁ安定感があるのは確か。
空気としてはまぁいつもの氷川ワールドというか、ゆるくてだるーいいい塩梅の漫画なのですが。魔法少女と見せかけてヒーローであり男前であるところのベホイミが主人公なので、ベッキー主役のぱにぽによりも締まるべきところでガッと締まります。ベッキー、抜けるタイミングでホントに抜けるんだもん。それに比べて、ヒロインとの第一接触はきっちり存在抹消の危機を救い、戦闘の危機でもキッチリ空から現れ、戦う理由も見えているベホはいい主役。
といいつつもドクロ仮面なんですけどね。妙にいいデザインでかっこいいところが、ベホの置かれた状況やキャラクターと、いいギャップを生み出して、くすりくすりわははははと笑わされる要因になっています。その笑いの後にガッツリシリアスで攻めてきて、その局面でドクロ仮面のデザインが生きてくるから面白い。緩急の幅がぱにぽにより広い感じで、何というかこう「漫画っぽい」漫画になってるなと。
へっきー先生の話は「漫画っぽくないところ」が魅力かなとも思っていたんですが、物語の盛り上がり盛り下がり、キャラクターの掘り込み他漫画の化粧をしっかりしても自分の味を失わず、キッチリ独特に仕上げていて非常によかったですね。ベホイミはカッコイイし、メディアは相も変わらずひどい百合星人メディアサンだし。ベホメディは常にジャスティス。
あと久々に小学校組が出てきていて楽しかった。相変わらず望はヒドイな。