イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

少女ファイト 3

日本橋ヨヲコ講談社ポンバシ先生の絞れば蒼汁が大量生産できるぐらいに青臭いバレーと青春の合わせ技漫画、ノリに乗って三巻目。今回は男前こと厚子とその相方ナオのエピソードを中心に、あからさまな爆弾キャラであるところの隆子が投入されました。ポンバシ先生の漫画なので皆心にウーンデッドライオンを刻んでいるわけですが、それをずきずきと掘り返してくるキャラですね隆子。怖い怖い。
んでまぁ。バレー漫画なのでバレーするわけですが、今回のポンバシ漫画は「題材が青春を描くための手段」になっておらず、しっかり面白バレーの試合を組み立てているわけですよ。今回のベットバレーも、お嬢とゆかいな仲間たち舞台がドンだけ強いかがよく見え、スポーツ漫画としてもジャンプする土台がしっかり出来てきたな、と感じました。ココの強さが、少女ファイトが今までのポンバシ漫画に比べて三枚ほど漫画力高い理由だと思います。
そして青春。ココロに渦を巻くドロンドロンしたものを時にぶつけ時にぶつけられず、うずうずもやもやする時代をポンバシ漫画とその読者は心から足しており、読んでニヤニヤしながら「いやポンバシ漫画は本当に恥ずかしいな」とか呟くのが至高の一瞬なわけですよ。今回はミチル君が青春怪童まっしぐらであり、ココでまさかのオダギリルート開拓ですよ。
僕はオダギリがダイスッキなのですが、彼女の清廉というかなんつーか、曲がらない強さとミチル君のいいやつなんだが弱腰加減が非常に相まっておいり、よしミチル君ならオダギリとの交際を認めちゃおっかな、などと思わず呟いて読了しました。あと千石先輩はさすが全国区バレー部のトップだけあって、引く瞬間と突っ込む瞬間の見切りが凄いな、と思いました。あの瞬間お姫様抱っこで帰ってしまうのは超グッドですよ。
ともあれやはり漫画力が高く、この作者にしかかけないものもあって非常に面白い。今後は部活動も本格始動しそうでなかなか枠枠です。いい漫画だ。